概要
株式会社AHーSoftware(以下AHS)より2007年から販売されている音楽制作ソフトウェア『MusicMaker』シリーズのイメージキャラクターグループ「jamバンド」のメンバー。
AHSから販売されている『SoundPoolシリーズ・jamバンドパック』や『CrazyTalk』、『iClone』などのソフトウェアのパッケージや紹介を多く務めている。
2010年から販売されている『VOICEROID+ 民安ともえ』のイメージキャラクターでもあり、現在はこちらの面で広く知られている。ちなみにこのソフトが他と違い声優名義になったのは、プログラミング後に声優の地声に近づいた一方、キャラの声とは離れたものになったことから(調声次第では本来想定していたものに近づけることも可能)。
ゲーム実況動画などで同じAHSの結月ゆかりと共演している姿が有名。
2021年6月18日に新たに『CeVIO AI 弦巻マキ トークボイス』及び『SynthesizerV 弦巻マキ』が発売された。いずれも日本語版と英語版がリリースされている。
2024年2月15日に新たに『VOICEPEAK弦巻マキ』が発売。担当声優も『CeVIO AI弦巻マキ』から引き続き、田中真奈美が担当。同日に『VOICEPEAK宮舞モカ』も発売となった。
キャラクターデザインは梅谷阿太郎。
担当声優は『VOICEROID+ 民安ともえ EX』までが民安ともえ、『SynthesizerV/CeVIO AI 弦巻マキ』以降が田中真奈美。
プロフィール
誕生日 | 9月15日(おとめ座) |
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血液型 | A型 |
好きな食べ物 | ラザニア |
嫌いな食べ物 | なし |
好きな色 | 赤 |
職業 | 「jamバンド」ギター担当、AHS学園生徒 |
使用楽器 | フェンダー・ムスタング(通称「むすタン」) |
好きな動物 | いきもの全部 |
好きな歴史上の人物 | マザー・テレサ |
苦手なもの | ダジャレ |
趣味 | スポーツ観戦、映画鑑賞、読書 |
好きな映画 | Streets of Fire、ダンシング・ヒーロー |
口癖 | 「ぎゅんぎゅん行くよー!」 |
必殺技 | グレート・エレキ・ファイヤー |
特技 | ギターをギュンギュンうならせる事 |
家族構成 | 父(母とは幼少期に死別) |
補足情報
- 鼻が低いことを気にしている。
- 晴れの日は髪の毛が2本立つ。
- 父の得意料理は味付け卵(お父さん一押し!)
- ダックスフンドを飼いたいと思っている。
- 実はマキを密かに慕っている後輩は多い。
- 近況:通販で購入したブートキャンプ系DVDに入隊してダイエットに成功!メイクも少し大人っぽく変えてみた、とのこと。
服装
赤を基調としたjamバンド衣装を始め、通学しているAHS学園の秋・春服、夏服など複数存在する。
jamバンド衣装は「クリプトン・フューチャー・メディア」から販売されているVOCALOID『初音ミク』との類似が見られるが、これはAHSの「『MusicMaker』を『初音ミク』のバックトラック制作に使用してもらいたい」という意向のもとにデザインされたため。
他にも『SoundPool・jamバンドパック』のパッケージでは、ファンタジー世界の騎士姿やロボットアニメのパイロットスーツ姿なども披露している。
更に書籍「はじめてのMusic Maker 3 Producer Edition」では、水着姿やサンタ姿も披露している。
更に『SynthesizerV/CeVIO AI 弦巻マキ』の発売に伴い、合計4種のソフトパッケージとして新たな衣装が3種類追加された(1つは従来からあった制服verを使用)。
活動
『MusicMaker』シリーズのイメージキャラクターとして誕生したキャラクターだが、AHS販売の製品、それらに関連する書籍によく登場している。
ソフトウェア
『MusicMaker』シリーズ
弦巻マキの原点となる音楽作成ソフト。
jamバンドがパッケージされている限定版では、設定や小説が掲載されている小冊子やポストカードなどのおまけが同梱されている。
更にソフトのUIにもjamバンドメンバーが登場する。
- Music Maker Producer Edition jamバンド
- Music Maker 2 Producer Edition jamバンド
- Music Maker MX2
『SoundPool jamバンドパック』シリーズ
『MusicMaker』シリーズに追加する音声素材が収録されているソフト。
こちらもパッケージイラストやjamバンド関連のおまけが同梱されている。
- SoundPool jamバンドパック
- SoundPool jamバンドパック 1.5
- SoundPool jamバンドパック Ⅱ
- SoundPool jamバンドパック Ⅲ
- SoundPool jamバンドパック Ⅳ
- SoundPool jamバンドパック Ⅴ
『VOICEROID』シリーズ
詳細は下記
- 『VOICEROID+ 民安ともえ』
- 『VOICEROID+ 民安ともえ EX』
その他のソフトウェアやアプリケーション
- iclone
- CrazyTalk 5
- CrazyTalk 6
- iPhoneアプリ jamバンド・スライドパズル
- きせかえTouch for Android jamバンド・弦巻マキ
- Window Blinds jamバンドスキン
jamバンドの楽曲
- 「AbbeyFly」(「SoundPool jamバンドパック 1.5」に収録)
作詞:鼓リズム 作曲:弦巻マキ 歌:jamバンド
- 「StrawberryJam ver民安★ROCK」
作詞:鼓リズム 作曲:けんせい 歌:弦巻マキ(Chorus:鼓リズム)
- 「妄想少々解放少女」
書籍
- はじめてのMusic Maker Producer Edition
- はじめてのMusic Maker2 Producer Edition
- はじめてのMusic Maker3 Producer Edition
- はじめてのMusic Maker MX Producer Edition & VOCALOID 3
- ゲームラボ(2009年5月号~2012年5月号):「どきどきjamバンド通信」という1ページコーナーが連載されていた。
WEB小説
AHS公式HPに存在するweb小説。弦巻マキとjamバンドメンバーの人となりが垣間見られる。
http://www.ah-soft.com/musicmaker/jam_omake_ss.html
VOICEROID(民安ともえ)
打ち込んだテキストを声優民安ともえの声を元に作られた音声で読み上げるソフト。
他のVOICEROIDと異なり、商品名がキャラクターの名前ではなく民安ともえとして売り出されている稀有な例。
あくまでイメージキャラクターが弦巻マキなのが混乱を誘うが、このためか一部では括弧書きで弦巻マキと捕捉されている。
なおこれは、マキの声で収録したが技術面の都合でプログラミング後に製品の声が低くなり「これはマキというか民安の声だ」としてこの商品名を声優に寄せた経緯がある。)
このソフトによる声が、動画等において弦巻マキの声として用いられている。
なお、元々民安が演じようとしていた演技については公式サイトのサンプルボイスとして残されている。
CeVIO AI&SynthesizerVシリーズ
声優を民安ともえから田中真奈美へと変更してから初の製品。AIを利用した商品であり、どちらにしても当時最新鋭の機能を使用している。
なお田中の演技は、本来民安や制作会社が目指していたやや高めのアイドル的な声に近くなっている。
どちらも英語音声に対応している。
声優変更について
『VOICEROID+ 民安ともえ EX』という商品名からして分かる通り、担当声優は当然民安ともえであったが、2020年12月25日にAHS公式Twitterと同日に配信されたAHS公式生放送第163回より、民安ともえが当時所属していた事務所が辞退した為『SynthesizerV/CeVIO AI 弦巻マキ』以降は担当声優が田中真奈美に変更される事が明らかになった。
そのほかの内容をかいつまんで言うと。
- 変更の理由は当時の所属事務所からの辞退によるもの。変更を知らされないこと自体は声優業界ではよくあること。(声優を強引に変えるための陰謀・策謀の類いではない。)
- 辞退の理由については不明。これは企画担当的にも予想外のことで、苦渋の決断であるということ。
声優変更後の声は従来の声のイメージと大きく異なる声質だったこともあり、発売当初は一部の人達からCeVIO AI版の弦巻マキを使用した動画に対して、声優変更に対する不満のコメントが着いたり、「民安ともえの声じゃないから偽物」とCeVIO AI版の弦巻マキを偽物呼ばわりで卑下したりといった事がしばしば起きていたが、2023年7月現在はその手の声は比較的沈静化して声優変更後の音声も定着しつつある。
当たり前だが、いくら声優変更が受け入れられないからと言ってAHSや使用した動画に対しての迷惑行為は普通にご法度。偽物呼ばわりについても、現在の弦巻マキを展開しているAHSと田中真奈美だけでなく実際に手に取って弦巻マキとして使用しているユーザーに対しても普通に失礼にあたるので、自重するべき。新しい声が合う合わないは人それぞれだとしても、それを各方面への迷惑行為の理由にしてはならない。そこはしっかりと分けて考えるべきである。
その後、民安ともえは株式会社エーアイ(現行のVOICEROID+を発売しているAHSとは完全に別会社なので注意)から、民安の声を利用した新合成音声ソフトの声優として改めてオファーを受けている。
ちなみに勘違いされがちだが民安は同社の業務等向けの読み上げキャラ「まき」を担当しており、元々弦巻マキだけを担当しているわけではない。名前と声優が同じ以外、二名のデザイン等は大きく異なっている。
こうした複雑な状況なことから、オファー後に民安発信のアンケートを行った後、A.I.VOICE羽ノ華として新たに発売されることが決定した。
「民安のボイスを使用した個人向け合成音声トークソフト」として見ればこれが最新版となる。
ただし羽ノ華を「弦巻マキ」として使用可能かどうかは現在のところ不明であり、特に禁止事項として明記されない場合、「実質代理使用は可能」ということになる。ただし様々な方面に対して礼を失する行為である等の理由から、こうした運用を快く思わない声も多い。
また、声を担当している民安自身もそういう用途での使用に対しては難色を示している。やむを得ない事情で使用するにしても、そういう趣旨の注意書きを用意する等の配慮をした方が良いだろう。
余談
本来なら公式設定的に見ても彼女のイメージカラーは赤色のはずなのだが、金髪だったり公式の学生服のデザインが黄色ぽいデザインだったりする事や、同じ赤色モチーフの琴葉茜との「かぶり」を避けることなどから、二次創作上では彼女のイメージカラーは黄色として扱われることが多い。
関連キャラクター
結月ゆかり:同じAHSより販売されているVOICEROIDでありVOCALOID。
AHS主催のイベントで共演している。
「ゆかりちゃん」「マキさん」と呼び合い、漫才のような掛け合いを行った。
桜乃そら:同じくAHS出身のキャラ。公式アカウント内でお互いに絡み合っている事が多い。
宮舞モカ:こちらも同じくAHS出身のキャラ。彼女のお気に入りの店が弦巻マキの実家の喫茶店という設定になっており、こちらも公式アカウント内で度々絡み合っている。
jamバンド
- 鼓リズム:ドラム担当。結成時からの初期メンバー。
- 天音カナ:ベース担当。マキとリズムに誘われて加入した初期メンバー。
- 鼓カノン:キーボード担当。リズムの妹。『MusicMaker2』発売時に加入。
- 御手師マリー:ギター担当でメンバー最年少。マキに憧れてjamバンドに加入した。
- ロボタ:リズムが造り出したロボット。