保登心愛
ほとここあ
「私のモットーは、会って3秒で友達だからね。」
保登心愛とは『ご注文はうさぎですか?』の主人公である。通称「ココア」。
木組みの家と石畳の街の学校に通うため、田舎の実家からやってきた高校生(初登場時点で15歳の1年生 原作最新時点で18歳の3年生)。
高校入学を期に舞台の街に引っ越してきて、学校の方針もあり下宿先であるカフェ「ラビットハウス」で働くことになる。
名前の由来は言うまでもなく『ホットココア』。
(余談になるがホットココアは和製英語の表現らしく英語圏では殆ど通じない単語。ネイティブ的には『ホットチョコレート』の方が表現的に正しい。どちらにせよ和製英語を上手く日本人の名前として昇華した素晴らしいネーミングである)。
スペルはHoto Cocoa(海外では日本人の名前だからという認識や発音の都合からかHoto Kokoaと表記される事もある)。
さらに余談になるが保土ヶ谷(ほどがや)、程谷(ほどや)、保登田(ほとだ)などの苗字は実在する。これは「窪地」を意味する地名から派生したものである。「保登」もこの手の苗字の一つなのであろう(山育ちでもあるしそれが由来かも。大元の起源となっているホットココアは別として)
苗字のニュアンス的には久保(窪)、久保田(窪田)などに近く語感としては堀田(ほった)であろうか。
性格は天真爛漫でなおかつ快活&感受性が豊かで涙もろい性格(一見すると何の変哲もない映画を観て感動し始めるほど)。紫水晶を思わせる綺麗な紫眼をもっている(純粋な日本人では遺伝子的にあり得ないため、これはアニメの記号的な表現と考える方が無難だが…)。快活さを表現するためか他のキャラより口が大きめに描かれている。
大変ノリは良く、時たまリゼ顔負けのオーバーリアクションを取り、「ヴェアアアアアアアア!」という可愛らしい外見からは想像もつかない叫び声を発して視聴者の度肝を抜いた。またアニメ版ではチノにいたずらでゾンビメイクを仕掛けられた際は仰天のあまり、やかんの音のような叫び声と顔芸(白目に近い)を披露している。
前述の通り天真爛漫で快活な性格だが、かなり天然で抜けたところも多い。更に、根がお人よし&正直(素直とも言える)すぎる為か、プライベートでも会うような友人はリゼと同様に少ない模様。但し、「妹キャラ」として先輩達からは受けが良いらしく、クラスメイトとの仲も良好である。
髪は濃いめのストロベリーブロンド(要は赤みがかった金髪。原作初期やVita版などの媒体では茶髪気味)のセミロング(運動するときはサイドポニーにしている)で、半分になった花の形の髪飾りをしている色白の健康的で可愛らしい風貌をした美少女。
やや童顔で容姿も幼さを残しており実年齢よりも若く見えるが(これは保登家の遺伝であろう)、決して幼児体型ではない。外見は性格と同様にフワフワしており当たりが柔らかく、いかにも女の子らしい女の子と言った感じである。顔立ちも整っている部類に入るが、巨乳のリゼや貧乳のシャロと違い本編であまり容姿について言及されたことがないがシャロから羨ましがられたことがあり、「これ以上胸を張るな」と嫉妬された。しかし、本人は姉を越えるのが夢なため、いつかは今以上にナイスバディになりたいらしい。だが皮肉にもリゼやユラにも勝るとも劣らない巨乳である(更には未だに成長中である)。
主要キャラの中でも身長やスタイルはいずれもちょうど中間くらいで、身長は一般女子の平均よりやや低くチノの制服を着ても違和感がないが、意外とメリハリのあるスタイルの持ち主であり実姉やリゼにも引けを取らない(本編を見れば分かると思うが脱ぐとすごい、更に近年では急成長をしており、リゼやユラからも一目置かれるスタイルになっている)。
私服としては主に丈が短い白地のワンピにブーツを着用し清楚系が多い(主要キャラでも私服での肌の露出がやや多めである)。時たまロザリオを首に掲げている。
大の動物好きで、何故か人語を喋るウサギのティッピーと何の抵抗もなく話し、木組みの街に生息している野良ウサギたちともすぐに仲良くなっている。
意外だがトマトジュースと野菜類が嫌いな肉食系女子である(野菜嫌いという特徴はチノと共通している)。また、気疲れしやすい体質なのか、本編で何度か仲間と話している最中に無意識に居眠りをしてしまっている。
一見すると社交的で隙の無い人物のような印象だが、実はかなりの本好きで、本来の性格はチノ同様控えめで内向的と推測される(姉・モカが、ココアが木組みの街にある高校に進学することに驚き、心配していることからもココアの内向的な性格がうかがえる)。実際、誰よりも人の気持ちや痛みが理解できる繊細さをもっている。
主にチノ、リゼ、千夜と仲が良く、特に千夜とは初対面から意気投合し、そのラブラブっぷりは周囲からも呆れられるほど。ただ、時として文才の無さから千夜をビビらせる言動をしてしまうことも(後述参照)。また、年上の青山ブルーマウンテンとも波長が合い仲も良い。
可愛いものやティッピーのようなもふもふしたものが大好き(好きな言葉も「もふもふ」)で、特にチノを自分の妹のように扱い溺愛している。特に自分が末っ子だったため、『姉』と言う立場に拘りがあるようで、チノに対して度々「お姉ちゃんらしく」と奮闘するが、基本的に空回りすることが多く逆にチノに叱られている。チノが焼きもちを焼いたり(ココアがそう思い込んでいる場合もある)、寂しがったりしていると大喜びするが、逆にチノに無視されたり、他人に取られそうになったりするとショックを受けてしまう(酔って妹キャラになったチノがリゼを『お姉ちゃん』と呼んだ際、激しく嫉妬しリゼに喧嘩を売るも案の定あっさり返り討ちに遭っている)。
一方、チノの同級生であるマヤとメグに対しても妹扱いしているが、こちらは親しみやすい性格が幸いして慕われており、特にメグの憧れの的になっている。さらにまんがタイムきららMAXのCMではきんいろモザイクのアリスに目をつけ、彼女を妹にしようと企むなど(チノから「ココアさんと同い年ですよ」と突っ込まれた)、小さい子もしくは年下の子なら誰でも妹にしたがるようで、夢の中でもモカが「全員妹計画」を口にしていることから妹キャラなら何でも良い様子。
しかし、自分より背が高く年上であるリゼすら自分の妹としてモカに紹介しようとするなどかなり見境がない。しまいにはきららファンタジアでもココア自身よりも幼く見えるランプ、シュガーはともかく、ココアよりも少し身長が高めであるクレアや、挙句の果てには成人済みである桜ねねすら妹認定したりと、不審人物っぷりに磨きをかけている。
またチノがキャンプの時、水をかけようとした際、自らかかり行こうとしたり、チノの真似をしたリゼが「CQCしちゃうぞ」と言った際、寝ながら「どんと来い」と言ったり、チノから「遅刻したお姉ちゃんは罰を与えます」というのに対し、自ら罰を受けようとしたり、チノが自分のスカートを引っ張った際、スカートをめくろうとしたと勘違いしながらどこか喜んだりと心なしかMになる節がある。更に本誌2023年4月号(第12巻第4話収録)では、腹話術の練習を覗かれていたチノが恥ずかしさのあまり「のぞくなんてへんたーい」と腹話術で言うと、「新鮮な罵倒もイイっ!」と喜んでしまっている。おいお姉ちゃん。
天然かつ天下泰平な性格から、一見してただのアホの子であるかのように映るが、学業では理系科目の成績が良く、暗算が驚異的に得意である(リゼの出した3桁×2桁の問題に即答した。もしかしたら珠算をやっていたのかもしれない)。翻って文系科目は壊滅的に苦手であるため、総合成績は平均的らしい(ただし幼少の頃から六法全書を読み聞かせてもらっていることや、会話での受け答えもきちんと出来ることなどから、少なくとも根っからのアホではない模様)。
壊滅的な文才が生みだした恐怖
事例 | 解説 |
---|---|
RabbitHorse/うぇるかむかもーん | チラシに盛大な誤字、言うまでもなく「Horse」は馬である。青山さんに別の喫茶店と思われた。ティッピーの似顔絵も不評だった。 |
リゼちゃんがそっちに特攻するってヽ(^o^"ノ | リゼが甘兎庵に行くと伝えるメールが、彼女が軍人の娘だからか自爆テロを連想させる表現をしてしまい、店を潰しに来ると千夜を恐怖に陥れた。 |
さぁ 聖なる夜の時間だ 来るがよい! | クリスマスパーティーの招待状(になっていない)。 |
果たし状 | 千夜と仲直りするために呼び出すメールが、なぜ果たし状なのか。文面もおかしい。 |
うぇるかむかもーん | よほど気に入ったのか、怪しさしかないうさぎの被り物(ちなみにメグセレクト)をしたままモカに口走る。アニメでは部屋に引きずり込んだうえに銃(型のクラッカー)を突き付けて、チノ関連とは違う意味の事案に。吹き矢部のチラシにもこっそり書かれている。 |
……文才がないというよりは、言葉の使い方を間違えていると言うべきかもしれない。
カフェでアルバイトしているのだが、コーヒーの味の違いはほとんど区別できていない。
実家がパン屋(Hot Bakery/ベーカリー保登)である為、パンに対しては並々ならぬ情熱を持っており、作中時点でも売り物として提供できるレベルの技量を有す。
それでも本人や姉はまだまだ未熟であると評しており、日々鍛錬や研究に勤しんでいる。
なおチノには「パンしかまともに作れない」と言われているが、実際にはシチューも定期的に作っている模様。
いつかチノを実家に招待したいと考えており、これに対してはチノも意外とまんざらでもない様子を見せている。そしてこれは11巻にて実現することとなった。
将来の夢についてはかなり移り気であり、当初は「パン屋」か「弁護士」であったが、青山さんの影響で後に「バリスタ」と「小説家」も加わっている。
ちなみに小さい頃の夢は「サンタさん」だった。また幼少の頃は魔法使いになりたがっていたことが姉のモカによって語られた。(詳細は後述)
将来の夢に移り気なココアだが、最初になりたがったのは魔法使いだという事がモカから明かされる。「おねえちゃん、うさぎさんにな~れ♪」とやったら、「もか」と書いた札を提げたうさぎのぬいぐるみを出され、「もどって~」と泣き出してしまったとのこと。
しかし後に起こった事態を見ると、やっぱり魔法使いの素質が……いや、まさか。
そして、百の橋と輝きの都への旅行を通してパン職人1本に絞ることになり、高校卒業後は百の橋と輝きの都でパン職人の修業をする決意を伝えている(9巻第13話より)。チノは「(将来の夢について)フラフラしていたのが定まって嬉しい」と回答しているが、同時に寂しさも滲ませていた。
自身のキャラソンである『スマイルメーカー』では歌詞に「心」に「愛」を届けたいというフレーズ(彼女の本名)が含まれており「ココアワールド」を素で体感できる。また『ハミングsoon!』や『チョコリズムチョコロール』でもココアが思い描く世界観(?)や歌唱力を堪能できるので興味のある方やココア好きは是非とも聴いてみよう。
アニメ2期12羽にてココアの母が登場し、映画『ご注文はうさぎですか?? ~Dear My Sister~』ではココアの故郷が舞台ということもあって本格的に登場した。CVは皆口裕子。
コメント
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