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もしかして→光学迷彩アーマー

概要

ステルス迷彩とも言われ、視覚的に対象物を周りからは透明のようにして見えなくする。英語では"optical camouflage"や"active camouflage"と表現されており、「光学迷彩」という語自体は漫画攻殻機動隊」の作中でこの名が登場し広まった。

しょ~さ光学迷彩も塗って見た

マントやカバー状のものを被せるか、装甲や衣服の表面に透明化装置を直接埋め込む方法がポピュラー。また、原理としては以下のものが一般的。

  • 周囲の光景と同じ映像や柄を映し出して溶け込むカメレオンタイプ
  • 何らかの方法で光の屈折を制御し擬似的に透過させるタイプ
  • 科学技術以外に由来するタイプ

フィクション作品では光学的な変化を及ぼすのではなく、人間の知覚能力に作用して認識されないようにする技術や能力なども登場するが、そのようなタイプは光学迷彩とは呼ばない。


SFに登場する未来技術のイメージが強いが、近年は実用化に向けて研究が進んでいる。主に軍事目的で開発が進められ、兵士兵器を透明化しようという試みがなされている。


創作上における弱点

人間は外部から得る情報の多くを視覚に頼っているため、透明化の利点は非常に大きい。そのため、創作上ではどこかに決定的弱点を作らないと話が進まない。寧ろ弱点を作ることによって、その攻防によるカタルシスが生まれる。


  • 質量、熱、音、臭気を誤魔化すことは出来ないため痕跡が残ってしまう
  • 動力として電力を使用している設定が多く、その場合電気回路のショートを引き起こす多量の水分(水中や雨天、人為的な放水)によって機能不全に陥る
  • 大量のエネルギーを消費するため使用条件が限られる

などがよくある弱点といえる。


前者は足跡足音で簡単にばれてしまう透明マントなどが有名な例で、他にも塗料や水の付着、粉塵や煙の揺らぎで居場所が割れたり、影が処理しきれずばれたり、特定の波長の光はごまかせず、それに対応したセンサーで丸見えになったりすることもある。

その一方でそれらの欠点を解決した新型が登場する事もある。


後者は光学迷彩展開中に装甲強度が落ちるブリッツガンダムが代表例として挙げられる。他の例として、武装を使う際には迷彩を解除する必要がある外部電源が破壊されると迷彩を維持できなくなる、といったものがある。


現実的な弱点

現実で最も実用化の困難な部分が、何故かフィクションでは弱点として描かれる事が少ない。

  • 見られる角度ごとに全く異なる表示が必要。
  • 表示性能と装甲性能の両立。

関連タグ

SF / 透明人間 / オーバーテクノロジー / 超兵器 / ステルス迷彩


天狗の隠れ蓑:日本の昔話。身につける事で周囲の者から見えなくなる蓑を天狗からだまし取った少年が悪戯を続けた末に報いを受ける説話。攻殻機動隊作者の着想の元だと思われる。こちらも最終的には水分によって偽装が剥げてバレる結末を迎えている。その他、アーサー王伝説やニーベルンゲンの指輪など、隠れ蓑や透明マントなど身を隠す道具の着想は世界中の御伽噺や民話に存在する。


登場作品(類似した能力を持つキャラクター、装置、テクノロジーなど)


外部リンク

光学迷彩 - Wikipedia

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