作品情報
作者 | Koi |
---|---|
フォーマット | 4コマ |
ジャンル | ギャグ、日常系、ハートフル・コメディ、エブリデイ・マジック |
出版社 | 芳文社 |
連載誌 | まんがタイムきららMAX |
連載開始 | 2011年3月号(2010年12月号ゲスト) |
単行本既刊 | 12巻+完全版4巻+公式アンソロジー4巻 |
連載状況 | 連載中 |
概要
『ご注文はうさぎですか?』とはまんがタイムきららMAXで連載中の4コマ漫画である。
作者はKoi氏。略称は『ごちうさ』。2024年10月現在、きららMAXで連載中の作品としては最長寿の作品となっていて、きららシリーズ全般で見ても、『キルミーベイベー』(2008年連載開始)に次ぐ長寿作品となっている、また、巻数では『ゆるキャン△』、『キルミーベイベー』、『NEWGAME!』に次ぐ巻数となっている。
美少女の登場することが多いきらら作品の中でも「かわいさだけを、ブレンドしました」「すべてが、かわいい」というキャッチコピーが付けられるほど、可愛さに特化した作品である。しかし、それだけでなく、作中ではキャラクターたちがそれぞれ交流を通して成長していく様子や、それに伴う心温まる物語も描かれている。さらに時折、エブリデイ・マジック的なファンタジー要素の回が描かれることもある。
きらら系列誌連載作品でもとくに美麗な描画がなされているということもあり、本作の人気が軌道に乗ったきららMAX2014年11月号以降、9年以上にわたって毎号カラー掲載を継続している。 きららMAX以外の系列各誌では、TVアニメ放送時期を除き、本作のように毎号カラー掲載が定着している作品はない。 上質なカラーイラストで読者を楽しませ続けていることはごちうさの魅力のひとつと言えるだろう。さらに10年以上の長寿作品故に絵柄も徐々に変化しており、第1巻時点では目の輝きは少なかったが、10巻に入るころには目の輝きも増えて、ほぼ現在の絵柄となる。アニメのタッチは第2~3巻あたりのタッチがベースであるため、現在の絵柄とは差異があるといえよう。
沿革
2010年10月19日発売の2010年12月号に読み切り版が掲載され、翌2011年3月号から連載開始した。当時まだマイナーなイラストレーターに過ぎなかった作者のKoiが木組みの街の世界観で喫茶店ものの漫画を描きたいと考えていたのがきっかけで、本作が生まれた。
この時点ではまだ他のきららMAX連載作品と同様マイナーな作品のひとつで、特段目立つ存在では無かった(故に、現在のように毎号カラー掲載では無かった)。2013年11月発売の2014年1月号にて第1作のテレビアニメ化が発表されたが、前述の通りマイナー作品であったという立場上、地上波では東名阪のみのネットに留まることになった。
本作の人気に火が付いたのは、そのアニメが放送開始されてからである。ニコニコ動画では第1話など1,000万もの再生回数を記録し、主題歌も大ヒットした。以降第2期、第3期とテレビアニメ化され、さらにアニメ映画化(厳密にはODS劇場先行上映)や単独OVA化もなされている(詳細は後述)。
しかし、アニメ第3期が終了した2021年以降、なろう系作品のアニメ化の氾濫による深夜アニメ枠の獲得合戦の熾烈化もあり、アニメ第3期終了以降続編製作決定は音沙汰無しとなっている。それでも物販イベントや企業コラボ、バーチャルライブが度々開催されるなど、社会現象として目立つ大ヒットとまでは至っていないものの、現在もコンスタントな人気を誇っている作品である。
第1巻第1話 - 4巻第6話までがココア1年時、第4巻第7話 - 第7巻第12話がココア2年時、第7巻第13話 - 第9巻第5話までは旅行編、第9巻第6話以降はココア3年時の物語となっている。ココア1年時および2年時は大体3巻半分で纏められていたが、旅行編以降はキャラの増加の影響もあり、作中時間経過のペースが連載を重ねるにつれてどんどん遅くなっている。さらに劇中3年目のハロウィン編は、ココアと周囲の人物の絆が重要なテーマという長編ストーリーとなってくる。
単行本は2021年12月時点で累計発行部数が300万部を突破している。
ストーリー
「♪うっさぎ~うっさぎ~」と無邪気に、喫茶ラビットハウスにやってきたココア。実は、そこが彼女が住み込むことになっていた喫茶店で…。お店で出会う女の子たちも、クールでちっちゃいチノ、軍人気質なリゼ、おっとり和風な千夜、気品あふれる庶民派シャロと全方位からかわいさと笑いが炸裂!(第1巻帯より)
登場キャラクター
キャラクター名の多くは喫茶店に由来する名称から。特にコーヒーや茶などの飲み物の名前が由来になっている人物が多い(例外的にメグみたいな娘もいるが…)。
ちなみにラテン文字表記が、ココアは「Cocoa」、シャロは「Syaro」、モカは「Mocha」になっている。
両親の存在が判明しているのは、ココア&モカ、リゼ(第11巻5ページの過去の回想で母親らしき人物が登場)、千夜、シャロで、チノは父親のみの片親(母親は既に死別)、ユラ、青山ブルーマウンテンは父親のみ、メグは母親のみ、ナツメ&エルはブライトバニー社長である親(父か母かは不明)の存在が現時点で判明している。兄弟姉妹が存在している(または、存在が判明している)のは、ココア&モカ(姉妹。これに加えて第二子と第三子の兄弟がいる)、マヤ(兄がいる)、ナツメ&エル(双子)のみである。千夜のみ祖母の存在が判明している(チノの祖父は既に死別)。このため、主要人物で家族設定が現時点で全く判明していないのは、真手凛、フユの2人となっている。
実は地味に巨乳キャラクターがほぼ全員を占めており、普乳・貧乳キャラクターはチノ・シャロ・マヤ・フユの4人だけである(ご注文はおっぱいですか?も参照)。
男性キャラクターは基本的に家族やモブキャラクターを除き、一切登場しない。このため、恋愛に関するエピソードは皆無である。
主要人物
主人公。高校進学を機に親元を離れ、喫茶「ラビットハウス」で居候を始める。チノの自称お姉ちゃん。うざかわいさ宇宙一!好きな言葉は、もふもふ。
将来はパン屋さんかバリスタ(barista)か国際派弁護士か…!?←弁護士も綴りは違うけど「バリスタ」(barrister)だよね。ちなみにbaristaはイタリア語。
自称「お姉ちゃん」だが、そこにはある憧れが絡む。
メインメンバー中身長も中くらい(開始時154㎝)。
準主人公で、喫茶「ラビットハウス」の一人娘。クールで、妹扱いしてくるココアに対して素直じゃないが、寝坊しそうなココアを「お姉ちゃん」の一言で起こす等密かに姉のように思っている。好きな言葉は、Stay hungry, stay foolish!
コーヒーに詳しい、しっかり者!
チマメ隊リーダー。祖父譲りの「カフェ・ド・マンシー(珈琲占い)」の使い手(但しまだまだ祖父には敵わない)。
身長は開始時144㎝。
喫茶「ラビットハウス」でバイト中。屈強な軍人気質だが、心の奥は乙女…!?好きな戦車は、九七式戦車。
ガーリーな状態だと「ロゼ」という二つ名が…。
チマメ隊命名者&総司令。高校組の中では最年長で背も一番高い。(開始時160㎝)
和菓子店「甘兎(あまうさ)」の娘さん。メインキャラクターの中では唯一愛称が漢字。ココアと同じ学校に通う。和ビューティ!好きな言葉は、カテキン。
見た目とは裏腹に、結構、ノリのいい人。
ココアのクラスメイト。
ネット界隈では鬼畜和菓子の方が通りが良い人。和菓子の日はこの娘が主役!
お店では和服とエプロン、ブーツをつけている。身長は開始時で157㎝。
リゼと同じ学校に通う。ココアと同い年。一見するとお嬢様に見えるが…
気品あふれる姿とは対照的に庶民的な暮らしをしている。千夜とは幼なじみ。カフェイン摂り過ぎでは酔っちゃうので要注意!
フルール・ド・ラパンなどバイトを複数掛け持ちしている。
特待生になるくらいに頭脳明晰。身長は高校組で最も小さい(開始時151㎝)。
チノのクラスメイトで人懐っこく常に元気いっぱいな女の子。
リゼに軍の関係者だと勘違いされている。
考えるより体が先に動くチマメ隊の切込隊長。しかし学力はお嬢様学校クラス。
チマメ隊の中で一番背が低い…(開始時140㎝)
チノのクラスメイト。おっとりとしていて、たまに抜けているところがある。
ココアに憧れている。
チマメ隊の中では一番背が高い(開始時145㎝、チノと1㎝違い)、けれどボケ担当。長らくバレエをやっていて、得意技はピルエット。くりゅくりゅくりゅり。(実際は「くるくるくるり」だが独特の声のためこう聞こえる)おかげで平衡感覚に優れ、ぐるぐるバット程度の回転では大丈夫だが、他の運動神経はイマイチ。
- 青山ブルーマウンテン(本名:青山翠)(CV:早見沙織)
落ち着いた雰囲気の女性で小説家。昔ラビットハウスでマスターに小説の意見をもらっていた。
机の下から喫茶店の店員さんを覗いたりするお茶目な一面も。
愛用の万年筆は宝物、なくしたらスランプに。
青山先生の仕事場のマネージャー。放浪癖の青山先生に手を焼いている。
青山先生とは高校時代の後輩。いざと云う時は当時の関係に戻る。そうなると青山先生の暴走を止められる唯一の人に。
画像左がエル、右がナツメ。
ココア達が旅行中に出会った双子の姉妹。
旅の行き先で幾度となく遭遇し、特にナツメはマヤと、エルはメグと交流を深めた。
単行本第9巻にて、シャロ、マヤ、メグと同じお嬢様学校に入学し、ナツメはメグと、エルはマヤとクラスメイトになった。
実は都会の大手コーヒーチェーン店「ブライトバニー」の社長の娘。
ココア達が旅行先のスパリゾートで出会ったチノと同年代の少女。
単行本第9巻にて、ココア、千夜、チノと同じ学校に入学し、チノとクラスメイトになった。
チノたちの街に進出してきた大手コーヒーチェーン店「ブライトバニー」に住み込みで働いているため、チノとは友人兼ライバルとなる。
元お嬢様高校の吹き矢部の部長。リゼの父とユラの父は軍での知り合い(立場上はユラの父が部下の模様)。
リゼとは幼なじみで、同じ大学に進学。高校を卒業してからは、リゼの家で住み込みのメイドとして働いていたが、その後ブライトバニーでもアルバイトを始めている。
うさぎ
アンゴラうさぎ…らしい。しゃべる…という説もある。
どうやらしゃべっているようじゃよ…。
謎の多いラビットハウスのマスコット。チノの頭の上が定位置。
和菓子店「甘兎庵」の看板うさぎ。体は黒く、冠をつけている。
よくカラスにさらわれ空から降ってくる。ティッピーに一目惚れした。シャロの兎恐怖症の元凶。
シャロの家に住み着いた、"元・不良うさぎ"。強面で隻眼の為に当初シャロにそう呼ばれていたが、シャロが世話をする事になった為に飼い兎に相応しい名前としてリゼが命名。
うさぎが苦手なシャロは頑張って受け入れたが、「ご飯は自給自足する」と約束している。
主要人物の親族
チノの父親でダンディな男性。夜のラビットハウスでバーのマスターをしている。
シブい外観に反してチノにかわいいお弁当を作ったり、千夜も唸る程のスイーツを作ったりする。
(名前はコミックス第2巻で判明。ただし漢字表記は不明)
チノの母親でタカヒロの妻。見た目はチノと似ても似つかないがクールなチノとは違って明るい雰囲気を持っていた。作中では既に故人であるが、亡くなる前にラビットハウスの制服を作成していたり生前は夫と同様にジャズをやっていたなど意外な面もあった。
2019年のエイプリルフール企画で名前が、その翌年には漢字表記が判明した。
ココアの姉。ココアの実家のパン屋で働いている。
妹とはとても仲良し。ココアにとっては様々な意味でどうしても超えられない壁。
ただし、スコーンはココアが酷評するほど壊滅的な味、コーヒーは母に泥水認定されたなど弱点もないわけではない。
ココアの実家のパン屋で、モカと一緒に働いている。
おっとりとした感じの女性だが意外とお茶目。実は生前のサキとは大親友であった。
ココアの兄たちとともに都会(百の橋と輝きの都)へ出て、大学教授をしている。
眼鏡をかけた爽やかな美形で、娘と似てノリの良い人物。
モカの弟でココアの兄。弁護士の卵と、科学者の卵の2人がおり、都会で大学に通っている。
単行本第11巻時点で回想シーンのみの登場。
↑画像右の人物
夜のラビットハウスに出入りしていて、タカヒロとは戦友とのこと。
「甘兎庵」の経営者。チノの祖父とは腐れ縁。
- 千夜の母(本名:宇治松千鳥)
↑画像右の人物
都会でバイヤーの仕事をしている。
シャロの母とは友人同士で、仕事における取引相手でもある。
- 千夜の父
単行本第11巻時点では言及のみで未登場。和菓子職人。
甘兎庵で働いているのか、それとも都会で働いているのかも不明。
↑画像左の人物
陶器職人で、夫とともに都会で陶器工房を営んでいる。
千鳥とは友人同士で、甘兎庵の食器も作成している。
- シャロの父
単行本第11巻時点では言及のみで未登場。陶器職人。
単行本第11巻時点では言及のみで未登場。おそらく高校生ぐらいと思われる。
バレエの講師をしていて、以前はメグとマヤもバレエを習っていた。
アニメ版では中の人も豪華である。
主要人物のクラスメイト
お嬢様学校の被服部の部長。
ココア達の学校の2年生のときのクラス委員長。元々高校の第1志望はリゼ達の通うお嬢様高校だったがお察しください。
後に生徒会長となったが、それでもあだ名として「委員長」と呼ばれ続けている。セリフが半分隠されているが、本名は「マイ」と思われる。
ココア達の学校の2年生のときのクラスメイト。ココアを妹扱いしている。
ココア達の学校の2年生のときのクラスメイト。居候先は大工であるため、力仕事が得意。
委員長と同じく、ココア達の2年生のときのクラスメイト。
3年生進学後は、レイとカノがココアの、委員長とあんずとなっちゃんが千夜のクラスメイトとなっている。
その他
フルール・ド・ラパンの店長。趣味でロップイヤーのメイド服をお店の制服にしており、本人も同じ服を着て接客をしている。
フルールはチェーン店であるとのことだが、制服を決めたり、ブライトバニーによるお店の買収の話が彼女に行ったりなど、かなりの権限を持っている模様。
※斜体はまんがタイムきららMAX、またはアニメ公式サイトからの引用
検索する際の注意
pixivでは登場人物の通称タグが多く使われる一方で、他の意味と混同を避けるためかフルネームタグの使用頻度も高い。
そのため、pixivで個別の登場キャラクターについて検索するには、「保登心愛 OR (ココア (ご注文はうさぎですか OR ごちうさ))」で検索するなど工夫が求められる。
メインキャラクターの呼称表
普段使用しているもののみ記載し、チノからココアへの「お姉ちゃん」呼びなど稀にしか使用しない呼称は省略する。
年下/同級生/年上で呼び方が変わる傾向にある。なお、女性キャラの一人称は「私」で統一されている。会話時の口調は、チノと青山ブルーマウンテンは敬語口調、千夜、シャロ、ちよこ、千鳥、シャロママは女性口調、リゼは男性口調、それ以外は中性口調である(モカは時折女性口調が混じることがある)。
学生組
高1 | 年下 | 同級生 | 年上 | 例外(家族など) |
---|---|---|---|---|
チノ | ~さん | ~さん | おじいちゃん/お父(母)さん | |
マヤ | (呼捨) | (呼捨) | 青山さん/兄貴 | |
メグ | ~ちゃん | ~さん | ココアちゃん/ユラ先輩 | |
フユ | (呼捨) | ~さん | ココ姉 | |
エル | ~さん | ~さん | ナツメちゃん | |
ナツメ | (呼捨) | ~さん | ||
高3 | 年下 | 同級生 | 年上 | 例外(家族など) |
ココア | ~ちゃん | ~ちゃん | ~さん | リゼちゃん/ユラちゃん/凛ちゃんさん/お姉(兄)ちゃん/お母(父)さん |
千夜 | ~ちゃん | ~ちゃん | ~さん | リゼちゃん/ユラちゃん/お母さん/おばあちゃん |
シャロ | ~ちゃん | (呼捨) | ~さん | リゼ先輩/ユラ先輩/ママ/おばあちゃん(千夜祖母) |
大1 | 年下 | 同級生 | 年上 | 例外(家族など) |
リゼ | (呼捨) | ユラ | ~さん | 親父 |
ユラ | ~ちゃん | リゼ | 翠さん | お父さん |
大人組
年下 | 同年代 | 年上 | 例外(家族など) | |
---|---|---|---|---|
モカ | ~ちゃん | 青山さん/タカヒロさん | ココア/お母(父)さん | |
青山 | ~さん | 凛ちゃん | マスター/タカヒロさん | |
凛 | ~さん | 青山先生・翠ちゃん | ||
ちよこ | ~ちゃん | うさぎちゃん/タカヒロさん | モカ/ケイ/イツキ/ココア | |
咲 | ~ちゃん | ちょこちゃん | チノ | |
タカヒロ | ~くん | お前(リゼ父) | チノ/親父/咲 | |
リゼ父 | (呼捨) | タカヒロ | ||
チノ祖父 | (呼捨) | ババア(千夜祖母) | ||
千夜祖母 | じじい(チノ祖父) | 千夜 |
単行本の背表紙
第1巻:ココア
第2巻:チノ&ティッピー
第3巻:リゼ&ワイルドギース(人形の方)
第4巻:千夜&あんこ
第5巻:シャロ&ワイルドギース
第6巻:マヤ
第7巻:メグ
第8巻:青山ブルーマウンテン
第9巻:モカ
第10巻:フユ
第11巻:エル
第12巻:ナツメ
アニメ
まんがタイムきららMAX2014年1月号でTVアニメ化が発表され、2014年4月からTOKYOMX、サンテレビ、KBS京都、AT-XおよびBS11、テレビ愛知で放送された。きららMAX単独作品として3番目のアニメ化。また、2015年1月から3月にかけてBS11にて再放送が行われた。
2015年1月30日にアニメ第2シリーズの制作が明らかにされ、約5ヶ月後の6月末に2015年秋アニメとして放送することを発表した。10月から12月まで放送されているが、テレビ愛知がネット局から離脱している。なお第2シリーズのタイトルは『ご注文はうさぎですか??』とクエスチョンマークが増量されている。
2期放送に合わせTOKYOMXでは1期も同時に再放送を実施した。1期再放送と2期が同じシーズンに放送されるのも異例の展開と言える。
2016年7月から9月にかけてTOKYOMXにて2期の再放送が日曜11:00-11:30に行われた。深夜枠のアニメが日曜午前に放送されるのは異例。
2016年9月16日、新作エピソードを2017年3月劇場公開することを発表したが、2017年3月7日に制作上の都合により延期が発表された。3月18日にタイトルを『ご注文はうさぎですか?? 〜Dear My Sister〜』と正式に発表。11月11日から全国40館で劇場公開された。
2018年9月16日に行われた『ご注文はうさぎですか?? 〜Dear My Sister〜』のイベント「DMS Tea Party」で、2019年に新作OVAの発売決定と2020年にTVアニメシリーズ第3期の制作決定が発表された。
2019年3月19日、新作OVAのタイトルが『ご注文はうさぎですか?? 〜Sing For You〜』と発表され、同年秋の発売が発表、同年5月17日に発売日が2019年9月26日と発表された。
2020年3月18日、アニメ第3期『ご注文はうさぎですか?BLOOM』の本格始動が明らかにされた。これに伴い、映画版『〜Dear My Sister〜』とOVA『〜Sing For You〜』を含めたシリーズ全作品がAT-Xで放送されている(テレビシリーズだけであるならBS11でもアンコール放送を実施)。
その後、『ご注文はうさぎですか?BLOOM』は、2020年10月から12月に放送された。ネット局はアニメ第2期と同じ。
アニメーション制作はWHITE FOX→WHITE FOX・キネマシトラス(第2期)→production dóA(映画「Dear My Sister」・OVA「Sing For You」)→エンカレッジフィルムズ(第3期)。地上波のネット局は3期とも関東&近畿のみ(第1期のみ愛知県も含む)での放送となったが、本放送当時はまだ地方局では深夜アニメがあまり定着していない時代であったことに加え、掲載誌が大手漫画雑誌と比べてマイナーであったことに留意すべきである(地方局で深夜アニメの放送が定着するのは、鬼滅の刃の大ヒットに端を発した2020年代に入ってからである)。
現時点でチノが中学卒業後の春休みに皆で旅行に行く決意をするところ(原作7巻序盤あたり)までがアニメ化されている。このため、原作8巻以降に初登場したフユ、ナツメ、エルはアニメ未登場の状態であり、エイプリルフール企画など一部で声優が充てられたのみとなっている。
2024年12月25日には、TVシリーズ全36話分を収録したBlu-rayBOXが発売される予定。
アニメ1期については『ご注文はうさぎですか?(アニメ1期)』を参照。
アニメ2期については『ご注文はうさぎですか??』を参照。
アニメ3期については『ご注文はうさぎですか?BLOOM』を参照。
OVA第1作については『ご注文はうさぎですか?? 〜Dear My Sister〜』を参照。
OVA第2作については『ご注文はうさぎですか?? 〜Sing For You〜』を参照。
エンドカード
アニメに限らずテレビ番組の中にはエンドカードが設定されているものがままあるが、この作品では、毎回違う漫画家やイラストレーターがエンドカードのイラストを担当していた。また、再放送を行う度にエンドカードの差し替えが行われていた。おかげでそのエンドカードのイラストだけで展覧会が行われたことがある。
なお、本作以外でも『ゆゆ式』などで再放送でのエンドカードの差し替えが行われている。
きららファンタジア
2018年10月31日、ソーシャルゲーム『きららファンタジア』への参戦が明らかになり、同年11月6日に実装された。
最初はココアとチノだけの参戦だったが、次々と追加していき、最終的に9人が参戦した。
また、第2部『断ち切られし絆』の5章「ご注文はゲリラですか?」が2021年11月25日に追加された。
ただしこの作品での活躍は賛否両論気味なので、観覧は自己責任で。
- ココア(2018年11月6日実装)
- チノ(〃)
- リゼ(2019年2月14日実装)
- 千夜(2019年4月25日実装)
- シャロ(〃)
- マヤ(2019年9月25日実装)
- メグ(〃)
- モカ(2020年3月13日実装)
- 青山ブルーマウンテン(2021年12月28日実装)
余談
「木組みの街」(別名「木組みの家と石畳の街」)が作品の主な舞台。ヨーロッパの北寄り(ドイツとか)にあるような木組みの建築(ハーフティンバー様式)が多く、喫茶店とうさぎもやはり多い。路面も石畳で、自動車は街の外での移動にしか出てきていない。
作内の人物は日本語を使っているようで通貨単位も「円」だが、「現役の軍人がいる」「昔は職業ごとに外壁の色を変える規則があった」のような日本との相違点もある。
アニメでの取材先は、公式ガイドによるとフランスの各地(アルザス地方のコルマールやストラスブールなど、北東部のドイツ語圏が中心)とのこと。温泉プールはハンガリーのブダペストに似ているものがある。NHKEテレの番組の一つ『旅するフランス語』の2016年度のChaptre22(この課ではコルマールを旅する)では暗に本作を示唆する「日本の有名なアニメに登場する建物のモデル」なる台詞があり、また同年度の『テレビで中国語』から本作のBGMが多用化され、2017年度に至っては「オーナーのひとりごと」コーナーのBGMとしてハーモニカの音色から始まる奴が完パケで一曲丸々用いられている。NHKEテレ『旅するユーロ』系はどうも本作の音楽の美しさがお気に入りの様である。
各回のサブタイトルは単行本の表紙のカバー下にメニュー形式で記されている。
アニメでは表記が「~話」ではなくうさぎを数える単位(兎専用数詞)である「~羽」。文章のような突飛なサブタイトルが多いが原作のサブタイトルも突飛なのは同じ 。
長野県の模型メーカー・ピーエムオフィスエーから、ラビットハウスのペーパーキットが発売されているそうである。アニメを100回以上見倒した上、製作委員会にもご意見などを伺った上で取り組んだとか。しかも後に甘兎庵とシャロの家(ワイルドギースの住居付き)のペーパーキットやココアの実家のパン屋のペーパーキットも発売しているとか。
さらには2020年の6月に茅野市ちのにあるビルと隣接する工場を取得(購入)したことが地元の新聞に掲載され、同社のホビーブランド「PLUM PMOA」(旧PLUM、2022年より左記ブランド名に変更)から同年9月に再販されたチノ(Cafe Style)の1/7フィギュアからパッケージ記載の所在地が「茅野市ちの」表記となったため「茅野市ちの発チノフィギュア」が爆誕することとなった(2020年9月以降に同社から発売される商品については茅野市ちのの所在地表記となる)。
Pixivisionでも特集が組まれている。
関連イラスト
(原作者様ご降臨)
関連タグ
連載誌 | まんがタイムきららMAX (連載開始以前にも、読み切り版〈読み切り版ごちうさ〉を掲載。また、期間限定でまんがタイムきららCarat及びアニメディアにもゲスト掲載) |
---|---|
アニメ化時期 | 2014年春アニメ 2015年秋アニメ 2020年秋アニメ |
第1話 | ひと目で、尋常でないもふもふだと見抜いたよ(1期) 笑顔とフラッシュがやかましいこれが私の自称姉です(2期) |
用語 | ラビットハウス 甘兎庵 フルール・ド・ラパン ブライトバニー 木組みの街 心ぴょんぴょん (`0言0́*)<ヴェアアアアアアアア 鬼畜和菓子 |
カップリング・グループタグ | チマメ隊 ココチノ 千夜シャロ シャロリゼ ココ千夜 リゼ千夜 (詳細は『ご注文はうさぎですか?』のカップリングタグを参照) |
誕生日タグ | ご注文はうさぎですか?誕生日おめでとうリンクを参照 |
評価タグ | ごちうさ100users入り ごちうさ500users入り ごちうさ1000users入り ごちうさ5000users入り ごちうさ10000users入り ごちうさ30000users入り ごちうさ50000users入り |
四月馬鹿タグ | エイプリルフール企画(ご注文はうさぎですか?)(まとめタグ) 魔法少女チノ(2015年) 怪盗ラパン(2016年) チマメクロニクル(2017年) Daydream☆SHOW(2018年) CLOCKWORK RABBIT(2019年) Regene Play Rabbits(2020年) Seven Rabbits Sins(2021年) TAKE OUT BLUE BIRD(2022年) 銀河特急ラビットハウス(2023年) CLOCKWORK RABBIT THE 2nd GEAR(2024年) |
コラボタグ | ごちうさパロを参照 |
二次創作 | 『ご注文はうさぎですか?』の二次創作タグを参照 |
その他 | ごちうさ難民 雨色ココア(ごちうさの男性版といえる作品) |