手品
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てじな
手品 (てじな)とは、物理科学と魔法の境界線に存在する不思議な現象である。
主にハンカチの裏側やシルクハットの中など『何もない所』から色んな物を出したり、トランプを使ってカードの中身を当てたり目的のカードを表を見ずに当てたり、貫通し得ないものを貫通させたりまたはつなげてしまう芸である。
一見それらは常識ではありえない現象なので魔法と勘違いするかもしれないが、基本的に手品の裏には「タネ」が存在し、科学的には説明が可能である。つまり、それらをうまく隠しながら行うことで魔法のように見えるわけである。
ただし、創作作品の中には「実際に魔法が使えるキャラクター」があえて「手品」の体裁をとりながら魔法を駆使することもある。
手品とイカサマは似て非なるものといえる。前者は巧みな話術とトリックで不思議な世界を演出し非日常を作り出すエンターテインメントとして発展してきた。後者は巧みな話術とトリックで人を欺きルール破りな不正を行う術と言える。
一例として「デンスケ賭博」と呼ばれたものがあり、三つのタバコ箱の中に一つだけコインなり札なり入れた箱がどれかを当てれたら勝ちというものが存在した。ところがこのギャンブル自体がイカサマであり、客が何回やっても負ける仕組みになっていた。その実、手品でいう「カップとボール」に似た物であったらしい。
ただし、カードマジック(トランプマジック)の源流はギャンブルで用いられたイカサマから派生したという説がある。
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