概要
2021年11月25日に公開された、『きららファンタジア』のメインクエスト第2部『断ち切られし絆』のメインシナリオ5章。
この章では、本作にも参戦している『ご注文はうさぎですか?』のキャラが登場する。また、この章が公開された際に、「ココア【第2部】」と「チノ【第2部】」が登場した。
なお、2章で登場していたスイセンが再登場し、キャラクターデザイン&声優が判明された。
この他にも、意外な形であのキャラが登場しているなど、この章ならではの見所も存在している。
あらすじ
サンストーンの「姉さん」という言葉、カルダモンの失踪、様々なことに心揺さぶられるきららたち。
しかし、うつつのいつもよりも前向きな言動に励まされ、きららたちは前へ進むことを決意したのだった。
新たに訪れた『美食の交易都市』では、カフェやスイーツが贅沢品になり、食べ物屋は全て営業停止に陥っていた。
そんな『美食の交易都市』地下で出会ったのはチノ、リゼ、千夜、シャロの4人。
彼女たちは「ラビットハウス」「甘兎庵」「フルール・ド・ラパン」を拠点に行方不明のココアを捜していたのだが……。
登場キャラ
特徴・問題点
『断ち切られし絆』の記事を見れば分かる通り、ストーリー内容は、壮絶な展開も多い重厚なストーリーや、第2部の敵対組織「リアリスト」の暗躍など、非常に重い展開が特徴になっているのだが、このシナリオの場合、以前の1章~4章はもちろんのこと、後の6章~最終章などと比べると、きららファンタジアのプレイヤーやごちうさファンにとってはトラウマになりかねない、あまりにも壮絶なシリアスな展開が目立っている。
この章の1話目で、嫌がるココアに対して絆を断ち切るサンストーンという衝撃的な展開を皮切りに、
- 「美食の交易都市」の全ての食べ物屋が閉店、食糧配給のために引き換えで出されてしまう聖典(しかも食糧配給をしていたのはリアリストであった)
- ウツカイを倒したはずが、食糧配給が出来ないという理由で街の人々から批判されるきららたち
- ココアのことを忘れてしまうリゼ、千夜、シャロ
などといった、壮絶なシリアス展開が登場し、さらに中盤でも、
- 姉を利用してココアを絶望させようとするヒナゲシ、リコリス、スイセン。
- サンストーンによって、ココアとの絆を断ち切られるチノ。それによって、チノがココアのことを忘れてしまう。その後のリアライフに耐え切れず、絶叫しながら闇墜ちを意識した姿に変貌している。
- あまりに酷使された結果、後にパスを繋ぎ直されたココアがその場で倒れる(キサラギと同様)。
などといった、3章のキサラギ同様リアリストによってココアが酷い扱いを受けてしまう展開も存在している。
そのため、あまりにも多すぎるシリアス展開やココアの酷い扱いもあって、ごちうさファンを中心に批判的な意見が多く存在し、シナリオ担当の深見真氏がごちうさを嫌っているのかという声も度々ある。
また、チノ【第2部】は活躍を描かれているから実装の説得性があった一方で、作中での扱いが不遇といえどココア【第2部】については全く活躍していないにもかかわらず、実装された件は後のエニシダ同様に批判が多く、洗脳シャミ子が実装しなかった影響もあってか、運営の作品に対する扱いの差に疑問視するファンも多数存在していた(そもそもごちうさ初参戦の時から最終進化可能な専用ぶきが開放されたりと過剰なプッシュをされまくっていた)。ちなみに8章でココアと同じく囚われの身になっていたかおす【第2部】がいるが、こちらは活躍の場を与えられた上に実装する理由があった。
唯一の闇堕ち衣装(洗脳シャミ子がいるが、こちらはリアリストに捕まる前から既にこの姿だったため、闇堕ち衣装ではない)なのだからガーディアンウツカイの燃料ではなく、1章の展開みたいに『チノVSココア』をやればよかったのではないだろうか?
このように、あまりにも多すぎるシリアス展開、ココアの酷い扱い、そして、活躍していないはずのココア【第2部】の実装など、数多くの批判点が多かったということもあり、一部のファンの中には「伝説のゴミシナリオ」「何でこんな話やったんだ」という厳しい評価が目立ち、かなり賛否両論(しかも否定寄りの意見が多い)が激しいストーリーになってしまっている。ここまでメインシナリオ(他のソシャゲにおけるメインストーリー)で批判的な意見が多く出たのは、スクスタストーリー第20章炎上問題以来だろう(なお、メインシナリオを除いた場合、例えば、4ヵ月後に『アサルトリリィ Last Bullet』で開催され、こちらも賛否両論が激しくなってしまったデート・ア・リリィなど、多数存在している)。
特に本作のメインシナリオ第2部5章の場合、本作でかなり優遇されていたごちうさ(特にココア)に対する(恩を仇で返すような)酷い扱いがかなり多すぎたストーリーだったということもあり、多くのごちうさファンはこれに対してトラウマになっている人も多い。
なお、ごちうさは基本的にシリアス要素こそはあまりないが、チノだけは母親は故人、祖父は故人で、ある生き物に憑依していたが、後に永遠の別れを描かれる…とかなり暗く設定されており、元から引っ込み思案な性格をココアの出会いと生活で徐々に克服して成長するキャラであるということを追記しておく。また、ごちうさの主人公はココアだが、原作を見れば分かるが準主人公はチノである。そして、シナリオでもチノをメインとして話が進んでいる他、チノと似た境遇を持つうつつの二人の会話も見ることができる。
ただ前々章のキサラギに続き、このシナリオのココアに対する酷い扱いに問題があったのか、後に第2部に登場した『けいおん!』『こみっくがーるず』のキャラはパスを切る描写はされず、リアライフによって絶望する描写もあまりにも苦しさに絶叫したキサラギやココアと比べてやる気をなくす程度になっている(かおすだけは芯の強さによって折れていなかったが)。しかし、あまりにも批判的な意見が多かったということもあり、この章が原因でプレイヤー数が減ってしまったのも事実であり、そして、後に待ち受ける結末を予測していた人が増えた可能性があるのも事実かもしれないだろう……。
余談
ちなみに、この章でのヒナゲシの台詞により、ヒナゲシとリコリスの関係は血縁関係ではないということが判明されている。
あらすじではカルダモンが登場しているが、5章本編では名前のみ登場になっている。また、本作にも参戦しているマヤやメグは未登場であり、同じく本作にも参戦しているモカも名前のみ登場になっている。
関連イラスト
前述したようにごちうさファンでも賛否が多かった話であるのだが、それでも、この章に登場したココアやチノのイラストを描いている人も存在している。
関連タグ
異世界でもうさぎですか?:このイベントとは逆に、『ご注文はうさぎですか?』のキャラに対して過剰に優遇された、ごちうさの初参戦イベント。
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