概要
1949年にフェンダー社から「ブロードキャスター」の名で発表されたが、すでにグレッチ社に同名の楽器があったため、1951年に「テレキャスター」なった。
日本では通称「テレキャス」、英語圏では「テレ」や「テリー」と呼ばれることが多い。
共鳴のための空間がない1枚板のソリッドボディで、ネックとボディを接着せずにボルトで固定してあり、ボディトップに開けた穴(キャビティ)はプラスチック製の蓋で覆うという、それまでのギターの概念を大きく覆す簡略化された構造により大量生産を可能にした。
独特のシャリシャリした音でカッティングに向いている、カントリーはテレキャス、というイメージが先行しがちだが、中々どうしてオールマイティに使えるギターである。一説にはボリュームポットの抵抗値がピックアップの出力に対して大きすぎたのがこの特徴を作り出したとも云われる(所説あり)。
各社から様々なコピー商品やカスタム機が生み出され、中でも1987年にFERNANDESから売り出された布袋寅泰モデル(TE-95HT)は、2000年に終売となるまで愛されたロングセラー商品だった。
その後、当時の担当者が興した「ZodiacWorks」よりハンドメイドの布袋モデルが販売されていたが、2022年に社長の急逝で生産終了となってしまった。
関連イラスト
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フェンダー ストラトキャスター ジャガー ジャズマスター ムスタング
綾波レイ/式波・アスカ・ラングレー:フェンダーのカスタムショップから彼女たちをイメージしたテレキャスターが限定発売された。
立神あおい:『キラキラ☆プリキュアアラモード』の登場人物で、青いテレキャスターを所有。