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アインツベルンの八代目当主。通称「アハト翁」。

略歴

アインツベルンの現当主。既に二世紀近くを生きる大魔術師
ユスティーツァの時代を知らない、とは言われるが、第二次聖杯戦争から現在まで全ての聖杯戦争に関わってきた。

第三次にルールを破り、本来のルール上呼べる7つのクラス以外の存在である「復讐者」を招いたが、すぐに敗退した上に、聖杯の持つ「優勝者の望みを叶える」能力を汚染させてしまう。第四次に「魔術師殺し」と最高の「剣士」を招いたが、上記の汚染により、望みが叶わないと知った切嗣によって裏切られ、優勝者が決まる前に聖杯を破壊されるなど、必勝の策が結果的に裏目裏目に出てしまう人。

第五次で第四次の「聖杯の器」と人間(切嗣)の間に生まれた子供である、究極のホムンクルスを投入し、今度こそ期待外れも裏切りもないよう、最高の英霊を「狂戦士」として召喚し聖杯戦争に送り出す。

人物

「生きた石版」と呼ばれる頑迷な老人ドイツの本家アインツベルン城を住居・工房としている。
アインツベルンから失われた第三魔法を求めるあまり、既に他の事はどうでもよくなっているらしい。

イリヤスフィール・フォン・アインツベルンには、素敵で愉快な日本偏見を教え込んだ(悪意ではなく、本人もそう信じているらしい)。

能力

錬金術を得意とする大魔術師。特にホムンクルス鋳造においては当代一と言われる。アイリスフィールリーゼリットセラといったホムンクルスは全て彼の手で造られ、イリヤスフィールも彼による調整を受けている。また、第二次〜第五次聖杯戦争の「聖杯の器」(小聖杯)は彼の手によって造られていると思われる。

長い間殆ど設定上の人物に近かったが、『Fate/Zero』Blu-ray Disc Box の特典ドラマCDにて、ようやく出番らしい出番が与えられた。
TYPE-MOON関係者をして「どんだけ金持ちなんだ」と言わしめるほどに別格の資金力を誇るアインツベルンだが、その収入源は意外と判然としない。

アハト翁作ホムンクルスが女性型しか確認されていない理由については、奈須氏いわく「グッスマやアルターさんに訊いてくれ」とのこと。

人間関係

実質造り出した究極のホムンクルス。第五次聖杯戦争の「聖杯の器」。

イリヤの機能の一部として造り出したホムンクルス。
元々自我を持たせるつもりはなかったが、アハト翁の卓越した腕とイリヤの影響で自我が芽生えた。
造り出したホムンクルス。人間を遥かに上回る魔術回路・魔術知識を持たせた。
ユスティーツァを雛型に造り出したホムンクルス。第四次聖杯戦争における「聖杯の器」。第三次で「聖杯の器」が戦争途中で破壊されてしまったため、自己管理機能を持つ器として彼女を造った。
戦闘を得意としないアインツベルンが必勝のために招いた外部の魔術師。「魔術師殺し」の戦歴をアテにしていたが、自らが犯した過去の過ちが遠因となり裏切られる。
第三次聖杯戦争で反則を用いて招いた「復讐者」のサーヴァント。しかし能力は期待外れで、早期に敗退する。

作中での行動

冬木の聖杯を呪いのアイテムにした元凶。が、第四次の時点での臓硯の発言によるとアハト翁自身は自分の引き起こしたことを把握していない可能性が高い。実際、アイリスフィールも聖杯の中身が「この世すべての悪」であることを知らなかった。なお、第五次の時点では、イリヤスフィールは聖杯の中身のことを全て知っている。
仮に把握してたとしても、アハト翁にとって聖杯は願望機ではなく第三魔法に至る手段であり、機能が多少歪もうが一般人に呪いを齎そうがどうでもいいと思っていた可能性はかなり高い。

切嗣を裏切り者扱いしているが、そもそも切嗣が聖杯を破壊したのはアヴェンジャーが原因なので、結果的にはアハト翁の過去の行いが切嗣を裏切っている。

「周到に準備するのに関係ないところでうっかり足元を掬われる」遠坂家、「慎重すぎて動かない」間桐家に対して、「周到な準備そのものが裏目裏目に出る」お人。

第三次違法を行なってでも聖杯を得ようとしたが、結果は最弱のサーヴァント・アヴェンジャー。しかも「この世全ての悪」に聖杯が汚染される。
第四次外部から戦闘能力に秀でた魔術師をマスターとして招くも、マスター自身が望んでいたサーヴァントではなく、強力だからという理由で(結果的に)相性が最悪のサーヴァントを無理に宛てがってしまう。しかも第三次の聖杯汚染により最後に裏切りに合う。
第五次必勝を期して最高のサーヴァントを呼ぶも、前回の結果から裏切りを警戒し、理性を奪って「狂戦士」クラスで召喚する。その為、本来あった武技やサーヴァント自身の戦略眼が全く発揮されずに、宝具頼みの力押ししかできなくなる。

強いマスターと強いサーヴァントを組み合わせればすごく強いはず、という至極単純な発想しかできない。強者と勝者はイコールではないという戦場の基本も弁えていないあたりが、アインツベルンを象徴しているともいえる。
アインツベルンが「戦闘を苦手とする」と言われるのは単なるマスターの戦闘力の問題より、こういった戦術面での問題が大きいだろう。

尤も、第四次では最後まで生き残っており、第五次では(前回から現界し続けているサーヴァントを除けば)最強のサーヴァントとマスターであり、最強同士を組み合わせること自体は間違いではない。
だが問題は遠坂らと違って「更に策を講じる」という手段を執らないこと。戦場での作戦も魔術師殺しに全て任せていたり、幼女に好きなように暴れさせたりと、やはり最強のサーヴァントとマスターを揃え、問題が見つかったらそれを改善すれば必ず勝てる、と考えているきらいがある。

Fate/Apocrypha

平行世界ではに近い存在である「この世全ての悪」の制御に不安を覚え、本来は聖杯戦争の秩序を守る中立の存在である『ルーラー』を「参加者」として呼び寄せ、他のサーヴァントに対する絶対強制効果を持った令呪を悪用する事を目論む。

ここで「ルーラー」のクラスの聖人を召喚した事で大聖杯は汚染を免れ、召喚された聖人も最後まで生き残った。間抜けな事ばかりしてきたアインツベルンとして初の快挙であったが、結局軍の力まで動員してきたダーニックに他の二家共々敗れ、大聖杯を奪われてしまった。

それからは滅んだ間桐家(マキリ)、聖杯を綺麗さっぱり忘れて別の生き方を探すようになった遠坂家と違い、未だに大聖杯の建造を目指しているとの事だが、アインツベルンも他二家と同じく大きく衰退していく。あと何百年かけて全能力を費やしても新たな大聖杯が作れるかどうか怪しい所らしい。

関連タグ

Fateシリーズ 魔術師 老人 錬金術

天の杯:追い求める第三魔法。






















ネタバレ

実はユーブスタクハイトは人間ではなく、本人自身もまたホムンクルスであった。
その正体は、第三魔法の担い手の弟子であった者たちが、自分たちの手で第三魔法の再現を成し遂げるために造り上げた存在の一つ。

担い手の喪失と共に失われた第三魔法の復活に腐心していた弟子たちは、九百年の腐心の後に「究極のホムンクルス」と謳われたユスティーツァ・リズライヒ・フォン・アインツベルンの鋳造によって不完全なものながらも再現に成功するという功績を挙げた。
ただし彼女は全くの偶然で作られた、魔術師たちの思惑とは外れたモデルであり、魔術師たちにとって素直に喜べる存在ではなかった。
何故なら自分たちの技術、努力とは関係なく生まれた突然変異である以上、仮に彼女が第三魔法を再現してしまえば、それは魔術師たちにとって挫折し続けた900年の歳月より耐えがたい結論になってしまうからだ。
そのため彼らは今度こそ、ユスティーツァを超えるホムンクルスを自らの技術体系で作り出そうと躍起になり、その際に城の中枢制御用に作られた人工知能がゴーレム・ユーブスタクハイトである。この人工知能が彼らの技術の結晶であり、アインツベルンで作られるホムンクルス全ての父となった。

その後ユスティーツァが第三魔法の証明に成功するも、それはコストが悪く全人類の救済には程遠いものであった。
結局のところ、人の手で人間を超えるものは作れても、人の手で人間を超えるものは作れない、と魔術師たちは受け入れ、自らの才能の限界に膝を折り、あるものは城を捨て、あるものは命を絶った。

しかし、アインツベルンに残されたホムンクルスたちはそうして創造主に捨てられたものの、その純粋さから人類の救済・奇跡を再現するために工場を回し続けることになった。

ユーブスタクハイトは人間型の端末筐体を製造し、アインツベルンの管理者として使用し、その端末は最終的にアハト(八代目)まで稼働する。そうして稼働するユーブスタクハイトだが、彼に人格は存在しない。
あくまで、”城を動かすもの””第三魔法を再現するもの”として、その都度必要な”人間性”を人型端末に植え付け、人間のフリをさせているにすぎない。
ユーブスタクハイトの本質は”進歩できないかわりに、永久に稼働し続ける”オートマトンであり、その在り方は自壊する前に人々の記憶から忘れ去られる古時計そのものである。

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