大まかな流れ
1. 音楽のリズムに合わせてアクションを取る
ボタンを押す、ターンテーブルを回す、ドラムを叩く、画面をタッチする、など。
2. そのタイミングが正確なほど良い評価と高いスコアを得られる。
良い評価を連続して得ると『コンボ』が計上され、高得点の鍵となることもある。
3. 曲終了時にゲージ(もしくは評価、得点そのもの)を規定値以上に保てればクリア。作品によってはこのゲージを全て失うと演奏途中でゲームオーバーになるものもある。
有名な楽曲を演奏できたり、そのプロモーションビデオを鑑賞できたり(その余裕があるならば、の話だが)する。
収録楽曲に関しても、話題のJ-POP、動画サイトで人気のボカロ曲、現在放送中のアニメ作品の主題歌等が収録されたりするのだが、アニソンに関しては作品自体のストーリーネタバレも関係ない為に収録もある程度は容易だったりする。
(場合によっては、歌詞自体がネタバレと言う曲もあるが……これはレアケース)
アプリで展開されている作品にはストーリーモードやアバターエディット等が実装されていたり、ゲーセンで稼働している機種では同じゲーム内でマッチングが可能になっている。
また別のゲームを基にしたマニアックな楽曲、プレイにシンクロする演出が特徴的なゲームもある。
簡単な歴史
古くはファミコンの時代にもオトッキーのような演奏ゲームは存在した。しかし、お世辞にもヒットしたとは言えず、PS時代にパラッパラッパーがリリースされるも、音ゲー要素を重視した物でブレイクしたのは、後に長期シリーズとなるbeatmaniaである。
後に音ゲーは1990年代末期に甲難易度化等が進んだ格ゲーに変わってゲーセンの主力となっていくが、とある事情もあってゲーセンではコナミが市場独占に近い状態となっていた。
それを打破したのが太鼓の達人(ナムコ→バンナム)であり、それに続いたのがセガ及びタイトーであった。
(カプコンもリリースをしたのだが、2018年現在は格ゲーへシフトする様な形で撤退している様子となっている)
コナミの特許絡みで音ゲーと言えばコナミと言う状態だったのだが、それが破られる展開となったのはスクフェス(ブシロード)等に代表されるアプリ系リズムゲームである。
これらの解説はざっくりと説明した物に過ぎない為、詳細を知りたい方は各自検索をするのが良いだろう。
pixiv内での投稿作品
主に登場キャラクター、楽曲用のムービークリップ、および曲目を示すバナーなどが題材になる。
また、曲から連想されるイメージ(曲イメージ)やキャラクター(曲擬人化)が投稿されることもある。
イラスト以外にも音ゲーを題材にした小説が存在するが、二次創作が目立つ傾向になっている。一方で稀に一次創作作品も投稿されている。
(一次創作の場合は架空機種である事が多いが、この辺りは大人の事情という事でご理解いただきたい)
作品投稿に関しての注意
曲擬人化については、擬人化自体が人に強い不快感を与えかねないジャンルであるため、
その機種本来のキャラクターなどのイラストの検索に不便とならないよう、「IIDX」「jubeat」などといった機種名タグは可能な限り付けないようにすることが望ましい。
収録曲
傾向としては、以下の3種類に分類される。
- オリジナル楽曲オンリー
一例:beatmaniaIIDX、DJMAX、Cytus、Deemo、SHOWBYROCK!!等
- オリジナルと版権曲の両方
一例:ポップン、jubeat、太鼓の達人、グルーヴコースター、maimai等
- 版権曲オンリー
一例:ミラクルガールズフェスティバル等
- (番外)1作品、もしくは1シリーズのみの楽曲オンリー
性質上、版権曲オンリー(例:けいおん!放課後ライブ!!など)とオリジナル楽曲オンリー(例:オトカドールなど)に別れるが、原作と同じ会社が音ゲーを作っている場合(例:アイドルマスターシャイニーフェスタなど)のようにどちらとも取れる作品もある。
アーケード機種ではデータカードダスなどの子供向け筐体を除きあまり稼働していないが、近年ではスクールアイドルフェスティバルやシアトリズムファイナルファンタジーといったアプリ・家庭用作品のアーケード版が制作されたりもしている。
『音ゲー』に属する代表的な作品
基本的に一番左にある表記が正式名称である。
記事のある物についてはここではゲーム内容については言及していない。
なお、コナミ製の音ゲー作品群の殆どは「BEMANI」ブランドに属している(由来はコナミの元祖音ゲーであるbeatmania)。
BEMANIシリーズ
- pop'n music、ポップン、ポップンミュージック
- 『1曲につき1キャラ』を原則とするため、キャラ数が多いのが特徴。pixiv投稿数は全音ゲー中ダントツ。
- beatmaniaIIDX、IIDX、弐寺
- 初代beatmaniaのシリーズ展開が終了した現在では、タグ表記が単にbeatmaniaとされていてもこちらを指す場合が少なくない。
- beatmania、5鍵
- コナミ音ゲーの元祖。筐体のボタン=鍵盤の数で上記IIDX(7鍵)と区別される。
- Dance Dance Revolution、DDR、ダンスダンスレボリューション、ダンレボ
- キャラクターではなく、ゲームセンター内でのシーンに筐体だけ登場する事もある。某少女の例が有名。
- GuitarFreaks、DrumMania、ギタドラ、ギターフリークス、ドラムマニア、ギタフリ、ドラマニ、GITADORA
- GF、DMは両者間でセッションが可能であり、曲も共有しているため一緒くたにされることが多い。
- KEYBOARDMANIA、キーマニ
- 2オクターブ24鍵(ダブルプレイなら4オクターブ48鍵)ながら本格的な鍵盤演奏が楽しめたが、インターフェイスの悪さと初心者の取っつきにくさから3作で終了した不遇のシリーズ。この作品から現行機種への移植も行われている。ギタドラ*キーマニの3作セッションプレイは圧巻。
- jubeat
- jubeatには曲クリップもキャラクターがほとんど存在しないため、曲擬人化やマーカーのオコジョ・ユビ子や、jubeat knitに登場するメインキャラクターのコンシェルジュが題材にされる。
- REFLEC_BEAT、リフレク
- limelightからマスコットに採用されたパステルくんの投稿が多いが、jubeatと同じ理由から、主に曲擬人化がメイン。
- SOUND_VOLTEX、ボルテ
- ナビゲータのレイシスやつまみの精つまぶきをはじめ、楽曲ジャケットに登場するキャラに名前がついていることが多い。人間関係や所属などといった設定が公式によって積極的に設けられている。
- DanceEvolution、ダンスエボリューション、ダンエボ
- 場合によっては同ゲームでの振り付けを踊っている構図のときに同タグが付与される事がある。
- BeatStream、ビートストリーム
- ミライダガッキ、ダガッキ
- 打楽器ゲーだがドラムマニアと違いデバイス4つとポーズでの操作と比較的ライト向けなゲーム。
- うたっち
- (解説募集中)
- マリンバ天国
- (解説募集中)
- MUSECA
- 5つのスピナーと1つのフットペダルを使用する。スピナーは押すだけではなく回すというギミックも存在する。
- ノスタルジア
- ピアノを模した音楽ゲーム。先述のキーマニより操作判定が甘く、ゲーム的楽しさを重視している。
- おといろは
- DANCERUSH STARDOM
BEMANI以外のコナミ作品
その他の企業の商用作品
※説明が記載されていない作品は、基本的に解説募集中です。
バンダイナムコゲームス(ナムコ)
- 太鼓の達人
- 太鼓のドン(面)、カッ(縁)に合わせて叩くシンプルなゲームなのだが、にも関わらずわけのわからない発狂譜面も多々出る、シンプルにしては奥深すぎるゲーム。
- シンクロニカ
- アイドルマスターシャイニーフェスタ
- アイドルマスターの楽曲を使用したリズムゲーム。ハニーサウンド、ファンキーノート、グルーヴィーチューンの3バージョンが発売されている。
- スターライトステージ
- 同じアイドルマスターのリズムゲームだが、こちらはアイドルマスターシンデレラガールズがベースとなっている。
- アイカツ!/アイカツスターズ!/アイカツフレンズ!
- アイドリッシュセブン
- ドリフェス!
セガ
- 初音ミク ProjectDIVA
- maimai
- かつてセガが輩出したサンバdeアミーゴのように円形のラインにオブジェクトが飛んでくるというシステム。J-POPやゲームミュージック、ボカロ曲やニコニコゆかり、果てはBMS曲と収録曲も幅広い。
- CHUNITHM チュウニズム
- スペースチャンネル5
- 音ゲーらしからぬ広大なステージとストーリー、大掛かりな演出がウリ。故・マイケル・ジャクソンもゲスト出演。
- クラッキンDJ
- サンバDEアミーゴ
- シャカッとタンバリン!
- タンバリン型コントローラを持ち、タイミング良くタンバリンを振ったり叩いたりしてプレイする。
- ミラクルガールズフェスティバル
- けいおん! 放課後ライブ!!
- 夢色キャスト
- リズム怪盗R
- オンゲキ
タイトー
- ミュージックガンガン!
- ガンシューティングゲームと音ゲーを足して2で割った作品。初代は性別詐称あり。
- グルーヴコースター
- こちらはスマートフォン(iOS)からアーケードに進出した機種。一見シンプルだが練りこまれたローポリ的演出が魅力。それに伴い背景も譜面の軌道も曲固有であり、軌道外から飛んでくるノーツや不可視ノーツもあるので初見殺し率と覚えゲー性が比較的高い。
- アイドルクロニクル アイクロ
任天堂
- リズム天国
- ミニゲーム集の体裁を借りた音ゲー。個性的でかわいらしいキャラクターが目白押しだが、譜面に合わせてボタンを押すのではなく、バックに流れている規則的な音のリズムに乗ってボタンを押していくという、純粋なリズムゲームに特化したゲーム性なので初見殺し率が比較的高い。
- 大合奏!バンドブラザーズ
- ゲーム商品ながら、曲データを自作(譜面データだけでなく作曲自体も)可能であり、自由度は随一。
- 押忍!闘え!応援団
- DS用のゲーム。人々の窮地に応援団がどこからともなく駆け付けて応援するという、面白おかしくも熱いストーリーが特徴。1、2どちらもラストステージは非常に燃える展開。音ゲー部分も曲に合わせてマーカーをタッチしたりスライドしたりと、DSのタッチパネルを最大限活用しており非常に良質。
- ドンキーコンガ
カプコン
スクウェア・エニックス
- バストアムーブ
- 対戦式音ゲーの(おそらく)元祖。ダンスの正確さだけではなく相手への妨害や駆け引きが重要となる。
- シアトリズム
- 主に『シアトリズム ファイナルファンタジー』シリーズとして展開。楽曲はFFシリーズのBGMを中心に、低頭身にデフォルメされたFFキャラ達が登場する。元々は3DSのゲームだったが、後にスマホ版やアーケード版も登場した。
- 派生作品として『シアトリズム ドラゴンクエスト』もある。こちらはドラクエ版。
ソニー・コンピュータエンターテイメント
- パラッパラッパー、ウンジャマラミー
- ペラペラなキャラクターが踊ったりギターを弾いたりする、黎明期の音ゲー。音ゲーにしては珍しくアドリブが重視される。
- ブラボーミュージック
- ビブリボン
タカラトミー(タカラトミーアーツ)
Rayark
台湾の会社、主にスマートデバイス向けのゲームを扱う。
- Cytus
- 上下する判定線が重なったノーツを叩いたり長押ししたりするというシステム。大半の楽曲が無料開放されている上、日本人コンポーザーも数多く参加している。
- Deemo
- ピアノをモチーフにしたゲームで降ってくるノーツを叩くかスライドするというシンプルなシステム、楽曲もピアノ中心。
- VOEZ
- 基本的には落ちてくる系の音ゲーだが、曲の展開に合わせてレーンが増えたり消えたり移動したりするという特徴がある。
ブシロード(ブシモ)
その他メーカー
- DJMAX(ペンタビジョン)
- 韓国産の音ゲーだが、日本のコンポーザーも参戦している他、全体的な楽曲のクオリティが高い。元は日本でも登場したオンラインゲームであり、最近はDJMAX TECHNIKA・DJMAX PORTABLE 3を皮切りに再び知名度を上げて来ている。
- パカパカパッション(D4エンタープライズ)
- 幕末Rock(マーベラス)
- 三味線ブラザーズ
- テクニクビート
- 昇天ビート
- EZ2DJ・EZ2AC(Amuse World/Square Pixels)
- 韓国産の音ゲー、日本には数台しか筺体が存在していない。基本的にはbeatmaniaを模したものだが6,7鍵盤に当たるボタンがFXボタンと言う少し離れた位置にあるボタンになっていたり、フットペダルが付いているのが特徴。このゲームの初期開発メンバーが独立して製作したのがDJMAXである。
- P4D(ATLUS)
- SHOWBYROCK!!(サンリオ)
- R2BEAT
- エクスビート
- Dynamix(C4Cat)
- スマートフォン・タブレット向け。左右、下の三方向にノーツが流れてくるのが特徴。また左右につまみが用意されている場合もあり、それをノーツの位置に動かしてとる場合も。
- OverRapid(Team ArcStar)
- スマートフォン・タブレット向け。曲はハードコアやトランスなどが中心。また、譜面の難易度も6レーンな上に3つ以上の同時押しもしっかり含まれてたりとスマートデバイス向けにしてはかなり高め。
- Pump It Up (Andamiro)
- 韓国の音ゲー、DDRのパネルに中央を足して45度回転(右上、右下、左上、左下)させたようなゲーム。DDRを模したものではあるがロングノート仕様の違いや、配置の違いによる譜面傾向の差など同じに見えてプレイする際には違う感覚が必要となる。また、高難易度譜面に関してはDDR以上に凄まじい。
- IA/VT
- Tokyo7thシスターズ
- DREAMBEAT!
- アイ★チュウ
- ガールフレンド(♪)(Ameba)
- ボーイフレンド(仮)きらめき☆ノート(Ameba)
- バンドやろうぜ!
フリーウェア、同人等
- ぱるメロ!
- BMS
- beatmaniaを模したフリーゲームの総称、譜面ファイルに「.bms」というファイルを用いる。楽曲公開イベントなどによって楽曲を自給自足する文化が特徴。
- DDRを模したフリーゲーム
- ドラムマニア・ギターフリークスを模したフリーゲーム
- 太鼓さん次郎
- 太鼓の達人を模したフリーゲーム
- Osu
- 押忍!闘え!応援団のシステムを模したフリーゲーム。、beatmaniaっぽいモードや太鼓の達人っぽいモードもある。
関連イラスト
別名・表記ゆれ
関連タグ
ゲーム ジャンル 音楽
カラオケ
ドラッグオンドラグーン(あるエンディングへ到達する為のバトルが音ゲーのシステムになっている)
和尚 音ゲーにおける不正行為のひとつ。詳細はリンク先を参照の事。
アイドル☆シチュエーション DMM.comにて2014年10月にスタートしたアダルトゲーム。こちらも音ゲーの要素を持っているのだがアダルトゲームと言う事もあって、詳細に関してはお察しください。こちらは2015年5月にサービスを終了している。
キラプリおじさんと幼女先輩 女児向けアーケードゲームを題材とした電撃文庫の小説。