概要
フェンダー社から1954年に発表された、量産エレキギターの代表格。
日本での愛称はストラト。
同社のテレキャスターを発展させたモデルで、ピックガード上に主な電気部品を集約させるなど生産性向上のみならず、カスタマイズの進化にも貢献した。
ブリッジ部に取り付けられた「トレモロアーム」により音程に変化をつけたり、3個のピックアップをミックスすることにより5つの音色を出すことが可能で、レスポールと並んでロックギターの代名詞となった。
様々なカスタム機や派生機が生まれ、ヴィジュアル系バンドやハードロック、ヘヴィメタルなどのプレイヤーに使用される「(フロイド・ローズ)ロック式トレモロ」搭載機などを生み出した。
ストラトキャスターの著名な使用者
ジミ・ヘンドリックス:左利きだが、右利き用ストラトに弦を逆に張って使用
エリック・クラプトン:1974年、ヘロイン中毒から復帰した頃からストラトを使用
ジェフ・ベック:近年は専らストラトを使用
リッチー・ブラックモア:第二期以降のディープ・パープルやレインボーで使用
イングヴェイ・マルムスティーン:一貫してフェンダー・ストラトキャスターとマーシャル・アンプを使用
IronMaiden:バンドのギタリスト3人ともストラト(一部シグネイチャーモデル)を使用
Char:竹中尚人。ムスタング使用で知られるが、ストラトも使用
春畑道哉:2002年、日本人アーティスト初のエンドースメント契約締結以来、5種類のシグネイチャーモデルをリリース