概要
『きららファンタジア』の第2部『断ち切られし絆』から登場する組織の名称。
首領のハイプリスを筆頭に、幹部の真実の手、ウツカイなどで構成されている。
神殿の在り方と聖典に疑問を持っており、聖典の破壊をもくろんでいる。
聖典の破壊という目的を持った者の集まりといった都合上、幹部間の関係はお世辞にも良好とは言い難い。
最終的にきららたちによって壊滅させられている。
後にハイプリスは周囲の不幸に悩んでいたところ、混沌の使者と呼ばれる少女に唆されて禁呪に手を染めた経緯があることが判明。
実質的に洗脳状態に近く、事件解決後は自身のやり方を悔いている。
そしてサンストーンを除く真実の手のメンバーは、ハイプリスがナイトメアウツカイを憑りつかせることで各人の負の感情を増幅させていた。
第2部外伝でそれぞれのメンバーにあるナイトメアウツカイが取り払われたことによりそれぞれ新しい道を歩むこととなった。
所属メンバー
首領
ハイプリス
『リアリスト』と『ウツカイ』を率いて、全ての聖典とその世界の破壊を企む少女。
禁呪『リアライフ』の力でクリエメイトたちから『絶望のクリエ』を抽出し聖典を汚染することで、エトワリアを新たな危機に陥れようとする。
真実の手
サンストーン
『右手』の異名を持ち、その名の通りハイプリスが最も信頼する人物。
人と人のつながり『パス』を断ち切る能力を持つ。
ヒナゲシ
『弓手』の異名を持つ。『真実の手』の中では一番の下っ端。
自分に自信がないおどおどとした少女。
リコリスを『お姉様』と慕っている一方で、いつか見捨てられるのではないかと怯えている。
へっぽこな自分と同じ境遇でも幸せそうなクリエメイトを憎み、聖典を汚染すべく暗躍する。
リコリス
『左手』の異名を持つ。
聖典嫌いで怒りっぽい少女。
ヒナゲシと共に行動することが多い。
自分にいじめられっぱなしのヒナゲシには苛立ちを感じているものの、1人になるのはイヤで彼女を手放せずにいる。
聖典の内容を理解できず、聖典と聖典中心の世界を憎んでおり、その怒りを糧に日々暴れている。
スズラン
『魔手』の異名を持つ。
世の中、金がすべてと豪語する少女。
他の真実の手と違い報酬ありきで行動をするため、戦闘参加への報酬としてアクセサリーや宝石を要求する。
戦闘能力が高く、魔力も高い。
戦況を見極める力も優れているため、戦闘に関しては味方から信頼を得ている。
ロベリア
『妙手』の異名を持つ。
ハイプリスに執着し、右腕になることを渇望している。
そのため、ハイプリスの右腕サンストーンをライバル視している。
「作戦」を立てて他人を操ることが得意で、戦闘よりも罠を仕掛けることが多い。
性格は陰湿で、口癖は「呪ってやる」。
スイセン
『射手』の異名を持つ。
食べ物をまったく人に分けようとせず、おいしいものを独り占めして食い尽くす腹ぺこ娘。
ハイプリスの言うことを聞けば、いっぱいお菓子を食べさせてくれると懐いている。
飢えていた時に聖典も神殿も助けてくれなかったという思いから、聖典を憎むようになった。
エニシダ
『歌手』の異名を持つ。
自信家で他人を見下している傲慢な少女。
聴く者をネガティブにさせる不思議な歌声を持ち他人の記憶すら操ることができる。
自分の歌では人を喜ばせることができないため、歌にまつわる聖典を特に憎み、聖典にまつわる音楽をもてはやす世界を破壊しようとしている。
ダチュラ
『毒手』の異名を持つ。
全身に毒をもつゆえに誰にも触れられない少女。
人一倍さみしがりやで、他者との触れ合いを求めている。
誰も触れてくれないことへの絶望感、1人ぼっちの孤独感から、世界を壊してしまいたいと思っている。