その他曖昧さ回避
概要
wizardやmageなど魔法使いに相当する欧米語を和訳する際に用いられる定訳の一つ。
残念ながら訳語は統一されていないため、どの欧米語の和訳かは作品に依存する。
その結果もあってか国産西洋風ファンタジーで用いられる場合の意味内容も完全に作品によってまちまちである。
強いていえば「師」という文字を含む分「理論立った魔法体系」のように感じられるためか、学者的な魔法使いを魔術師と呼ぶことが多い。
逆に魔法使いはファンシーなイメージで使われることがやや多い。
例えば『ベルガリアード物語』では、神アルダーの直弟子として体系的に「意志の力」を学んだものを魔術師と訳し、悪魔や呪物の力を利用する者を魔法使いと訳している。
また理論立った魔法体系があっても「魔術」という単語を用いていない(『スレイヤーズ』など)、魔術はあっても「魔術師」とは呼ばない(『魔術士オーフェン』など)といった例もある。
実在した魔術師
以下の人々が有名。
ちなみに上記のクロウリーは、「鼻をかむことすらも魔術的行為」と定義している(リンク先の脚注の1)。