概要
コナミ入社前
17歳の頃にギターを始め、プログレッシブ・ロックバンド「カリスマ」を結成。このバンドのドラマーは後に手数王と呼ばれる菅沼孝三。その後、飢餓同盟の小西健司と共に「DADA」を結成。2枚のアルバムを残した。DADA解散後、イラン人サックスプレーヤー、ソーラブ・サダト・ラジュバーディ率いる「SADATO GROUP」にギタリストとして参加。ヨーロッパツアー等を行った。 (SADATO GROUPのヨーロッパツアーについて語っていると思われるコラムがGUITARFREAKS 8thMIX & drummania7thMIX内、Musician's Room 5(MR5)に存在する)
1985年、後にコナミで共に仕事をすることとなる宇佐見斉や深見誠一(プロフィット深見)らとKENNEDYを結成。1stアルバム『Twinkling NASA』においては、 DADAの音楽性を押し進め、シンセサイザーを中心としたメロディアスなロックを繰り広げていた。この後、元飢餓同盟の安田隆がメンバーとして参加。ライブアルバムとなった2nd『Kennedy!』において、メンバー同士が格闘し合うかの様な激しいライブパフォーマンスを繰り広げた。しかし、キーボーディストが不慮の事故により他界。KENNEDYは解散した。
KENNEDY解散後、安田、ノヴェラの五十嵐久勝と共にハードロックバンド、「Kremlin」を結成するも、短命で終わった。その後「After Dinner」、「MILLPLAT」を経て、コナミ株式会社の社内バンドコナミ矩形波倶楽部に「ルーズベルト泉」という名義で参加。
コナミ入社後
コナミ入社後ギタドラ以前は主にアーケードゲームのBGMを担当しており、「クライムファイターズ」、「T.M.N.T. スーパー亀忍者」、「ソーラーアサルト」、「スピードキング」、「メタモルフィックフォース」、「ジェットウェーブ」など多数のゲームのBGMを担当。
beatmaniaとDDRのヒットを受け、第3の音ゲーとしてギターフリークスのサウンドディレクターに就任。
2019年11月にコナミを定年退職。以後は親交のある菅沼孝三と近藤研之とバンド「Thirteen Triangle」を結成して活動している。
作曲家として
ファンから「神」と呼ばれることもあるそのセンス・テクの高さは特筆レベルにあり、氏の代表作とも言える「MODELDDシリーズ」は氏のテクをふんだんに取り入れた難解極まるリフが特徴。
また、あのマーティ・フリードマンと協演した際、マーティー・フリードマンと激しいソロバトルを繰り広げた。下にその楽曲を記載する。
(オンライン限定販売の泉氏のアルバム「HEAVEN INSIDE」より)
またギターを全面に押し出しながらも、メタル色を抑えて異国情緒溢れる楽曲も多数発表しており、いずれもファンからの支持を得ている。(関連動画※1を参照)
そして何より一番支持を集めているとも言えるのが、GuitarFreaks8thmix&DrumMania7thmixで発表されたHeavenInsideを端に発する「反戦歌」シリーズである。(関連動画※2)
9.11に衝撃を受けた泉氏が、自身の願いを込めたこのシリーズもまた人気が高く、毎年9月11日になると多数のファンが示し合わせたかのようにこのシリーズに含まれる楽曲をプレイする。
KAC2013で、三枚組のベストアルバムの製作が決定した。
ギタリストとして
その卓越した演奏技術から、他のコンポーザーが作曲した楽曲にギター演奏で参加することも多い。
ただ、長く親しんで来たファンになると、例えシークレット扱いになっていても演奏の仕方で「あ、むっちゃん(氏の愛称)が参加してる」と即バレするレベル。
どのぐらい特徴的かと言うと、TAGが作曲した楽曲をギタドラ向けに収録したら、ファンから『乗っ取られている』と言われるレベル
また、一時期メタル系雑誌に定期連載を持っていたコトも。
関連動画
※1の代表曲
O JIYA
インドを意識した楽曲。歌っている男性はインド人と言う手の込みよう。
※2の代表曲
一連の「反戦歌」シリーズの初代にして最大の人気曲。
ムービーに歌詞が表示されているので、どうかこの曲に込められた泉氏のメッセージを汲み取って頂きたい。
関連タグ
肥塚良彦:泉氏の楽曲で、作詞を多数手がけている