曖昧さ回避
- Double-Data-Rate⇒コンピュータ内の同期信号を送る際、立ち上がりと立ち下りで処理のやり取りを行うシンクロナスDRAMのこと。理論上は動作速度が倍になる。
- Deutsche Demokratische Republik⇒ドイツ民主共和国。平たく言えば東ドイツのことである。この関係か、欧州では本項で説明するDDRのタイトルが『Dancing Stage』に変更されている。
- Disarmament Demobilization Reintegration⇒武装解除・動員解除・社会復帰。紛争後の社会復帰を目指す平和維持活動の一つ。
Pixivにおける傾向
投稿作品ではこのゲームのキャラクター、ムービー、およびバナーが題材にされている。
このゲームは足を使います
概要
音楽にあわせて+状に配置された←↓↑→4枚、または両面を使って8枚のパネル(DOUBLE)を踏んでいく。
(←↓↑→4枚に右上と左上を加えた6枚パネルの「Dance Dance Revolution Solo」も一時期稼動していた)
踏み続けるうちに使わないはずの上半身も動き出し、自然にダンス?になっていくという代物?である。
足でプレーする=運動になることや、筐体の派手さから社会現象にもなった。
現在は、消費カロリーを表示するフィットネス機能も追加されており、
ゲームのみならずフィットネスツールとしての需要も存在する。
(家庭用でもこの機能は存在する為、他のBEMANI作品に比べて家庭用作品ラインナップが豊富である。)
実際、人気は日本国内より海外、とりわけアメリカで高く、現地の学校にDDRが導入されたことがニュースになったほどである。
2019年には20周年を迎え、プレミアム版とも言える『A20』が稼働、ヴァージョンアップ版の『A3』を経て、2024年6月にヴァージョンアップでUIを大きく替えた『WORLD』を稼働開始している。
プレーする前の注意
100円で1クレジット(2回)出来る、店舗側のサービスプレー等と言う事で調子に乗っていると、物凄く痛い目を見る。上記でも触れているようにこの作品は足を使うので、他の音ゲーと違って運動量はプレーする譜面によって桁違いになる場合もあるだろう。疲れていると感じているのであれば、プレーを避けるのが良い。
靴も運動靴やスニーカーが好ましく、長靴やハイヒールなどではプレーしにくかったり転倒する危険性や筐体保全に悪影響を及ぼすので望ましくない。文字通り、「そんな装備で大丈夫か?」な状態に。
家庭用ゲーム機にもいくつか移植されているが、専用コントローラのシートが踏んでる内にあっちこっちにズレたり、集合住宅では白熱する余り階下に足踏みが響いたり…。
1人で二人分のパネルでプレーするモードもあり(ダブルパネル、通称DP。A3からはプレースタイルとして扱っている。)、高難易度の曲は筐体のバーに掴まってないと急いでパネルを踏もうとしてしまい勢い余って踏み外して落ちたり、比喩でも何でもなくぶっ飛んでしまうので注意。
またSUPERNOVA以降の作品になると難易度の上昇ぶりが凄まじく(曲を提供するスタッフが行き過ぎた高難易度化を危惧していた位には)、最高難易度になると「ソレ人間が踏めるの?」「足が2本じゃ足りない」と言う速度や構成の譜面が出て来ている。恐るべきはそんな人間離れした譜面を生き残れる技量の持ち主がポツポツ出てきている事か。楽曲の速さ(BPM=Beats Per Minute、分内拍数)をよく見て難易度設定は身の丈にあった物を選ぼう。
プレー回数が多い人(平均10回以上~)の場合、飲料水を確保したり、汗を拭く為のタオル、運動するのに適切な服装と、音ゲーの中でもDDRはプレー前に万全の準備をしているプレーヤーが多い。
KACでもeスポーツでありながら「eの付かないスポーツ」と喩えられるほどのスポーツ競技といってもおかしくない程。
それだけDDRをプレーするには万全の準備が必要と言う事なので、それを心がけてほしい。
ダンスゲームの始祖的な作品ではあるが、実際にプレーすると「ダンス」と言うよりは「ステップ」や「足踏み」と言うべきシロモノである。
(事実、この事はDDR稼働初期の頃から専門家に指摘されていた)
高難易度の譜面となれば上記の通り、人間離れした足捌きを求められる。
こうなればダンスとは「別の何か」になってしまっているのは言うまでもない。
真の意味で「踊りたい」のであれば、譜面(高難易度の譜面では不可能)に合わせて振り付けを行う所謂「パフォーマンスプレー」が必然になってくる。
文字通り踊りながらプレーするゲームは手振り(パラパラ)に限ってはParaParaParadise、
全身となってくるとDanceEvolutionまで待つ事になる。
ショックアロー
2008年12月に稼動した『DDRX』以降、『踏んではいけない』矢印が登場した。
これが判定エリアに重なっている間は足をパネルから完全に離さなければならない。
もし足が乗っていた場合は感電するような音とエフェクトが発生し、画面が一瞬消える。
パネルが地雷になると思えば理解は早い。
この『ショックアロー』は一部のCHALLENGE譜面にしか存在せず、その有無は曲選択画面で判別可能。(例外として、『UNDERTALE』関連楽曲では他の難易度にも使われている。)
(曲別記事にてDDRの難易度表記に『+ショック』と書かれているものがそれである)
ビリビリを体験できる『only my railgun』や窓拭きの振り付けを再現できる『女々しくて』が有名。
登場キャラクター
現行作品の『WORLD』では、曲専用ムービーでの登場を除き、エミとレイジの2人しか登場していない。
アフロ (AFRO)
『1st』から登場している本作のマスコットキャラクター。その名の通りアフロヘアーである。
アメリカのニューヨーク出身のアフリカ系アメリカ人。43歳。
欧米では『SuperNOVA2』から名前が「DISCO」に変更された。
身長180cm。趣味は釣りで、好きなものは甘いもの、嫌いなものは生きている食べ物。手広く会社を経営している社長で、ディスコ風クラブの経営も行っている。
レディ (LADY)
『1st』でアフロとコンビで登場した。『2ndMIX』にもレディという名のキャラクターは存在するが、髪型、顔などが全く別であり、同一人物かどうかは不明。
『DDRMAX』の「Firefly」「WWW.BLONDE GIRL (MOMO MIX)」、『DDRMAX2』の「rain of sorrow」、『EXTREME』の「Happy Wedding」「HYPER EUROBEAT」「Kiss me all night long」など多数の曲のタイトル及びムービーに登場している。一方『2ndMIX』のレディは『EXTREME』の「CARTOON HEROES (Speedy Mix)」のタイトルに登場している
コンセント1号 (KONSENTO:01)
『1st』で登場。青いボディと頭から伸びたコンセントが目印。
おしゃれずきんとコンビを組んでいる。
ちなみに以降のコンセント2号、3号、3号改は同一機である。
以降、MAXシリーズとSNを除くDDRには必ずこれらの『コンセントシリーズ』が登場する。
2nd:コンセント2号
3rd:コンセント3号
4th:コンセント3号改、ロボ2000
5th:ロボ2001
SN2:コンセントBe-fU、コンセントKyo-FU
X:ルイ=コンセントIII世
X2、X3:ビクトリーコンセント
おしゃれずきん (OSHARE-ZUKIN)
『1st』で登場。ダンスを愛する謎の生き物。ロボットではないらしい。
被っているずきんはうさぎを模している。
『pop'n music』シリーズにもゲスト出演している。
以降、MAXシリーズを除くDDRには必ずこれらの『ずきん類』が登場する。
2nd:カエルずきん(正式名:おしゃれずきん2号さん)
3rd、4th:デビルずきん
4th:メイドずきん
5th:プリンセス★ずきん
SN、SN2:ロボずきん
SN2:ダークずきん
X:クイーンずきん
X2、X3:げいしゃずきん
エミ (EMI)
『3rdMIX』にて登場。フルネームは東芝 恵美(とうしば えみ)。日本人の女の子。18歳(『3rdMIX』での初登場時は17歳)で身長は153cm。初登場は『3rdMIX』。
名前の由来はDDRに楽曲提供をしていたアルバム『Dancemania』の発売元である『東芝EMI』から。『SuperNOVA2』では名字が省略された。
工業高校を卒業し、現在電気系の専門学校に通っているメカトロ少女。
彼女達のグループはDDRの看板のひとつであるコンセントロボ(CONCENT:Be-fU)を開発してしまっている。
反面、パソコンと携帯電話が嫌いとされている。案外アナログ派かもしれない。
アストロ (ASTRO)
『3rdMIX』にて登場。本名コール・マッケンジー。24歳、174cm。ロスアンゼルス出身。
一昔前の『宇宙刑事』を髣髴とさせる衣装を身にまとう。4thではメタリックになってしまっている。
趣味はコスプレとネットオークション、特技は警邏中の立ち居眠り、好きなものはUFO関連、嫌いなものはフーリガン。
コスプレ歴20年以上のコスプレーヤー。普段は真面目な警察官であるらしい。最近は不眠症に悩まされている。
ユニ (YUNI)
『4thMIX』にて登場。フルネームはユニ・バース (Yuni Verse)。アメリカ出身の16歳(『4thMIX』での初登場時は14歳)の女の子。身長は157cm。
趣味は買い食い、好きなものはジャンクフード、特技はハッキング。
映画事業での成功から急成長を遂げた大会社のいわゆるお嬢様で、大きく巻いたツインテールが特徴。ただし本人は屋敷の生活を嫌う。
SN2(モデル2)、X2でメガネをかけるが、本当に目が悪くなったのか単なるアイウェアなのかは不明。
X2のイベントでツンデレであることが確定した。
アリス (ALICE)
『5thMIX』にて登場。フルネームはアリス・イップ (Alice Ip)。香港出身の女の子。17歳(『5thMIX』での初登場時は15歳)。イップは漢字では「葉」と表記する。
元々は香港の3人組ダンスアイドルユニットのリーダーだが、その割に天然の気がある。
彼女達の曲が日本ドラマの主題歌に起用されたため、香港よりも日本で活躍することが多くなった。
その関係でホームシックにかかっている(その関係か、「外国にいることを痛感するから」という理由で雪が嫌いである)。
しかし『SuperNOVA2』ではホームシックも若干克服した様子。
好きなものはレッスン、友達、趣味は手紙を書くこと、特技はスピード暗記。
リノン
記事参照。
他作品に登場するDDRのようなもの
今でこそ下火になっているものの、登場当初は社会現象にまでなった上プレーが非常に目立つ為、漫画やアニメ作品でゲームセンターが舞台になるとまれにDDRのようなものが登場する。映画にも登場した事も。
アニメ第6話において、佐倉杏子がDDRのようなゲーム『Dog Drag Reinforcement』をプレーしていた。
そのことを受けてか、2011年11月末稼動のDDRX3ではコネクトが収録されてしまった。
関連タグ
BEMANI 音ゲー ダンス スポーツ ダイエット 曲擬人化
アフロ 東芝エミ ユニ・バース アリス・イップ レイジ オーガスト・ミルズ アストロ リノン PIU
DANCERUSH_STARDOM※シャッフルダンスをゲームに落とし込んだ作品。DDRの姉妹的作品。
DANCE_aROUND※DanceEvolutionの事実上の後継作。本作もまた姉妹的作品である。
楽曲について
DDRでプレー出来る楽曲は、コナミオリジナル楽曲のほか、元々はダンスマニアシリーズに収録されていた「カンフー・ファイティング」等の洋楽ナンバーが主流であった。(例外として3rdMIX PLUSから4thMIX PLUSまではK-POP曲も収録されていた。)
4thMixまでは日本語歌詞を含む楽曲が全く無かったが、10年代半ば以降からコラボ楽曲を中心に一定数の邦楽(カヴァー曲やローカルアイドルの曲など)、ボカロ曲や東方アレンジも収録されるようになっていった。
ダンスマニアは2019年の段階でCDを提供していた東芝EMIの音楽部門が縮小し、ホームページからも消えてリリースもされなくなって実質シリーズ終了している。
『DDR A』では、J-POPやアニソンが初期段階で新曲としては追加されず、ボカロ曲と東方アレンジが追加収録される展開となった。
7月には海外での稼働に合わせて洋楽を久々に追加する一方で、8月9日のアップデートで追加された曲は全てボカロ曲となっていた。
このように20年代以降のDDRにおいてのライセンス収録では洋楽は僅かに入るだけで、ボカロ曲や東方アレンジ曲といったネットミュージックが占めるようになってしまっている。
過去のコラボ作品関連
TRUE KiSS DESTiNATiON
現在コラボしている作品関連
DDRでプレー可能なアニメ・ドラマ・ゲームなどのテーマ、またはそのリミックス
・(現行バージョン『WORLD』でプレー可能)※稼働時期によって、プレーできない楽曲もあります。
ゲーム
アニメ
東方アレンジ
ボカロ曲
Idola
DDR WORLDから追加
その他
・(過去のAC版、または家庭用でプレー可能)
映画・ドラマ・アニメ以外のテレビ番組
武富士CM
8時だョ!全員集合のヒゲダンス(何故かコナミオリジナル扱い)
ブリジット・ジョーンズの日記
ゲーム
アニメ
ちびまる子ちゃん(CAPTAIN JACKによるカバーも含む)
おそ松さん(はなまるぴっぴはよいこだけ・君氏危うくも近うよれ)
Vtuber
キズナアイ(コラボ楽曲が収録されていた)