概要
福島県出身・在住の女性漫画家。生年月日非公開(8月生まれ)。萌え4コマ誌を中心に連載。自画像は手足の生えたさくらんぼ。
萌え4コマ系漫画家としてはかなりのベテラン。
まんがタイムきらら(芳文社)の創刊メンバーであることや長年芳文社系で多数の作品を連載していることからいわゆる「きらら系作家」として認識されているが、実はデビューは一迅社系で、かつてのPNは「津島亮」。
月姫・FateシリーズなどTYPE-MOON系作品や、ファイアーエムブレム聖戦の系譜のアンソロジーを描いていた。
基本的に執筆者の変動の激しいゲームアンソロジー内では、「参加していると安心できる」安定した作品を描ける作家の1人でもあり、それが後に萌え4コマ系に転業しても違和感なく活動できる原点だった。
東日本大震災時自主的に避難し、しばらく執筆活動ができなくなった経験を持つ。
野々原ちきとともにサークル「ずんだもち姉妹」としても活動している。
作風
画風
どちらかというと高頭身で、若干少女漫画風。かなり早い段階でデジタル作画に移行しており、背景にトーンや3Dモデルを多用する。
ネタ
キャラクターの可愛さよりギャグの面白さを優先する傾向がある。
毒舌ネタやブラックジョーク、変態ネタが非常に多く、それを美少女やイケメンに好んで言わせる。いわゆる残念な美少女/残念な美人や残念なイケメンキャラの4コマにおけるパイオニアとも言える。それどころかお子様すら残念キャラにされる。
お嬢様、UMA、幽霊、カメラ趣味のキャラなどをよく登場させる。
芳文社系の4コマ作品ではハイパーリンクシステムを積極的に用いており、「三者三葉」を中心として同じ都市に住む別々のグループの人物を描いている。複数作品にまたがって登場するキャラクターも多く、特にみおにっき・ゆかにっし・ハッピーとれいるず!に関しては同じ地域を題材としており、事実上3つ合わせて1つの作品と言ってよいものである。また全ての作品がサザエさん時空で、キャラクターがメタ発言することもある。
作品
- 三者三葉(芳文社まんがタイムきらら、2003年2月号~2019年1月号)
- みおにっき(芳文社まんがホーム、2004年3月号~2006年2月号)
- ゆかにっし(芳文社まんがタイム、2004年4月号~2006年3月号)
- ワンダフルデイズ(芳文社まんがタイムきららMAX、2004年7月号~2012年8月号)
- キミとボクをつなぐもの(芳文社まんがタイムきららフォワード、2006年3月~2009年1月号)
- いつかまたかえる(一迅社まんが4コマぱれっと、2006年9月~2009年3月号)
- ハッピーとれいるず!(芳文社まんがタイムきららCarat、2007年2月号~2008年7月号)
- せいなるめぐみ(芳文社まんがタイムきららCarat、2009年5月号~2011年12月号)
- 未確認で進行形(一迅社まんが4コマぱれっと、2009年6月号~)
- いちごの入ったソーダ水(芳文社まんがタイムきららMAX、2012年11月号~)
- むすんで、つないで。(芳文社まんがタイムきらら、2019年7月号~ )