曖昧さ回避
天安門事件で戦車の前に立ちはだかった男性→天安門事件
概要
2009年04月01日にTYPE-MOON公式サイトより公開されたエイプリルフール企画の一つ。
『Fate/stay night』と一部の『Fate/Zero』のキャラクターを中心とした「電車男」のパロディ(だがウェイバーだけは、性別反転し女性となっている)。
現在はWEB上では数点の設定画と漫画しか見られない。⇒設定画漫画
ただし、春野友矢氏による漫画が「TYPE‐MOON 10th Anniversary Phantasm」本に収録されている。
また、『Grand Order』のイベント「サバフェス」では背景にちょっとだけ登場した。⇒参考
作品解説
「少女とミリヲタの純情初恋物語」
この世界にはミリタリーマニア(ミリオタ)という人種がいる。鉄オタ、SFオタと並んでその来歴は古く、実用性が無い履歴書に書けない出会いが無いとストロングスタイルさでは随一。外出時の職務質問は当り前。三食ミリメシで食器はビクトリノックス。フィン空軍のチートさを語らせればさらに三杯はカタい。海外旅行は現地の戦車博物館を基準に計画を立て、源文語で会話し、心には匍匐前進、見る夢は迷彩色、遊ぶゲームはアドミラブル大戦略とそのエキスパンションとMODを無限ループとまあだいぶ誇張してみたが、そんなミリオタが主役とか正直あり得ない。第一これ出オチですよねさらっと流しますよ。そのはずだった。
ストーリー
AAALaLaLaLaLa( ゚Д゚( ゚∀゚)`Д´)LaLaLaLaiee!!!
図書館内で暴れるフードのおじさんから少女を救った、ミリオタ青年212㎝。彼女いない歴>戦略爆撃機B-2の生産機数な彼は、行軍中でも荷馬車に乗り降りして体を鍛えるほどの筋トレマニアで、見るからにすごく大きいです。
図書館で助けた少女からお礼に、高級ブランドのエルメロイのティーカップをもらうも、どうしていいか分からない。そして、そのお礼のお礼に彼女を戦車に乗せるべく、暇を持て余す自称英霊たちの集うスレ「英霊の座」に助けを求める。
「うしどこか たのむ」
いつしか「戦車男」と呼ばれるようになった彼に、なんとかしてやりたいと奸計をめぐらし、欲望のままに思いつきを語り、時にどやしつけながらも温かく見守る英霊たちがムラがりはじめる。彼氏にだまされた女性モデラーが妙に的確な視点でアドバイスしたり、ストーカーが一方的に野望を語ったり、ガチ犯罪者が激しくそそのかしたり、と様々なアドバイスが彼に届けられる。それらの真摯な励ましを受けて、戦車男は「エルメロイの女」と名付けられた彼女との距離を一歩一歩縮めていく…。
登場人物
メインキャスト
戦車男/イスカンダル
エキストラ役として秋葉原で適当にスカウトされたイスカンダルは、監督の一存で一転、主人公へと抜擢されることに。日本人離れしたエキゾチックなマスクと、スタジオの大改築を余儀なくされたという規格外の巨体を活かして、取り直しの許されない一発撮り・体当たりな演技を見せる。もちろん映画初主演となる期待の新人。
「ちょ、エルメロイと日曜に会うことになったけど。ワシ…ワシどうすればいい!?」
本編では豪放磊落で他者の都合を顧みない征服王であるが、この企画では小心者で美少女の匂いに(*´Д`)ハァハァしちゃうようなテンプレートotakuという性格が180度どころか遥かなる蹂躙制覇されたあとにきりもみ回転したバーサーカーのように転回している(どうしてこうなった)
当初髪を下ろしオタク3種の宝具(メガネ・ポスターサーベルリュック・チェックのシャツ)を身にまとっていたが、ウェイバーに惚れたのをきっかけにイメチェンし征服王ヘアーになった。
エルメロイの女/ウェイバー・ベルベット
清涼飲料水・化石サイダーのCM出演をきっかけに、さわやかな笑顔で日本中のお茶の間の話題をさらったウェイバーが待望のスクリーンデビュー。錬金術スレ有志による突発ネット投票にて、俺エルメロイ堂々一位を獲得。台本も渡されないままクランクインし、なんとなくエルメロイの女を演じた彼女は、その自然体の演技で関係者を驚かせた。今後も実力派女優の道をめざし、意欲を燃やしている。
「ライダーさんって面白い方ですね」
Fate/Zeroの正ヒロインと名高いウェイバーだが、今回の企画で名実ともに真のヒロインとなった(どうしてこうなった2号)。
本編では気が強く皮肉屋な性格だが、おしとやかで清純派な性格に変わった。
ついでに性別も変わった。
戦車男、エルメロイを取り巻く人々
彼氏に裏切られたモデラー:メディア/メディア
「押し倒せばいいのよっ!!」
Fate/staynightからの登場。今回の企画ではパジャマに紫色の袢纏というスタイルでどうみてもCPのノリですねわかります。彼氏に裏切られたという設定だが、旦那の抱き枕を持っているのでとりあえず幸せにはなったのだろう。
戦車男に的確にそして投げやりな感じにアドバイスをする。世話役に佐々木がいる。
メディアの世話役:佐々木/佐々木小次郎
「ダメだ俺がなんとかしないと…」
引きこもり時々ストーカー:ギル/ギルガメッシュ
「我のモノになれ!!この一言で片付く!!」
本編のラスボスはったカリスマA+のかけらもない。(同じく服はダサいのは黙っておこう。)
隣の家には可愛い幼馴染みが住んでいるという勝ち組。
彼のストーカー被害にあっているのは、恐らくあの人だろう。
ギルの幼馴染み:エルキドゥ/エルキドゥ
「また引きこもって、たまには外に出なよ。おばさん心配してるよ」
ギルガメッシュの可愛い幼馴染み。
戦車男に強気で迷惑な助言をするギルに辛辣なツッコミを入れ、アメリカ聖杯戦争が勃発している。
本編と同じく僕っ娘である。
お供に成田犬のリョウ号という名前の頼もしい白い犬を連れている。どうやら彼女の相棒のようだ。
引きこもり時々ストーカーの母/言峰綺礼
「ごはんだギルガメッシュ」
フリフリエプロン。
ギルの「母」でエルキドゥから「おばさん」と呼ばれているようだが、容姿は変わらず、そのままの姿である。母というより、家政婦の立ち位置に見えるが、果たして…?
そしてご飯はやっぱり、同じく麻婆豆腐なんだろうか?
対面恐怖症のメット男:ウtuオ/バーサーカー
「いける」
本編での狂化による意思疎通不可の設定が対面恐怖症に変化した。
Tシャツ半パンで、西洋甲冑の兜をかぶっている。
どうやら会話は筆談でおこなうようだ。
犯罪者1号:ダンナ/ジル・ド・レェ
「攫え!!」
本編から考えるにおそらくガチ犯罪者(おまわりさんこいつです)
髪型はロン毛になっている。
犯罪者2号:龍ちゃん/雨生龍之介
「攫え!!」
本編から考えるにおそらくガチ犯罪者(おまわりさんこいつらです)
エルメロイ家
エルメロイの父/ケイネス・エルメロイ・アーチボルト
妻ラブ
エルメロイの母/ソラウ・ヌァザレ・ソフィアリ
息子ラブ
エルメロイの兄/ディルムッド・オディナ
妹ラブ
余談
Fate/strangeFakeと戦車男は共にエイプリルフール企画出身の作品である。だからなのか、ギルガメッシュとエルキドゥはこちらでもアメリカ聖杯戦争を勃発するし、エルキドゥのお供は白い犬の姿をしたリョウ号なのかもしれない。
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