概要
主にハンカチの裏側やシルクハットの中など『何もない所』から色んな物を出したり、トランプを使ってカードの中身を当てたり目的のカードを表を見ずに当てたり、貫通し得ないものを貫通させたりまたはつなげてしまう芸である。
一見それらは常識ではありえない現象なので魔法と勘違いするかもしれないが、基本的に手品の裏には「タネ」が存在し、科学的には説明が可能である。つまり、それらをうまく隠しながら行うことで魔法のように見えるわけである。
ただし、創作作品の中には「実際に魔法が使えるキャラクター」があえて「手品」の体裁をとりながら魔法を駆使することもある。
手品を行うときの衣装
術者はタキシードに類するものを着用することが推奨される。これはドレスコードの問題というよりは手品に使用するであろうシルクハットとあわせる為である。あくまで記号的なものなので、別にタキシードでなくてもよい(小規模の手品の時など)。
美女
下半身は網タイツにレオタードの美女を出すという謎のお作法もある。
大規模な手品ではタネも大規模になることが多く、タネから目を逸らす為にセクシーな美女を用意あるいは本人がセクシーな美女であることがある。
この時、エチエチな姿だと煽情効果のせいで男性の視線はタネではなく美女に集中してしまうのだ。このスタイルはプリンセス天功が有名。
手品とイカサマ
手品とイカサマは似て非なるものといえる。前者は巧みな話術とトリックで不思議な世界を演出し非日常を作り出すエンターテインメントとして発展してきた。後者は巧みな話術とトリックで人を欺きルール破りな不正を行う術と言える。
一例として「デンスケ賭博」と呼ばれたものがあり、三つのタバコ箱の中に一つだけコインなり札なり入れた箱がどれかを当てれたら勝ちというものが存在した。ところがこのギャンブル自体がイカサマであり、客が何回やっても負ける仕組みになっていた。その実、手品でいう「カップとボール」に似た物であったらしい。
ただし、カードマジック(トランプマジック)の源流はギャンブルで用いられたイカサマから派生したという説がある。
関連タグ
手品が使えるキャラ
香風サキ 城戸玲司 黒羽快斗 コクリコ ともみ 保登心愛 室町光 テジナーマン
実際に魔法が使えるが、手品の体裁を取るキャラ
怪盗セイント・テール ザターナ ティラミー ドロシー・オルブライト