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雑誌情報

ジャンル月刊青年4コマ
出版社芳文社
創刊2002年5月17日
発売日毎月9日
発行状況発行中


概要

1990年代末期にあずまきよひこ後藤羽矢子らといった新鋭作家の4コマ業界への流入によりにわかに注目を浴びることとなった「萌え4コマ」を初めて専門的に取り扱った雑誌として、2002年に創刊。創刊号の表紙はおおた綾乃が担当した。

初期の他誌の増刊だった頃の製本は中綴じだったが、後の独立創刊を期に平綴じへ変わった。
描き手には女性作家が多く、本誌は男性向けとしているわけではないが、読者層の90%前後が男性と言われている。

姉妹誌・類似誌が多く、初めて買おうとする人にたいへん不親切なのも特徴(?)の1つ。

ちなみに創刊号の作家陣は現在と違い、4コマ漫画専門の作家が意外と多かった(おおた綾乃・水城まさひと・荻野真弓・師走冬子・後野まつり・湯川かおる・笹野ちはる・大乃元初奈・関根亮子etc)。即ち、『まんがタイムきらら』の創刊号は現在のような「萌え要素満載の4コマ漫画誌」というよりは、単に「かわいい絵柄中心の4コマ漫画誌」としてスタートが切られていたことは、今となってはあまり知られていない…ことかもしれない。

作風

掲載作品は女の子たちがやいのやいのする、ゆるーい作品が中心。他に不条理系やハイテンション系作品が一部掲載されている。百合系、芸術(美術(同人も含む)、音楽)系が割と多い。少数ながら、コマ割・体裁こそ4コマながら中身はほぼストーリー漫画と同様のファンタジックな作品もある。
主な読者層に配慮してか、逆に男性キャラは極端なほど出番が無く、『ブレンド・S』のようにメインを張るキャラクターは極一つまみ程度しか存在しない(そのほかの作品では親族が精々と言ったところ)。

姉妹誌

まんがタイム』誌とその姉妹誌とは区別されているらしく、『まんがタイム』・『まんがタイムオリジナル』・『まんがタイムファミリー』・『まんがホームはファミリー層向け、『まんがタイムジャンボ』・『まんがタイムスペシャル』は青年読者向け、そして『まんがタイムきらら』系列(『Carat』・『MAX』・『フォワード』)はいわゆる「萌え」4コマ専門誌(一部ストーリー漫画雑誌あり)という位置づけである。
……だが一般ファミリー向け・青年向け4コマ誌に当たる『まんがタイム』系列も美少女系キャラクターが表紙になることが多く、やっぱり売り場での区別はつきにくい。
ファミリー向けはともかく、特に青年向け2誌(『ジャンボ』・『スペシャル』)は『きらら』創刊時の出向組作家や『きらら』系出身作家の掲載比率が高く、リニューアルの度『きらら』系と内容がかぶるようになっている。ただし青年向け2誌は社会人(会社など)を主な題材とした作品など、『きらら』系で通常見られない設定の作品もある程度掲載されており、逆にファンタジー系作品は少ないといった相違点は確かにある。しかし学園ものが多い点や、ストーリーの組み立て方や作風自体はほとんど変わりが無いため、その点を除けばもはや本の形が平綴じであるか、中綴じであるか以外ほとんど見分けがつかないと言っても過言ではない。
また『きらら』系列4誌の間でも、「スペシャルゲスト」と称して毎号他誌の作品が掲載されており、初めて買うと何がどこに連載されているのかよくわからない事態にも陥りかねない。

かつて『きらら』は20~30代のアニメファン層を主なターゲットとしていたが、発行が進むにつれ10~20代前半のライトノベルに馴染みのある層が流入してきた。これに伴い、従来女性をターゲットとしていた青年向け4コマ誌をリニューアルして旧来の『きらら』読者層の作品の受け皿としていったという背景がある。

なお、2022年5月時点で『まんがタイム』系列で刊行が続いているのは『まんがタイム』・『まんがタイムオリジナル』・『まんがホーム』の3誌のみとなっており、その他の姉妹誌は休刊している。

四コマ業界に与えた影響

芳文社は『まんがタイム』系雑誌で4コマ漫画雑誌の老舗にしてヒットメーカーであるが、『きらら』創刊前夜の頃は4コマ漫画雑誌の読者の高齢化が激しく、世代交代が全く起こらないことの危機感を持っていた。
そこで、今の若い世代は4コマ漫画というものをどのように捉えているかということを徹底的に研究しなおし、それまでの4コマ業界の常識や文法をまるっきり無視した空気感を持つ『まんがタイムきらら』が企画されたのである。

そしてこの雑誌が目指した「世代交代」は100%以上の効果で実を結んだ。『きらら』の登場以降、新人作家の大半が萌え絵柄市場からデビューしている現状にある。
1990年代までの4コマ漫画の主流であった、風刺・時事ネタ・ナンセンスタイプの漫画は植田まさし吉田戦車いしいひさいちしりあがり寿など、時代に左右されない強烈な個性をもった一部ベテランのものを除いて傍流に追いやられてしまっている。

「世代交代」はきらら創刊後も意識されており、上述のように創刊時は当時の20〜30代をメインターゲットにしていたが、今は10代の学生も厚い層となってきている。
きらら系の隆盛が若年層読者の取り込みに成功したのは確かだが、一方、50代以上の高年齢層は『タイム』系からも離れてしまい、ほとんど居ない状態となってしまった。

このように、萌え系に限らず4コマ業界全体に与えたインパクトの強さは計り知れない。

競合誌

競合する他社同系統の雑誌としてKADOKAWAの『コミック電撃だいおうじ』『コミックキューン』などが存在する。
かつては平和出版から『COMICぎゅっと!』(2004年12月9日(第3号)で実質休刊)、双葉社から『もえよん』(2005年8月号で休刊)、KADOKAWA(旧角川書店)から『4コマnanoエース』(2013年10月号増刊で休刊)、一迅社から『まんが4コマぱれっと』(『まんが4コマKINGSぱれっと』と『まんがぱれっとLite』が統合、2022年4月号で休刊)などといった同タイプの4コマ誌があった。また、一般4コマ誌と萌え4コマ誌の折衷型雑誌に当たる竹書房の『まんがライフMOMO』(2019年1月号で休刊)も存在していた。

連載作品

ここでは『まんがタイムきらら』本誌に関する連載作品を記載。姉妹誌の連載作については各誌記事を参照。

他メディアへの進出作品や記事のあるものを中心にまとめた。
また、途中で他誌(姉妹誌含む)へ移籍したものや、逆に他誌から移籍してきた作品もある。このほかに複数の姉妹誌で同時連載していたものもある。
原則連載開始順(開始時期はゲスト掲載時代のものも含む)。アニメ化された作品は太文字他メディア作品のコミカライズ・スピンオフ作品は斜体文字で表記する。

現在連載中の作品(2022年4月時点)

※連載開始予定のものも含む。


連載を終了した作品


まんがタイムKRコミックス書き下ろしのみで雑誌掲載は無いもの

※一部の話のみ雑誌にて特別掲載されたものも含む。


単行本レーベル

単行本は原則「まんがタイムKRコミックス」レーベルから発売されている。
原則として、『まんがタイムきららフォワード』の連載作はB6判178ページ、それ以外のものはA5判122ページとなっている。この他『カリノ』など書籍扱い誌、アニメガイドブックなどが例外になる。
各単行本には通し番号(KIRARA MENU)がついており、「KIRARA MENU 1」は『トリコロ』の1巻である。A5サイズとB6サイズの区別はない(正確にはフォワード連載作はフォワードシリーズという子レーベルになっているが、実際の書籍にそのような表記はなく、通し番号でも区別されていない)。
子レーベルとして、『コミックエール!』連載作を扱う「KRコミックス -YELL! series-」、『つぼみ』連載作を扱う「KRコミックス -tsubomi series-」、関連ノベライズ作品を扱う「KR文庫」なども存在する。

もともとは「まんがタイムきららコミックス」というレーベル名の予定であり、実際にこのレーベルで発売されたごく初期の単行本(『トリコロ』1巻初刷本、『てんちょおのワタナベさん』1巻初刷本)はロゴも異なっていた。しかし「まんがタイムきららコミックス」の商標登録がなぜか許可されなかったため、代替策として現在のレーベル名になった。

例外

  • 2002~2007年に『きらら』で連載され、その後『まんがタイムスペシャル』で連載された師走冬子作『スーパーメイドちるみさん』は、まんがタイムコミックスレーベルで発売されている。
  • 第1~6号まで連載された後『まんがタイムオリジナル』へ移籍した後野まつり作『ツインズナース』はまんがタイムコミックスレーベルで発売されている。
  • 大井昌和作『風華のいる風景』は『まんがタイム』『まんがタイムジャンボ』で連載され、きらら系での連載はなかったが、単行本はKRレーベルで発売されている。
  • 岬下部せすな作『えすぴー都見参!』も『まんがタイムスペシャル』の連載作できららでの連載はないが、単行本はKRレーベルで発売されている。
  • 原悠衣作『わかば*ガール』は創作工房の『乙女通信』で連載されたが、単行本はKRレーベルで発売されている。またアニメ化した時は芳文社が製作委員会に参加している。
  • 他に荒井チェリー作『みおにっき』(『まんがホーム』連載)と『ゆかにっし』(『まんがタイム』連載)などの作品がきららでの連載はないが単行本がKRレーベルで発売されている。
  • 神武ひろよし作『ベリースイート』は、全編にわたって『まんがタイムきららMAX』で連載されていたが、単行本は一迅社まんがぱれっとコミックスから発売された。
  • 他に楠見らんま作『ちびっと!』(『きららMAX』連載、単行本はエンターブレイン刊)などがきららで連載されたがKRレーベル以外から単行本が発売されている。


関連項目

芳文社 漫画 4コマ
きららファンタジア…スマホRPG
まんがタイムきらら展…きらら系列誌全般的をテーマとした展覧会

きらら姉妹誌

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