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聖杯戦争

せいはいせんそう

『Fate』シリーズで行われる聖杯をめぐる争いのこと。
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奇跡を欲するのなら、汝
自らの力を以って、最強を証明せよ

概要

広義には「あらゆる願いを叶えるとされる万能の願望機・聖杯の所有をめぐり、一定のルールを設けて争いを繰り広げる争い」それら全てを聖杯戦争と呼ぶ。
なお、聖杯を求める戦いであるなら「聖杯とされるものが出品されたオークションだって聖杯戦争」とされるらしい。

狭義には、日本の冬木市で行われたものを発端とするサーヴァントと呼ばれる英霊を使い魔として従えて戦う聖杯戦争」を指す。

基本ルール

  • 聖杯によって選ばれた魔術師(マスター)とそのサーヴァントが生き残りを懸けて戦う。
  • 参加条件は聖杯に選ばれ令呪を宿し、そしてサーヴァントを召喚すること。
  • マスターは令呪を使うことで、サーヴァントに対して3回までどんな内容でも命令を強制できる。
  • サーヴァントは必殺の武器である宝具を最少でも1つ所持している。
  • サーヴァントとして「英霊」が召喚され、その能力に応じてクラスが割り当てられる。
  • 割り当てられるクラスは「剣士」、「弓兵」、「槍兵」、「騎乗兵」、「魔術師」、「暗殺者」、「狂戦士」の7種。
  • クラスに対応して、それぞれ「対魔力」「騎乗」「単独行動」などといったスキルが付与される。なお、サーヴァント自体に紐づけされる固有スキルも存在する。
  • 最後まで勝ち残った1組のみ、聖杯にて望みを叶える事が出来る。


冬木の聖杯戦争

作品Fate/staynightFate/Zero
開催期間西暦1800~2004年
開催場所日本、冬木市


遠坂・間桐・アインツベルンの「始まりの御三家」によって開始された、とある魔術儀式を基にした聖杯戦争。後の派生作品に登場する聖杯戦争のほとんどはこれの模倣である。
霊地の管理者だった遠坂が「土地」を、呪術に優れていた間桐(マキリ)が「サーヴァントの技術」を、そして錬金術と第三魔法を司るアインツベルンが「聖杯」を提供し、行われた。そのため令呪はその時の各御三家の者に優先して宿る。

基本ルールのほかに、以下のルールや暗黙の了解が存在する。

  • 聖杯戦争に参加できるのは7名の魔術師と7騎のサーヴァント。
  • 召喚できるサーヴァントは、基本的に西洋の英霊のみ。
  • 暗殺者」のサーヴァントだけは、歴代の「ハサン・サッバーハ」に限定される。
  • サーヴァントを失ったマスターと、マスターを失ったサーヴァントが再契約を結ぶ事は許可されている。
  • 監視役として、聖堂教会から監督者が派遣される。
  • 神秘の秘匿のため、戦闘は夜または人目に付かない場所で行う。

これらは他作品のうち現実世界で行われる「聖杯戦争」にも共通している事が多い。

現在までに5回行われているが、基本的に1回の聖杯降臨のための魔力貯蔵に60年の歳月を有する。
第五次聖杯戦争から10年後、当時の遠坂家当主とある時計塔講師によって完全に解体され、冬木の聖杯戦争は200年の歴史に幕を閉じた。

なお、この歴史はあくまで“本編世界線における話”であるため、派生作品では大小異なった歴史を辿っている場合もある。

第一次聖杯戦争

元々単に儀式を成功させるだけなら参加者同士が争い合う必要はなかったため、初回ではまともなルールが規定されていなかった。しかし参加者達は完成した聖杯の権利を独占しようと殺し合いを始めてしまい、さらに令呪のシステムすら存在しなかった為サーヴァントが制御不能になるなど大規模な混乱が発生し、儀式としての体をなさず失敗に終わる(殺し合いをしている間に終わってしまったらしい)。

第二次聖杯戦争

令呪を始めとする細部のルールを整備して、ようやく「聖杯戦争」というシステムが機能し出す。
しかし儀式は失敗に終わる。

第三次聖杯戦争

第二次もまた大まかな取り決めしかないルール無用の殺し合いになったため、第三次ではルールがさらに細かく決められた。
だが、開催時期が第二次世界大戦の直前にだったため帝国陸軍やナチスが介入し、帝都で戦いが繰り広げられる。結果、「聖杯の器」が途中で破壊され、無効となった。

初めて魔術協会聖堂教会が介入し、言峰璃正を監督役として置いた。
アインツベルンが必勝を期して「復讐者」のサーヴァントを召喚するも早期に敗退。しかし、敗れた「復讐者」と聖杯が干渉した事で「この世の全ての悪」が誕生し、聖杯と術式が密かに汚染されてしまう。
エーデルフェルトの双子姉妹が参戦したが、妹が戦死。姉はなんとか生還し、この一件で同家の日本嫌いが始まる。

この聖杯戦争を参考にして、アサシンのマスターとして参加していた魔術師の一族がシステムを模倣し、末裔に当たるファルデウスの所属する組織の手によって後述するスノーフィールドにおける「偽りの聖杯戦争」が開催される。

Fate/Apocrypha』の世界ではユグドミレニアとナチスによる大聖杯強奪事件が発生し、冬木における聖杯戦争は幕を閉じる。ただしこのケースでは「復讐者」は召喚されず、代わりに「裁定者」のサーヴァントが召喚される。

また非公式ではあるが、アインツベルンが復讐者を召喚し、かつ帝国陸軍が聖杯を奪取する結果となった場合、『帝都聖杯奇譚』の物語に繋がることが示唆されている。

第四次聖杯戦争

上記から約60年後。『Fate/Zero』を参照。

第五次聖杯戦争

上記から10年後。『Fate/staynight』を参照。

月の聖杯戦争

作品Fate/EXTRAFate/EXTRA-CCC
開催期間西暦2032年
開催場所霊子虚構世界「SE.RA.PH」


本編とは異なる平行世界にて行われた月面電脳空間での聖杯戦争。

太古から月面に存在する自動書記装置「ムーンセル」。その霊子虚構世界「SE.RA.PH(セラフ)」に接続し、予選を突破した128人の魔術師(霊子ハッカー)たち。
聖杯は己が担い手たる者を選ぶため、厳然たるルールを敷き、トーナメントによって勝者を選ぶ。

本編の現実世界を舞台に行われた聖杯戦争とは、ルールや条件が大きく異なるのが特徴。

  • サーヴァントは全世界のあらゆる歴史・伝承から「再現」された存在。
  • 英霊召喚に触媒を用いず、ムーンセルによって相性の良い英霊が自動的に選ばれる。
  • 対戦相手は事前に運営側から通達、掲示版に提示される。
  • 6日間の準備期間ののち、7日目に闘技場にて対戦相手と1対1での対決を行う。
  • アリーナ以外での戦闘や不正行為を行ったマスターにはペナルティーを与える。
  • 敗北したマスターとサーヴァントは、戦闘後の生死に関わらず必ず消去される。
  • 敗北する前にマスターが令呪を3画全て消費した場合、その時点で失格となる。
  • パートナーを失ったマスターやサーヴァントが別の人物と再契約を行うのは不可能。

現実世界の聖杯戦争と違い、マスター以外で会場に存在するのは運営NPCのみ(一部例外もいる)なので、神秘の秘匿を気にする必要がない。
またムーンセルによって厳格に制御されている事から闇討ち・奇襲等の行為は基本的に禁止され、各マスターには絶対安全圏であるマイルームが支給されているなど、戦争というよりはより決闘に近い形式が取られている。
ただし、敗北したマスターに待っているのは「あらゆる形での退場」ではなく「免れない死のみ」だが。

ルーマニアの聖杯大戦

作品Fate/Apocrypha
開催期間西暦2000年
開催場所ルーマニア、トゥリファス


第三次聖杯戦争後、ナチスドイツが冬木の大聖杯を強奪。その後ユグドミレニア一族によって稼働した聖杯に魔術協会側が接触し「予備システム」を起動させた事によって、7対7の聖杯大戦が引き起こされた。
この大事態により「裁定者」のサーヴァントであるルーラーも召喚され、参加サーヴァントは15騎となる。
小説版では、「赤」と「黒」の陣営対決に決着が着いた後、勝ち残った陣営内でバトルロイヤルが開始される事になるとされていた。
だが、漫画版では設定が変更され、こうした内輪もめを避けるために「予備システム」をわざと起動させ、赤陣営との戦いになるように仕向けた事になっている。

亜種聖杯戦争

作品Fate/Labyrinth(Fate/Apocrypha)
開催期間不明
開催場所アルカトラス他


『Apocrypha』の世界線で行われているもの。第三次聖杯戦争で聖杯が奪われた事によりその術式の一部が外部へ流出してしまい、それを元にした模造儀式として世界各地で行われている。

通常の聖杯戦争と異なるのは、召喚されるサーヴァントが最大でも5騎までという点。これは「亜種聖杯」と呼ばれる本聖杯戦争で用意された聖杯の機能がアインツベルンのそれに大きく劣るのが原因である。
また、亜種聖杯は、聖杯戦争戦争の結果に関わらず全て未完成で終わっているとの事。こちらも、術者が大元である「冬木の聖杯戦争」の儀式の根幹を理解せずに執り行っている事に起因している。

上記の聖杯大戦に騎士王英雄王といった名高い英霊が呼ばれていないのは、この亜種聖杯戦争が各地で勃発した影響で、サーヴァント召喚に必要な聖遺物が散逸してしまっているためである。
また、この世界におけるロード・エルメロイⅡ世は、この亜種聖杯戦争の一つに参加し、征服王と共に戦ったようである。

『Labyrinth』もこの亜種聖杯戦争の一つが舞台であり、こちらではサーヴァントは基本的にマスター無しで召喚され、それぞれに最深部にある亜種聖杯を目指してダンジョンを攻略していく。

偽りの聖杯戦争

作品Fate/strange Fake
開催期間西暦2010年頃
開催場所アメリカ、スノーフィールド


スノーフィールドにて行われる聖杯戦争。冬木の第三次聖杯戦争を基に模倣しているらしい。
「偽りの聖杯戦争」の名の通り、正式な聖杯戦争では有り得ないイレギュラーが数多く存在する。
たとえば「多くのマスターが召喚詠唱等の儀式を行わずにサーヴァントを召喚する」「本来ならば選ばれないはずの英霊が召喚される」など。
なお、システムこそ模倣しているが、冬木の大聖杯を用いている訳ではないため、召喚できるサーヴァントは西洋の英霊のみという縛りは存在しない。

通常サーヴァントの数え方は「騎」であるはずだが、この聖杯戦争では神の数え方である「柱」が使われている。

だが、「偽りの聖杯戦争」はあくまで前座に過ぎず、黒幕達の真の目的は「偽りの聖杯戦争」を呼び水として「真の聖杯戦争」を呼び起こすことであった。
結果、「偽りの聖杯戦争」にて召喚された6柱のサーヴァント、「真の聖杯戦争」にて召喚された6柱のサーヴァント(そのうち1柱はエクストラクラスの模様)、そして2つの聖杯戦争の橋渡しとなるセイバーのサーヴァントの計13柱のサーヴァントが召喚され、スノーフィールドはより深い混沌の沼へと引き込まれてゆく。

クラスカードの聖杯戦争

作品プリズマ☆イリヤ
開催期間不明
開催場所日本、冬木


美遊が居た平行世界で行われている聖杯戦争。
通常の聖杯戦争のようにサーヴァントを呼び出すのではなく、「クラスカード」と呼ばれる英霊の持つ力の一端が宿ったカードを用いるのが特徴。
礼装や自身の身を媒介に術者自らが英霊の力を行使する「限定展開(インクルード)」「夢幻召喚(インストール)」で戦うという形式を取っている。

また、「始まりの御三家」の構成も異なり、アインツベルンに代わりエインズワースが御三家として加わっている。(間桐・遠坂についてはそのまま。)
このエインズワースがクラスカードの作製を担当している。

こちらも幾度となく行われているようだが、詳細は不明。
ただ、五年前に行われた第四次聖杯戦争の際に発生した形容しがたい闇によってエインズワース家以外の二家は壊滅し、一般市民も再度の被害を恐れて多くの人々が冬木の街から離れてしまっている。

その後、死亡したザカリーの息子であるジュリアン・エインズワースが当主の座と儀式を引き継ぎ、美遊を新たな聖杯として据えた第五次聖杯戦争を開催。
だが、この世界の衛宮士郎がイレギュラーな形で参戦し、最終的に美遊を平行世界へと逃した事で強引に中断させられる。

しかし、美遊が再び戻ってきた事で彼女と共にやって来たイリヤ達を加えた第六次聖杯戦争が開催される事となる。

東京の聖杯戦争

作品Fate/PrototypeFate/Prototype蒼銀のフラグメンツ
開催期間西暦1991~1999年
開催場所日本、東京


『stay night』を含む、全ての聖杯戦争の元となったパラレルワールドでの戦い。
基本的なルールは冬木の聖杯戦争と同じである。大きな変更点は、主催者・聖杯の正体・開催都市など。

  • 1度目の開催(『蒼銀のフラグメンツ』)より8年後に2度目(『Prototype』本編)の開催が行われる。
  • 聖堂教会が直接主催している。
  • 冬木の聖杯は途中から汚染されてしまうが、こちらの聖杯は初めから狂っている。

被害規模が他の聖杯戦争に比べ段違いに酷く、『蒼銀のフラグメンツ』では東京湾に浮かぶ海ほたるや世界最強の軍隊と名高いアメリカ海軍第七艦隊が壊滅し、本編では新宿が水没するなど、東京は破滅的大打撃を受ける事が示唆されている。

聖杯探索

作品Fate/Grand Order
発生期間西暦2015~&西暦????
発生場所世界各地?


人理継続保障機関フィニス・カルデアが、人類史に散らばった歪み『特異点』の存在する時空へとレイシフトし、人類史の焼却・すなわち人類滅亡へと繋がる歴史介入原因の除去(破壊もしくはそれを齎した聖杯の回収)を以って、未来の修復を試みる作戦。
この作戦名『グランドオーダー』は魔術世界の最高命令『冠位指定(グランドオーダー)』から取っている。

すでに『人理焼却』が巻き起こされた結果、カルデアと特異点を除く世界の全体は消失。さらにカルデア側もレイシフト時の事故により活動可能なマスターがたった1人しか存在しないという絶望的な状況に陥っているため、必然的にどの聖杯戦争にも当てはまらぬ、非常に特殊な様相を呈している。

この状況下におけるサーヴァントは、『特異点』ではその原因により召喚された敵側のサーヴァント、そしてそれらの歪みを修正するために抑止力として召喚され、カルデア勢力の味方となるはぐれサーヴァントの2陣営に大別されることになる。

カルデアにおいては魔力供給や令呪のシステム、さらに言えば英霊の召喚・運用システム自体が「聖杯戦争」のものとは大きく異なっているうえに上記の緊急事態もあるため、「大量のサーヴァントとの重複契約」「使用した令呪の回復」などと言った差異点が判明している。
他、『Grand Order』において契約した大量のサーヴァント達は、カルデアのシステムから魔力供給を受け基地にそれぞれ基点を置いている。言うなれば一時的な受肉に近い形であり、カルデアの四割電力を契約維持に回し大量召喚を可能としている。なお、本編以前に召喚した三体のサーヴァントはこれには適用されないらしい。

ちなみに、カルデアのサーヴァント達にはそれぞれ狭いながらも個室が用意され、暇なときにはフラフラ廊下を出歩いている模様。

また、イベント「Fate/Accel_Zero_Order」によれば、『Grand Order』の世界線における初めての聖杯戦争は2004年の冬木が最初とのことであり、アメリカでの聖杯戦争開催はないという。

関連タグ

TYPE-MOON Fateシリーズ
Fate/Staynight Fate/Zero Fate/EXTRAシリーズ Fate/Apocrypha Fate/strangeFake
Fate/Prototype プリズマ☆イリヤ Fate/GrandOrder
儀式 バトルロイヤル 戦争 殺し合い

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