…この戦い、我々の勝利だ…
プロフィール
誕生日 | 6月16日 |
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星座 | 双子座 |
血液型 | O型 |
身長 | 177cm |
体重 | 68kg |
イメージカラー | 深紅 |
特技 | チェス |
好きなもの | ティータイム |
苦手なもの | 反則攻撃、不慮の事態 |
天敵 | アイリスフィール・フォン・アインツベルン |
CV | 辻谷耕史(アニメ版Fateルート)/速水奨 |
演 | 遠山裕介 |
概要
聖杯戦争を創った御三家の一角「遠坂家」の五代目当主で、第四次聖杯戦争おけるアーチャーのマスター。
非常に(「Fate(TYPE-MOON)」の世界における)魔術師然とした人物であり、由緒正しき魔術師として根源到達を目指すべく聖杯戦争に臨む。
略歴
元々魔術師としてはさほど才覚豊かな人物と言うわけではなく、歴代の遠坂の中でも凡庸な人物であった。しかし、その克己と自律は強固なもので、必要とされる数倍の修練と幾重もの備えをもって事に当たり、常に結果を出してきた。家訓「常に優雅たれ」に忠実な人物でそれを実践しているが、その一方で遠坂家特有の「うっかり」もしっかり持ち合わせている。
また先代と共に商才に恵まれた人物でもあり、冬木市のセカンドオーナーとして霊脈の要衝として押さえていた土地を積極的に商業用地として貸し付け、行き届いた霊脈管理によって悪運・災難・霊障の類から守られた事業はことごとく成功し、莫大なテナント料を手にしている。この他にも協会に「魔術を簡略化する魔術式」の特許を登録しており、定期的にその特許料が遠坂家に入ってきている。
ただし、遠坂家伝来の宝石魔術は筋金入りの金食い魔術であるため、1~2世代でここまで稼いでも、堅実な地主である臓硯が長く管理している間桐の方が財政状態は安定しているらしい(逆に言うとここまで稼がないと魔術系統を維持できない。宝石魔術恐るべし)。そのため、遠坂家の跡継ぎは先代の資産を食い潰す前に魔術師として大成し、次の代への資金をためる義務がある。
時臣もその義務を十分に果たしていたはずであったが、あまりに早い死によって跡継ぎの凛に受け継がれるはずだった財産の大部分であるテナント料は、彼女の後見人のずさんな管理によって、重要な土地が殆ど人手に渡ってしまうこととなる。その後も魔術式の特許料は毎月入るため凛の大事な収入源となっているが、天才と呼ばれた時臣の魔術式とはいえいかんせん凛の世代では時代遅れになりつつあるようだ。それでも時臣含め歴代の遠坂家当主が積み上げてきた魔術特許の収入は年間数千万円に及ぶが、やはり宝石魔術の出費は大きく凛の代では遠坂家は資金難に陥ってしまう。
人物
狡猾さ、非情さを持ち合わせた魔術師然とした人物でありながら魔術師としては珍しく父親としての愛情も深く持っており、二人の娘が余りに稀有な資質の持ち主であることから「魔術師としての生しか選べないであろう」事に苦悩していた。
(なお、時臣自身は、先代から家督を嗣ぐか否かの「選択の余地」を与えられたことを「父からの最大の贈り物」と捉えており、自身の娘達にも同様の宝を与えてやれたならと切に願う。)
呪いにも等しい才を持って生まれた娘達には、魔導を修めさせる以外に生き延びる道はなく、一子相伝の魔術師社会において、遠坂家の加護を与えられる後継者は一人のみである。
後継者になれ無かった場合、魔術から遠ざけられ一介の人間として生きる事になるのだが、魔術師として希少な能力を生まれ持ったがゆえに桜にはそれが許されず、いずれ魔術協会に保護又は拉致され、研究用のホルマリン漬けの標本にされる未来しかない事を恐れていた。そんな時に同盟関係にある間桐家から養子の申し入れがあったことを時臣は天恵とし、「それぞれが自らの人生を切り拓いていける」手段を得るため、養子に出す事にした。
これは遠坂と間桐の間に古くから同盟関係が有り、「後継者が途絶えた場合は互いに養子を出す」という取り決めに従ったものでもある。
加えて、桜の属性は極めて稀な「架空元素・虚数」という、遠坂の魔術にとっては完全に専門外のものであり、時臣にも虚数属性の魔術など教えようがなかった点も関係する。
養子に出すにしても、そもそも架空元素などという希少属性を扱う家系など時臣にアテなどあるはずもなく、その点では結果論とはいえ、刻印蟲によって術者の体質そのものを変えてしまう事ができる間桐の魔術は、桜を魔術師として育てあげるという点においては、時臣が取り得る選択肢の中では最もベターな選択であったと言える。
一応は他には桜の魔術回路を完全に潰して凡人にしてしまうという選択も無いではないが、親のエゴだけで幼い子供の才能や可能性を完全に潰してしまう上に、重篤な後遺症の可能性さえあったため、父として魔術師として桜の未来を想って取った行動であったのだが、桜自身にとっては不幸でしかなかったというのも皮肉な話である。
能力
研鑽の末、時計塔でも一目置かれている魔術師となっており、作中でも(目立たないところで)卓抜した技能を見せる。魔術属性は火(ちなみに最もノーマル、つまり平凡な属性である)、起源は不明。
魔術礼装は時臣が生涯をかけて練成してきた魔力が封入された特大のルビーで、樫材のステッキの握りの部分に象嵌されている。ちなみに宝石使い捨て魔術ではない様子。
未遠川上空付近に滞空するヴィマーナから間桐雁夜のもとへ赴いたときには、約80mほどの高さから、質量操作と気流制御の二重呪法による自律落下を行っている。これ自体は熟練の魔術師にとっては苦も無く行える芸当であり、むしろその練度を問うならば優美さによって格付けが決まるところを、時臣は尋常の魔術師が見れば溜息を禁じ得ない、模範演技ともいうべき水準で行っている。
(娘の遠坂凛が穂群原学園の屋上からの着地をアーチャーに任せていたことからも、時臣の魔術師としての技量の高さが窺い知れる描写となっている)
作中で魔術戦を行う描写はほとんどないが、間桐雁夜との魔術戦(と時臣本人は意識してもいない茶番)では遠坂の家紋を模した火炎の防御陣を展開する。触れるもの一切を焼き尽くす攻性防御であり、触れた翅刃虫の群れを焼き払っている。
さらにそこに『Intensive Einascherung(我が敵の火葬は苛烈なるべし)』という2節の詠唱を加えることで、防御陣の炎が蛇のようにうねり、襲い掛かる。
ドラマCDと漫画版では、雁夜が火炎魔術の対策として用意した耐火仕様の外殻を備えた翅刃虫に対し、驚きこそはしたがすぐさま耐火外殻の及ばない関節などの僅かな隙間の部分を狙って焼き切るという神業を披露している。
奈須きのこ曰く、衛宮切嗣を除き、第四次聖杯戦争に参加したマスターの中ではケイネス・エルメロイ・アーチボルトに対し太刀打ちできるとされる唯一の人物。
(他のマスターはサーヴァントに倒してもらうしかない。アサシン以外ならなんとかなるはず、とも)
今回の聖杯戦争には監督役である言峰璃正とも通じ、アサシンのマスターである言峰綺礼を幕下に加えるなど幾重にも策謀を巡らせた上、英雄王をサーヴァントとして召喚し、満を持して臨む。
「英雄王ギルガメッシュ」には掛け値なしの敬意を払っているが、その写し身にすぎない「アーチャーのサーヴァントとしてのギルガメッシュ」には偶像と同列の存在であり、それなりの敬意を払うものの自身の目的を達成させるための道具として見なす、という徹底した魔術師の対応をしていた。
活躍と末路
上記の通り、監督役の言峰璃正、アサシンのマスター言峰綺礼と手を組み、英雄王ギルガメッシュを召喚するなど、万全の状態で聖杯戦争に挑む。
また、真っ当な魔術師であるが故に魔術師としての誇りを持たない衛宮切嗣や、本来は聖杯戦争は秘匿に行われるのに、キャスターと共に子供を誘拐して生贄とするという、目立った行動を取る雨生龍之介などに憤りを覚えている。
しかし、自分のサーヴァントであるギルガメッシュは"魔術師として真っ当すぎる"時臣を「ひどく退屈な男」と酷評しており、最低限度の命令しか聞かず、好き勝手に動いていく。(もっとも、彼自身もギルガメッシュの行動原理を理解しようとしていなかったが)。
令呪に関しても、勝ち残って聖杯を得た際にギルガメッシュを自決させる為に消費を極力控えていた。
終盤にライダー陣営とバーサーカー陣営を倒すまでの間のつもりでセイバー陣営に同盟を申し込むも、その2つの条件のうちの1つとして、聖杯戦争終了まで言峰綺礼をロンドンへ退去させることになる(表向きのマスターであるアイリスフィールが言峰を特に警戒していたため)。
そして、綺礼は冬木市を離れる前に彼の邸宅を訪れ、その際に見習い卒業の記念品としてアゾット剣を進呈するが、本当は綺礼に戦線離脱する気などさらさらなく、無防備な背後を贈ったばかりのアゾット剣で刺殺された。
この時、ギルガメッシュも傍らで見ており、自分の弟子とサーヴァントに裏切られるという、悲惨な最期とも言えよう。
アニメでの末期の顔は「アゾット顔」と呼ばれ、ネタにされている。
そして、彼の死体は雁夜を破滅に追い込む為の舞台を用意する為に利用されることになるなど、正に死人への鞭打ちの如き扱いを受けている。
終戦後、彼の魔術刻印は遺された凛へと受け継がれ、幼くして凛は名実ともに遠坂家当主となる。
なお、セイバー陣営のマスターである切嗣はアーチャー陣営との同盟を受け入れる気はなく、「同盟を受け入れたと見せかけて影で時臣を暗殺する」つもりだった。更にもしも直接対決になった場合、この人のように切嗣の魔術師殺しの真骨頂たる礼装の餌食になる可能性は高く、そうなった場合は命どころか後に凛が継承する遠坂家の魔術刻印まで失われるという、魔術師の家系としても致命的な被害を被っていたと思われる。
…つまり、綺礼に殺されなくてもどちらにしても時臣には破滅の末路しかなかったと言える。
まあメタな話をすれば時臣が勝利もしくは生存してしまったら『stay night』に繋がらなくなってしまうのだが。
ただ1つ救いがあるとすれば、10年後には切嗣の義理の息子と時臣の愛娘2人の内どちらかが結ばれるため加害者の息子と被害者の娘の関係になることは避けられたことか。
関連人物
サーヴァント。歴史上偉大なあの英雄王なので謙った言動をとっている。これにはギルガメッシュも当初は「ほう、この時代にしては珍しい男だ(要約)」と認めていたが、やがて正当な魔術師の誇りを貫き通し、後に根源への鍵として英霊を切り捨てることを暴露されてしまった時臣は、異質なものをこそ興味の目当てとしていたギルガメッシュにとってはつまらぬ男だと切り捨てて然るべきだった。
妻。娘ともども開戦前に実家へ避難させた。時臣が魔術師らしい価値観の持ち主であることを充分に理解し、その上で夫を盲愛している。旧姓は「禅城」といい、魔術師ではないものの、その血統に眠る才能を最大限に引き出す特質を持つ一族。凛と桜が規格外の才能を持って生まれてきたのは、彼女の血統による影響である。
長女。開戦前に妻の実家へ避難させた。Zero時点ではまだ時臣に娘に対する甘さがあった為、幼い凛にとって父時臣は敬愛すべき偉大な魔術師であり、母と違いその理念から来る冷酷さといった人格の負の側面を理解するには至っていない。魔術の本格的な修行に入るころに時臣が存命であればそれを理解し、非人間性に反発して魔術を忌避するようになるか、父同様に冷酷な魔術師(ギルガメッシュが評するところの『退屈な人間』)に成長していたと言われている。凛にとっては、父親の非情な一面を見ずに済んだのは最大の幸運だったのかもしれない。
次女。魔術師は一子相伝のため子供は一人いれば十分なのだが、虚淵氏によれば出生当時の凛には何かしら夭折を危惧させるものがあり、保険として2人目の子供である桜を生ませたのではないかとのこと。幸い愛娘は二人とも無事に成長したが、どちらか片方しか跡継ぎにできないため、葛藤の末、間桐へ養子に出すことになったが、その結果桜は間桐家の当主の道具としての扱いに追いやられることになる。
魔術の弟子。聖杯戦争1年前に令呪が現れたため、自分のサポート役とするべく弟子に取った。時臣は彼の働きぶりを誇りに思っており、その裏にあった苦悩や葛藤を全く理解していなかった。
そして、戦線離脱させる際に師から弟子へと受け継がれる魔術礼装であるアゾット剣を贈ったが、直後に仇で返される形となった。
次女の桜を養子にした間桐家の当主・間桐臓硯の次男で、妻の葵の幼馴染。桜を忌まわしき間桐の家へ養子に出し、片思いの相手である葵を奪った(と勘違いしている)ことで一方的に憎まれている。時臣もまた、魔術の才能がありながらそれごと家を捨て、一般の人間として生きている雁夜を責任を果たせない人間として見下し、心底どうでも良い小物の様な存在だと認知している。
セイバー達がキャスターと戦っている間に、彼らとの戦いで勝利する。
遠坂家を興した先祖。遠坂の魔術行使の文言に『祖には我が大師シュバインオーグ』の一節があるのは、彼がキシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグに弟子入りしたことに由来する。とはいえ、実際には一宿一飯の礼として、軽い手ほどきと宿題を受けた程度であり、師弟と呼べるほど濃密な関係ではなかった。また、「弟子の中で最も見込みのない男だった」と評されており、才能があったのはむしろ娘の方であったという設定などどこか時臣と似ている点がある。
西洋魔術を学んだ東洋人…という異色の経歴からか「魔術と武術を同等に見る」という特異な価値観の持ち主だったらしく、当初は「無の境地」から根源の渦に至ろうとしていたが、マキリとアインツベルンの勧誘を受けてその志に賛同し、現在の聖杯を使う手法に切り替えた。
ドラマCD『TYPE-MOON Fes.スターダストオペレッタ』にて対面。
凛と桜と交際している点に関しては特にお咎めなし。むしろ一夫多妻制については理解があると語っている…それどころかやってみたかったとまで語っている始末。ただし、あの衛宮切嗣の息子だと知ると殺しに掛かってきた。
『Zero』本編では直接対峙する機会はなく(対峙したらしたで相性は最悪だっただろうが)時臣は切嗣の参戦を「金銭目的だろう」と推察していた。
……が、その後の各陣営の諜報の過程で切嗣の聖杯戦争中のあまりにも魔術師らしかぬやり口を知ったためか、前述の士郎に対し「外道の子は外道というわけか!」と憤慨していた。……士郎にとっては養父をボロクソに批判された上にとんだ風評被害である。
「Apocrypha」の登場人物。特に繋がりはないものの「確実に勝利するため万全の準備をするも予想外の出来事に振り回され企みがおじゃんになる」「英雄に対して敬意は払うが器に過ぎないサーヴァントのことは使い魔として見下している」「骨の髄まで魔術師と評される」などポジションが似通った人物。
各作品での時臣
Fate/staynight
凛の回想に登場。なお、原作ゲームやTVアニメ版第一作で姿は描かれておらず、TVアニメ版『UBW』や劇場版『Heaven's Feel』でも顔の辺りがボヤケている。
ちなみに、第五次聖杯戦争において凛がサーヴァントを召喚した日に時計が一時間早まっていたのは時臣の仕掛けである。「この程度の身近な狂いに気が付かないようなら聖杯戦争に参加するのはまだ早い」というちょっとした茶目っ気であった。
十分天寿を全うしたと伝えられており、元々の設定では高齢であった事が窺える。
アニメ版第一作で演じていた辻谷氏は音響監督も担当していた。
Fate/Apocrypha
存命。間桐が滅亡したためエーデルフェルト家に桜を養子に出した。
この世界線では聖杯は諦めているようで、魔術を学びつつ拳法で宇宙と同一化するといった可笑しな方向性に走っているという。
ただ、凛が高校生になる頃には魔術と拳法を組み合わせたまったく新しい武術の開祖になっているようで、何気に他世界よりも出世している模様。
さらにこの世界では彼にとっての敵もいないので、平和に生きていると思われる。
Fate/EXTRA
海外に遊学中に浮気してできた子の子孫が遠坂リン。
EXTRAの時代で存命かどうかは不明だが存在は示唆されている。
Fate/GrandOrder
本編よりの彼は直接登場しないが、ありとあらゆる方面で酷い目に遭っている。
彼の描かれた概念礼装☆4『優雅たれ』(スター発生率20%アップ)は、初期こそギルガメッシュとの組み合わせで重宝されたが、礼装のラインナップが充実すると課金ガチャ中でも屈指のハズレ枠と目される一つと言われるように…。
2015年クリスマスイベントではそれを送られたけーかちゃんは「後ろから刺したくなる顔してるー!」と言って、速攻でアサシネイションに向かった。その人もう死んでるんだけどね。
また、2017年ハロウィンイベントでは主人公がこの概念礼装を変わり身の術として置いていくなど度々ネタ扱いされている。
2018年には新たな概念礼装☆5『火炎伯爵』(自身の宝具威力を20%アップ&宝具使用時にチャージ段階を2段階分上げる(1回))が登場。火力特化だが、チャージ強化が使い捨てなので長期戦には向かないのがネック。『魔性菩薩』を始めライバルも多い。
『Fate/Zero』とのコラボイベント『Fate/Accel Zero Order』では直接的な登場はしない。が、平行世界の聖杯戦争の経験から万全を期して用意した手の内を知られており、大聖杯の解体の際に霊脈の情報も得ていたエルメロイ二世によってギルガメッシュがバーサーカーを味方に付けた主人公達に早々に敗れるわ、綺礼からマスター権を奪ったと思しきアサシンの残りの総軍全ても、ルビーで造ったゴーレムや管理している霊脈さえも尽く破壊されるわ、最終的に大聖杯は失われて聖杯による根源への到達は不可能になるわで散々な目に遭っていた。おまけに劇中では語られていないが、霊脈を破壊された事で遠坂家の重要な収入源の一つであるテナント事業が破綻する事は避けられず、如何に優秀な魔術師である時臣と言えど冬木市一帯の霊脈を修復するのは容易ではないため、恐らくこの段階で遠坂家は資金難に陥ってしまうと思われる。
まあ、上記の通り正史では死んでしまうのだから、「生きているだけマシと思え」と言われればそれまでなのだが。
『セイバーウォーズ2〜始まりの宇宙へ〜』では、サーヴァント・ユニヴァース世界の人物「トキオミ教授」として登場。スペース・イシュタルの父(義父)で、サーヴァント・ユニヴァース誕生の秘密を探る考古学者。
また、ショップ店員(ミッション報酬)も担当しており、ボイスも付いている。
型月ギャグ時空の北端たるサーヴァント・ユニヴァースだけあってお茶目な言動が増えており、昔は賞金稼ぎとしてブイブイ言わせていたり、賞金首討伐クエストを受理したり踏破したりするとノリの良いコメントを聞かせてくれたりと、『Zero』時空の生真面目さよりも『stay night』時空のユニークに理解がある人物としての側面が強い。
ストーリー上では、攻略の鍵となるイベントアイテム「女神聖典」をはじめ、スペース・イシュタル関連の一切の秘密を握るキーパーソンであり、彼の遺した記録をすべて読み解くことでストーリーがエンディングへと向かい始めるようになる。
なお、死亡したと語られていたが、イベント終了後のショップボイスによると実は生きているらしい。
余談
TYPE-MOONの10周年記念に企画された性転換企画に、自分のサーヴァント共々登場した。
見た目は、彼の娘である凛をそのまま大人にしたような容姿であり、割と好評である。
Pixivでは彼本来の人気もあって、腐向け作品での登場率が高いので検索するときは注意が必要。
ファンからの愛称は「トッキー」だが、『TYPE-MOON Fes.スターダストオペレッタ』でアルクェイド・ブリュンスタッドが名付けた公式の愛称である。
関連イラスト
関連タグ
道化(関係者二名から嘲笑され掌の上で踊らされながら殺害される意味で)
悪役(作者の虚淵氏曰く、時臣は元々「凜の善良さを父親にまで引き継がせると、ものっそ殺すのを躊躇させられるキャラになる」という事で敢えて悪役キャラとして設定された為。)