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曖昧さ回避編集

その他、マスタングも参照。


フェンダー社のギター「ムスタング」編集

概要編集

1964年に、フェンダー社でスチューデント・モデル(入門者用)として発売された。

同社が1956年に発売したミュージックマスター/デュオソニックをベースにしているが、演奏性の向上のために左右非対称のオフセットボディと新開発のダイナミックトレモロユニットを装備していることが特徴。

英語での発音は「マスタング」だが自動車の「マスタング」と紛らわしいため、日本では慣習的に「ムスタング」と呼ばれている。

1982年にアメリカでの生産は終了したが、1986年にフェンダー・ジャパンが生産を開始、現在も販売されている。


仕様編集

22.5インチまたは24インチスケールのショートスケールネック(現行モデルは24インチスケールのみ)と37mmの薄型ボディを採用。ボディ材はポプラ、アルダー、バスウッド、アッシュ。指板材はローズウッドが一般的だがメイプルの物もある。

ピックアップはフラットポールピースのシングルコイルを2基搭載している。

電装系のコントロールは本機の特徴の一つ。ピックアップの上に2つ並んだセレクターはそれぞれピックアップを個別にON/OFFできるだけでなく、両方ONにするとデュオソニックのように直列つなぎのハムキャンセルになり、逆位相でONにすると鼻をつまんだようなアウト・オブ・フェイズになる幅広いサウンドメイクがウリ。

もう一つの特徴であるダイナミックトレモロユニットはジャズマスターなどで採用された物を発展させたもので軽い力で操作できるよう改良がなされている。ブリッジはほぼジャズマスターと同様の構造だがサドルから弦が落ちないように改善されている。


音質編集

低音がチープでサステインが短いなど音質面では不利だが、軽い力でアーム操作ができる、フェイズスイッチを搭載しているなどの利点もある。

フェイズスイッチをオンにすると、中音域がカットされて独特の鼻をつまんだような音になる。汎用性はあまりないが、特徴的なサウンドのファンは多い。

またリアピックアップの音がかなりジャキジャキしており1980年代以降のオルタナティブロックブームで人気が再燃した。


ムスタング使用者編集


ムスタングの登場するフィクション作品編集

  • けいおん!中野梓(メイン画像のキャラクター)が使用。キャンディアップルレッドのマッチングヘッド仕様。このカラーは2010年のアニメ放送当時生産終了していたが、放送後話題となりラインナップが復活した。
  • BECK:ハロルド作石の漫画。主人公のコユキがオレンジのラインが入ったモデルを使用。フェンダー・ジャパンから再現モデルが出たが現在は生産終了している。
  • ソラニン:浅野いにおの漫画。種田成男を経て主人公の井上芽衣子に受け継がれる。ソニックブルーにべっ甲ピックガードのモデル。

関連イラスト編集

あずにゃん!!ギターをメンテナンスしようとしてる女子高生


関連タグ編集

フェンダー テレキャスター ストラトキャスター ジャガー ジャズマスター

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