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この世全ての悪

このよすべてのあく

『Fate/staynight』に登場する英霊(?)にして、冬木の聖杯戦争を狂わせた元凶。
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正視できない闇。
認められない醜さ。
逃げ出してしまいたい罪。
この世全てにある、人の罪状と呼べるもの。
だから死ぬ。
この闇に捕らわれた者は、苦痛と嫌悪によって自分自身を食い潰す。

CV:大原さやかFate/Zero) / (Fate/stay night[Unlimited Blade Works]

概要

『Fate』シリーズに登場する、アヴェンジャーサーヴァントアンリマユ冬木の大聖杯が癒着して生まれた呪いの杯及びそこから溢れる黒い泥。

常人ならばこの泥の呪いに侵されると発狂して死亡する。
聖杯の一部であるため、そのシステムで降霊している特にサーヴァントには特攻で、近寄るだけで魔力を吸われ、直接触れれば溶けるなど重大な悪影響を及ぼす。
この呪いと適合・受肉にして性質すら変異したサーヴァントもおり、それらは黒化と呼ぶ。


これに直に触れて耐えられたのは、破格なまでの自我を持っていたギルガメッシュだけで、逆に泥を飲み干して受肉を果たした。
セイバーの見立てでは「彼以外にこの泥を浴びて平気な英霊はいない」という。

事の始まりは、第三次聖杯戦争で勝利に固執しルールを破ったアインツベルン家に召喚されたアンリマユが敗れた時にある。
通常敗れたサーヴァントは大聖杯の起動に必要な無色の魔力として小聖杯に取り込まれるのだが、アンリマユの英霊としての在り方が「この世全ての悪であれ」という人々の願いそのものであったゆえに、「願望機」がその願いを叶えてしまった結果、聖杯は汚染され「どんな願いでも人を殺す形で叶える欠陥品」へと変貌させてしまった。

冬木大災害が起きた原因はこのアンリマユの呪いによるもの。
『stay night』における第四次聖杯戦争の終盤では、言峰綺礼が不完全な聖杯がらも「切嗣とセイバーを分断するため、戦いの邪魔となる住民が消えれば都合がいい」という考えを何気なく願ったところ火災が発生したとされる。

言峰曰く

  • 「元の聖杯はどうあれ、今の聖杯は“力の渦”にすぎぬ。精密な計算、相互作用による矛盾の修正など論外だ。アレはな、ただ純粋な力に過ぎない。 巨大な兵器と同じだ。持ち主が富を願えば、周囲の人間を悉く殺害し、主人に幸福を与える」
  • 「そのような事、言うまでもなかろう。 十年前―――不完全ながらも聖杯は満ち、手に取る事が可能だった。 私はそれに触れただけだ。切嗣とおまえは強力だったのでな、分断させる為の目眩ましが欲しいと願ったのだが、あのような目眩ましが起きるとは私も驚いた」
との事。

『Fate/stay night Visual Story』: 十年前の聖杯戦争、衛宮切嗣や言峰綺礼が參戦した第四次聖杯戦争。この戦いでは、最後のマスターとなった切嗣が聖杯の正体にいち早く気付き、セイバーに命じて聖杯を破壊させた事か閉じた事になっている。だかその前に、新都の住宅街に降臨した聖杯に言峰が触れた際に彼の願いか聞き届けられ、膨大な死傷者を生み出す大火災か引き起こされてしまった。

セイバー曰く
  • 「……その通りです、凛。前回の聖杯戦争(第四次)における最後の一日、火の海の中で、私は彼(ギルガメッシュ)と戦った。」
2006年版アニメ『stay night』:の第1話冒頭ではセイバーとギルガメッシュが火に燃えた街の中で戦っている。
2006年版アニメ『stay night』の第19話と劇場版『Heaven's Feel』:綺礼の回想で切嗣が聖杯破壊前に火の海と化した街でコンテンダーを持って狙っている。

当事者の3人セイバー、ギルガメッシュ、言峰がそれぞれFateルート、UBWルート、HFルートで聖剣による聖杯破壊後に街が燃えたことに言及している。
  • ですが、切嗣は聖杯を捨てたのです。その結果、町は火に包まれました。……あの男は私に命じて聖杯を破壊させた。聖杯に触れられるのはサーヴァントだけですから。切嗣は最後の令呪を使って、私の手で強制的に聖杯を破壊させたのです(Fateルートセイバー)
  • 聖杯は聖剣によって両断され、こぼれたおちたモノは炎となって街を焼き払った。聖杯の真下にいた我は、当然その奔流を一身に浴びたのだ(UBWルートギルガメッシュ)
  •  十年前の火災はそれ故の惨劇だ。 私はそれでも変わらぬと聖杯を認め、切嗣はそのような悪は認めぬと聖杯を破壊した その結果は言うまでもない。私のサーヴァントは汚染された聖杯の中身を浴び、聖杯から漏れた泥は街を燃やし、人を殺めた。その光景を――――おまえならば知っている筈だ(HFルート言峰)

これらの因果関係、作中での時系列については過去のことであるため、SN作中ではあくまで個人個人での認識と証言で表現されている。
そのためか副読本や後発の派生作品によっては違う解釈もされている。

『Fate/Zero』:この世界においては、この冬木大火災は一度だけ、衛宮切嗣が令呪によってセイバーに聖杯を破壊させたことでこの世すべての悪があふれ出したことが原因という設定になっている。

その規模は『stay night』のギルガメッシュ曰く、人類悪の一つとして数えられる模様。この事実は2014年版TVアニメ版UBWで明らかとなった。
ただし、中には黒い聖杯を問題なく扱える人物も存在しており、キャスターが確認されている。

また、第四次以降の聖杯戦争のシステムそのものにも影響を与え、本来は召喚される事のなかった反英雄(世間から見れば悪役でありながらもそれが結果的に英雄を産み出し、その英雄が人々の救いとなって奉られた英雄)の召喚などのイレギュラーな事態が起きている。

Fate/stay night

大聖杯の中に留まりながら聖杯に満ちる「力」を養分に現界しようとしており、第五次聖杯戦争では”器”に応じて「」「肉塊」そして「60億の人間を呪う宝具を持ったサーヴァント」として、それぞれ現れようとする。

泥に呑まれるシーンは、ここにはとても書けないほどのおどろおどろしい単語の数々で画面がどんどん埋め尽くされていくというかなりのトラウマもの。

性質自体はどのルートにおいてもサーヴァントだが、殺す目的と生まれ出たい意志以外は持たない出来損ないのサーヴァントであるため、知性も理性も皆無。それでも呪いの力自体は破格であり、あるルートではサーヴァントを不意打ちで襲う、呪いで汚染して呑み込むなどそれ自体が聖杯戦争をかき回す。

Fate/Zero

精神的に空虚聖職者言峰綺礼と、平和のためなら自分が「この世全ての悪」になることも辞さないと宣言した暗殺者衛宮切嗣に興味を持ち、決戦の最中であった二人を泥に飲み込むことで聖杯の中へと招き入れる。

聖杯の元となった切嗣の妻アイリスフィール・フォン・アインツベルンの願いから、まず最初に彼女の殻をかぶって切嗣の前に現れ(姿や言動は本人とほぼ同じだが、黒桜セイバーオルタのように衣装が赤と黒のものに変色している)、聖杯を使って願いを叶えるように促す。
切嗣の願いは世界から争いを無くすことであったが、アンリマユは争いが起きなくなるまで人口を減らし、人類が最終的に切嗣の家族だけになれば争いが起きない世界になると示した。その際自身もアイリスフィールの姿で切嗣の妻として現世に呼び出すことを懇願するも拒絶され、聖杯自体も約束された勝利の剣によって破壊される。

しかし、それはアンリマユ本体が眠る大聖杯ではなく、その蛇口に過ぎない小聖杯であったため、溢れた中身の泥が周囲を侵食し、後々まで大きな爪痕を残す大火災を引き起こすこととなる。

Fate/strangeFake

バズディロット・コーデリオン真アーチャーを呼び出す際にフランチェスカから渡された聖杯の泥を使用。これにより、真アーチャーは汚染し魂が歪められ、神々に弄ばれた事への復讐に奔るアヴェンジャーとしての性質を持ってしまった。

ネタ

この世全ての灰汁

カルデアデイズ305



関連タグ

Fate/staynight Fate/hollowataraxia 
Fate/Zero
アンリマユ
黒アイリ
ティアマト:人類悪の一種。この世全ての悪と同様の性質を持つケイオスタイドという泥を使って英霊を黒化させる事が出来る。ただしこちらの場合はリデザインによる変質である為、性格が変化(というより理性等の抑制が無くなる)するだけでなく母たるティアマトの為に行動するようにもなる。

通信衛星アーク:黒聖杯同様に、人の悪意によって歪んだモノ。性質もよく似た所が多く、彼もまた英雄を暴走させ、禍々しい姿に変貌させた。ついでに文字にまつわる演出も類似している。







FGO第2部6章ネタバレ注意:同じく特大の呪詛の塊。ただし「神の紛い物」に「人間の負の総意」を集めただけのコチラと違いリンク先のソレは「本物の神の死骸と腐肉」が「本人の死後、一万年以上経っても一切癒えぬ憤怒と怨恨の詰まった呪詛」を撒き散らす存在であるため、その存在規模や神秘、および撒き散らしている呪詛の危険度はコチラとは比較にならない。

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