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アーチャー(Fate/EXTRA)

りょくいのあーちゃー

アーチャ―(Fate/EXTRA)とは、Fate/EXTRAシリーズに登場するサーヴァントである。
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だが悪いね、オレゃあその域の達人じゃねえワケで。きちんと毒を盛って殺すリアリストなんすよ

プロフィール

真名ロビンフッド(正確には「ロビンフッドという名を襲名した名も無き義賊」)
クラスアーチャー
性別男性
身長175cm
体重65kg
属性中立・善・人
出典史実
地域イギリスシャーウッド
イメージカラー草色
特技農耕、調理
好きな物ナンパ
苦手な物騎士道、建前、いじけた女
天敵キャス狐
設定担当奈須きのこ
CV鳥海浩輔


概要

Fate/EXTRA』及び『Fate/EXTRA-CCC』に登場する敵側のアーチャーサーヴァント
マスターはダン・ブラックモア。『EXTRA』第2回戦での対戦者となる。

公式での通称は「緑衣のアーチャー」。
『EXTRA』発売当時、真名を隠しつつ主人公側のアーチャーと区別するため「緑茶」という愛称がつけられ、後に公式となった(彼の場合、真名が本名ではないため、その意味も含めて「緑茶」と呼ぶファンが多い)。他の通称は「ミドチャ」「緑弓」など。その後に実装された『Fate/GrandOrder』では基本的にサーヴァントは真名で呼ばれるため、ゲーム内の呼称は「ロビン」となっている。
pixivにおけるタグとしては真名愛称もよく使われる。
Fateシリーズ初の弓を主武器として使うアーチャーである。

略歴

Fate/EXTRA

マスターであるダン卿の指示を無視して主人公へ数々のトラップや奇襲を仕掛け、毒により命をも危うくした。結果、令呪によりモラトリアム期間での宝具の使用を禁じられる事に。
ダン卿とは再三にわたり戦闘方針の違いから衝突するも、内心では彼の騎士道を重んじる人柄に敬意を抱いていた。指示を無視した独断行動は、自分が汚れ役になろうともマスターに勝ってもらいたいという忠誠心によるもの。ダン卿も彼の真意を理解していたため、態度とは裏腹に信頼関係を結べていた。また心の底では生前叶わなかった騎士道への憧れを秘めており、ダン卿の方針に口では反発しながらも、どこか楽しそうに彼と共に戦っている。
最期は騎士としての戦いを貫かせてくれたダン卿に感謝の意を告げて消滅した。

Fate/EXTRA CCC

BBによって月の裏側で蘇生され使役されているが、半ばいやいや従っている。またBB自身も彼のことをあまりよく思っていないため、基本玩具のように扱われている。彼女曰くアーチャーはマダオ(おそらくまるでダメなお兄さんの略)らしい。
一億ダメージを超えるビームで殺されたり、落とし穴に落とされてその後折檻されたり、ミドチャ呼ばわりされたり、パッションリップに宝具が使えないと言われたり、あんまりな扱いを受けている。

しかし、前作でマスターだったダン卿に対する忠誠は消えておらず、彼の戦いを穢したくないという理由からBBに離反する。決戦時の戦闘ボイスは必聴である。
CCCルートではBBの能力だけではなく、彼女の真意に関する秘密に辿り着いた。

前作でも持っていた『顔のない王』は、たとえ切れ端でも誰でも使える光学及び熱迷彩機能を持った超便利隠蔽用の宝具として、ストーリー中で使用された。
ストーリー中で彼と決戦する際、とある理由によりアイテムが使えない状況になっているので、祈りの弓(笑)とか言っていると足を掬われかねない。

人物

ノリの軽い性格のように見えるが、毒を用いたり、禁じられている学園内でのマスターの暗殺を行うなど、勝利のために手段を選ばないシビアな一面を持つ。
その方針は、正々堂々とした戦いを求めるマスターのダン・ブラックモアとは対立しているが、内心では互いに信頼し合っている。本心では正々堂々と戦いたいと願いながらも、自己評価の低さから、自分がそんな戦い方をしてもマスターを勝たせることができないと否定していた。
「自分から卑怯を取ったらハンサムな顔しか残らない」と自嘲しているが、その言とは裏腹にステータスは安定して高め。キャス狐のセリフからすると美形なのは事実らしい。

世を拗ねた視点、物言いと何であれ「そんなもんですか」と流す事なかれ主義のせいで生前から嫌われ者だったが、本質的に人間好き。楽しそうな団らんがあればその端っこにひょっこり仲間入りし、最終的に友人ではないが他人でもない、というポジションに落ち着く。
また根底に自身の戦い方や生き方の卑しさを恥じ入る後ろめたさとコンプレックスがあるため、決して他人の努力、徒労を嘲笑う事だけはしない。

史実における英雄のオリジナルという訳ではなく、元はとある英雄の名を背負わされ、人としての個を殺された名も無き村人である。そのため、サーヴァントの中では珍しい一般人寄りの価値観を持つ(尤も、後述の英霊化した経緯から分かる通り、彼の精神性も常人とはかけ離れている)。
名誉や理想に殉じた死よりも生を尊重し、生き抜いた先に温かいものが残ればいいと願っている。それは彼の人生において手に入らなかったものでもある。

根はお人好しで面倒見がいいため、ひとたび気に入った相手のことは陰ながら(気付かれないよう)サポートするお節介焼き。サンタオルタBB曰く「あざとい」。

真名

「ロビンフッド」。原典はイギリスのノッティンガムの近く、シャーウッドの森に潜んだと言われる盗賊・義賊。圧政者であったジョン欠地王に抵抗した反逆者。

モデルとなった人物は存在するが、それは複数おり、それらが混合された結果生まれた英雄。度重なる諸外国からの侵入によって疲弊したイギリス人の「祈り」「願望」が混合されており、「顔のない王」の化身とされている。他にも、ドルイド信仰やギリシャ神話の狩人オリオン、ケルト神話の妖精の逸話も融合している。その時代にいた小さな英雄が人々の願いを受け、「ロビンフッド」という名を襲名したもの。

今回の聖杯戦争で召喚されたのは「ロビンフッド」という概念に該当する多くの名も無き義賊のうちの一人である。彼の生前は『EXTRA』で語られている。

元はドルイド僧の子供であり、村の厄介者として村外れで生活していた天涯孤独の青年だった。村人から迫害を受けていたが、父親を看取ってもらった恩義から、領主の圧政に苦しむ村を見捨てられなかったという。
そんな青年が村を救うために取った方法は、顔を隠し姿を隠し、誰からも疎まれながら、あらゆる手段を使って、たった一人で戦うことだった。

圧倒的な物量で迫る軍に対し、時には奇襲し、時には罠を張り、時には食事に毒を仕込み、卑しい戦いを徹底する。騎士として正々堂々と戦うなど、誰よりもそれができないこと(自身が多少知識のある一般人でしかないこと)を理解していた彼は、己の素性と誇りを捨て、殺した兵士の「せめて戦いの中で死にたい」という願いすら踏みにじり、ひたすら心を潰して孤独な英雄となった。

結果として、村から保身のために見捨てられ、村と領主の共通の害敵として扱われることになったが、それでも彼は自分が罪を被る道を選んだ。村の人たちに歩み寄ることは最後までなく、ただ自身の誇りや名誉よりも、村の平和を願った人物。村人は愛さなくとも、村人の穏やかな生活を何より愛した者。誰から祝福されることもなく「卑怯者」と呼ばれ続けた英雄は、無理を通して村を守り続けた末に、二年足らずで敵の凶弾に倒れた。

末期には祈りの弓を手に取り、「自分をこの矢が落ちた場所に埋葬して欲しい」と言って矢を放つ。果たして矢はイチイの樹の根元に刺さり、彼は親愛なるパートナーだった大樹の元に埋葬された。己の顔を隠し続けた一人の青年。無銘のまま報われることなく森の土に還った彼は、その死をもって英霊と化した。
ただの一度も、彼が望むような真の英雄として戦うことはなく――。
 

能力

精霊の加護を持ち、ドルイド僧の知識を持った、優れた「森の守り手」。自然界の毒に精通している。得意とするのはイチイ(別名アララギ)の毒。CCCでは麻痺毒も使用する。
スキル「破壊工作」によるトラップの達人でもある。
主に使う武器は前述の通り弓であるが、設定上は他にも様々な武器を扱える(帰ってきたブロッサム先生〜狐虎編〜より。森の狩猟に使う道具を得意とするが、通常の剣の扱いは苦手)。
ただし、普段所持しているのは弓の他には短剣だけの模様。

ステータス

マスター筋力耐久敏捷魔力幸運宝具
ダン・ブラックモアCCBBBD
藤丸立香CCBBBD


クラススキル

対魔力(D) 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。
単独行動(A)マスターからの魔力供給を断ってもしばらく自立できる能力。ランクAならば、マスターを失っても一週間は現界可能。


保有スキル

破壊工作(A)戦闘を行う前、準備段階で相手の戦力をそぎ落とす才能。トラップの達人。ランクAならば、相手が進軍してくる前に六割近い兵力を戦闘不能に追い込むことも可能。ただし、このスキルが高ければ高いほど、英雄としての霊格は低下していく。
黄金率(E)『FGO』での追加スキル。人生においてどれほどお金が付いて回るかという宿命を指す。常に貧しくはあったが、懐具合が悪かったことは一度もないらしい。節制が行き届いているのか、家計のやりくりが上手いのか、それとも町娘からの貢物なのか……真相は深い森の藪の中、である。
皐月の王(B)『FGO』での追加スキル。詳細不明。「皐月の王→メイ・キング」と読み替えられるため、後述の「顔のない王」の変化系だろう。


宝具

祈りの弓(イー・バウ)

  • ランク:D
  • 種別:対人宝具
  • レンジ:4~10
  • 最大捕捉:1人


敵が溜め込んでいる不浄を、瞬間的に増幅・流出させる弓。
詳細は該当記事にて参照。

顔のない王(ノーフェイス・メイキング)

  • ランク:不明
  • 種別:不明
  • レンジ:不明
  • 最大補足:不明


彼が身に纏うマント。装備者を隠蔽する。
詳細は該当記事にて参照。

外部作品での活躍

Fate/Labyrinth

迷宮で行われる亜種聖杯戦争に参加。
通常の聖杯戦争とは違いマスターは不在。セイバーのマスターである愛歌に対し同盟を持ちかける。
こちらでは、主に「顔のない王」によるステルス戦闘を行う。

Fate/GrandOrder

初期から実装されているサーヴァントの一騎で、レアリティは☆3。
メインシナリオでは、第1部第五章「北米神話大戦イ・プルーリバス・ウナム」に登場。
サンダーと共にケルト軍へのゲリラ戦術を担当。また、とある聖杯戦争での顔見知りであるアイドルコンビへの橋渡しも行った。

ちなみに、第三霊基再臨からいる青い鳥は『魔法使いの夜』に登場する久遠寺有珠の使い魔・「ロスト・ロビン・ロンド」。2017年バレンタインイベントのお返しのテキストによると、生前に知り合った模様。

カード性能

カードバランスは《Quick:2/Arts:2/Buster:1》と、アーチャーの定型で収まっている。
☆3アーチャーでは唯一HPが10,000を超える耐久型だが、その分攻撃力は7,000に届かない。
初期から保有するスキル「破壊工作」で敵全体の攻撃力を下げられるため、序盤から敵の強さが飛ばし気味なFGOシナリオではそれ相応の存在価値を放つ。また第一霊基再臨達成時に習得する「黄金律」でNP獲得量を増やせるので、宝具解放も比較的に楽。
育てておけば要所で活躍する燻し銀なアーチャーである。

宝具は『祈りの弓』。性能等の情報は個別記事を参照されたし。
そちらにもあるが、2016年7月25日に長らく放置されていた宝具性能のバグが修正され、その補填として「破壊工作」に敵全体に5ターンの間毒付加の効果が追加されている。
この「破壊工作」の初期CTは7なので、スキルをLv10(MAX)にしておくとロビンが退場するまで恒久的に敵陣を毒状態にできるという別の意味で恐ろしいスキルに化けてしまった。

更に「サーヴァント強化クエスト第4弾」にて、第3スキル「皐月の王(B)」が追加。効果は【自身に1ターンの間必中状態&回避状態付与&スター獲得】で、これまでかつてのマスターが描かれていたが今一歩相性が悪かった概念礼装「騎士の矜持」が活かせる様になるという粋な仕様となっている。
※「騎士の矜持」の効果は【クリティカル威力40%(限界突破で50%)アップ+防御力20%ダウン】。

弱点は攻撃力の低さそのものが直結しており、ストーリーでHP10,000を超す敵が多数出現するようになると、相性以外で勝ち目が無くなってくるため控えに回されがちになる。
また、火力を宝具の特攻効果に依存しているため、弱体耐性が高いサーヴァントが相手だと毒状態が決まらず攻撃性が発揮できなくなる。
それでも曜日クエストなら宝具性能もあって十二分に活躍できるので、上手く活躍の場を見つけてやりたい。

2017年5月1日からの期間限定コラボイベント『BBちゃんの逆襲/電子の海で会いましょう!』改め『深海電脳楽土_SE.RA.PH』の開催に合わせ、エリちゃん共々、戦闘モーションがそれまでの汎用パターンの流用から、ファン待望の固有アクションへの刷新。
グラフィック・アニメーションが一新した他、新規ボイスも複数追加された。

関連人物

生前

ジョン欠地王
16世紀以降に書かれた作品ではライバルとして扱われている。現代ではディズニー版が有名。
ただし、本項のロビンフッドは「大勢いる顔の無い義賊の一人」なので、生前面識はない。
1.5部『禁忌降臨庭園セイレム』ではアーチャーのたとえ話の中に欠地王がモデルと思わしき王のエピソードが登場する。

リチャード1世
獅子心王とも呼ばれる上記のジョン欠地王の兄。
Fateの獅子心王は本項のロビンフッドとは別の「ロスクレイ」という弓兵と親交があり、そちらの“ロビンフッド”は伝承通り欠地王と戦った。

EXTRAシリーズ

ダン・ブラックモア
マスター。戦闘の方針を巡って対立しつつも、互いに信頼するパートナー。狙撃手として汚れ仕事に徹した過去と、なお騎士道に憧れるという共通した背景を持つ。彼から与えられた矜持は心の奥底に秘めていた願いを叶える切っ掛けとなった。
『CCC』でも彼への敬意が行動原理となっており、その忠誠心は揺るがない。

赤セイバー
月の聖杯戦争における対戦相手。
のちに『Grand Order』で白い方の彼女と共闘することになる。

赤い外套のアーチャー
同上に月の聖杯戦争の対戦相手。
生前の生き方や末路、戦闘スタイル、ニヒルぶったおさんどん属性など、共通点は多いが同族嫌悪により相容れない相手。

キャス狐
同上に月の聖杯戦争の対戦相手。
狩人と狐で相性が悪く、天敵のような関係。『EXTRA』では戦闘のたびに煽り合いを繰り広げた。

BB
月の裏側でのマスター。彼女の命令でパッションリップの支援やサクラ迷宮でのトラップ作成を命じられる。
『Grand Order』のコラボイベント『深海電脳楽土_SE.RA.PH』でもアシスタントとしてこき使われている。

赤ランサー
月の裏側で暗躍したBB陣営の1人。
直接関わることはなかったが、後に『Grand Order』で彼女のマネージャーのような扱いが定着してしまい、すっかり腐れ縁となってしまった。
お陰で「高飛車チョロイン」の扱いが上手くなるという、嬉しくない技能を得ることに……。

ギルガメッシュ
月の裏側での決戦相手の1人。
反逆者と暴君で相性が悪く「ネズミ」呼ばわりされているが、信念に殉じた最期には「騎士」と認められ賞賛を受けた。

Labyrinth

沙条愛歌
セイバーと共に上手い事利用するはずが、いつの間にか同盟の傘下に。

真アサシン
『Labyrinth』での同盟相手。「アサシンの旦那」と呼び敬意をもって接している。

Grand Order

サンダー
第1部第五章「北欧神話大戦」で共闘したアーチャー。
義賊と悪童とで属性は違うが、根っこが似ているのか相性が良く、互いに親しみを覚えている。

ダビデ
クリスマスイベント「ほぼ週間サンタオルタさん」で共演。
そのクズっぷりに赤い弓兵共々巻き込まれ、最後は3人揃って赤ランサー出張ライブの餌食となった。

シャルル=アンリ・サンソン
1.5部亜種特異点Ⅳで共闘したアサシン。
アウトロー気質の自身と対極である「生真面目で秩序的」な性格ゆえに、反りが合わない。
ただ自罰的なまでに責任と使命に殉じようとする性質、先々を見据えて動く頭脳は認めており、特異点修正後には以前よりも親睦は深まっている。

余談

たまに息子の頭にリンゴ乗っけて打ち抜いた英霊と間違われるが、彼は全く関係ない。
リンゴ繋がりの麗しのアタランテちゃんとも特に関係はないが、『コハエース』や『ちびちゅき!』などでは「弓をまともに使うアーチャー」として共演する事も。

衛宮切嗣と組めば(戦闘面の)相性は抜群ではないか」と言われるが、英雄を軽蔑し大勢を救うために少数を斬り捨てる切嗣と、口では嫌いつつも本心では英雄に憧れ少数の村人を救うために国軍に弓を引いたアーチャーとでは、遠からず決裂するだろうというのがおおまかな見解(例えば、子供を虐殺するキャスターの対処について、切嗣は放置したが、弱者の味方であるアーチャーは放置できないと言われている)。

設定担当の奈須きのこ曰く、「アンリマユの系譜として扱っている」。
彼もまた、村という集合体から虐げられ、彼らにとって都合のいい役割を背負わされ、人としての個を殺された、それでもなお人の善性に焦がれる「名も無き誰か」……なのかもしれない。

関連画像

ぐりぐり
森の狩人


ロビンフッド
村人---さん



関連項目

Fate/EXTRA Fate/EXTRA-CCC Fate/GrandOrder Fate/Labyrinth
サーヴァント アーチャー(Fate)
狩人 義賊 レジスタンス レンジャー マタギ

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