概要
『星のカービィ トリプルデラックス』内のサブゲーム「大王のデデデでデン」に追加要素を加えて、ニンテンドー3DS用ダウンロード専用ソフトとして2014年7月23日に配信開始された。
スピンオフではあるものの、星のカービィシリーズでカービィの名を冠さない単独発売のゲームはこれが初となる。
同じ『トリプルデラックス』のサブゲームである「カービィファイターズ!」も、『カービィファイターズZ』として同日に配信開始された。
基本システムなどに関しては『大王のデデデでデン』を参照。
変更・追加されたシステム
- 楽曲数増加
サブゲーム時は全4曲の4ステージだったが、本作では全7+アレンジ1曲の全8曲になり、ステージ数も7×2の14ステージが遊べるようになった。
- トータルスコア
新たなやりこみ要素として全ステージのトータルスコアが見れるようになったほか、全ステージの合計点でもそれぞれブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナのトロフィーを入手することができるようになった。
- 演奏のリプレイ
クリア時に直近一回のリプレイが見られるようになった。リプレイ時は各ボタンで合いの手を入れることができる。
- お面
『トリプルデラックス』のすれちがい通信のデータがあればカービィ、ワドルディ、メタナイトのお面が、おもてモードをクリアすることでマスクド・デデデのお面が、おもて・うら全てのレベルをクリアすることでタランザのお面が手に入る。
お面をつけてプレイすると裏打ち時にボイス(タランザのみボイスがないため蜘蛛が糸を吐くようなSE)が入るようになる。
- ハートのリング
減少した体力を回復することができる。
- うらうちシンバル
裏打ちをすることで鳴らすことができるシンバル。これを鳴らすことで登場するおんぷコインがある。
- ナンバーコイン
順番通りでないと取れないおんぷコイン。通常のコインは青色で、数え終わりのコインは赤色をしている。
- めかくしフラッグ
デデデ大王の付近の視界を遮るフラッグ。先を見ておかないと落下したり、おんぷコインを見逃すこともある。
- トゲドラム
上はドラムで下にトゲがついているドラムで、一定の拍で裏返る。当然トゲ部分に乗るとダメージを受ける。
- のるとうごくドラム
羽付きドラムではなく乗ると線にそって一定距離を動くドラム。落下した場合は始点からやり直しになる。
- トゲこんぼう
地面や天井から突き出る鉛筆に似たデザインの棍棒。ぶつかると当然ダメージを受ける。
その他、体力がライフ制からゲージ制になったり、落下しても即死ではなく復活地点からやり直しになったり、ジャンプにそれぞれ名称がつけられているなどの変更がある。
また、登場キャラクターも『トリプルデラックス』に登場したものを中心に大幅に増えている。
登場楽曲(ステージ)
おもてステージを全てクリアすることでハードモードにあたるうらステージが遊べるようになる。また、使用楽曲のアレンジはサブゲーム時と同様に『毛糸のカービィ』のようなリコーダーや鍵盤ハーモニカを使用したものもあるが、原作で使用されていたものがほぼそのまま使用されていたり、ほとんどスピードを抑えただけのものなど幅広くなっている。
エクストラのみ、おもてステージとうらステージとでアレンジが異なる。
太字は新規アレンジで、編曲者は全て安藤浩和氏。
- レベル1「浮遊大陸の花畑」
- レベル2「はずんでデンデン♪」
- レベル3「奥のカガミで笑う影」
- レベル4「とびだせ!奥へ手前へボスバトル」
- レベル5「シティトライアル:街」
- レベル6「戦艦ハルバード:甲板」
- エクストラ「CROWNED」(おもて)「CROWNED:Ver.2」(うら)
余談
- 全体的に遊園地のような雰囲気の背景となっているが、Miiverseによると本作は「マホロアが作ったテーマパークのアトラクション」という設定。そのため彼本人もとある場面でちょっとだけ登場している。
- 熊崎信也ディレクター曰く、途中でミスしない限りスーパージャンプやうらうちシンバルのタイミングも曲に合わせており、ちょうど1コーラスでゴールできるとのこと。
- またうらエクストラをノーミスで進んだ場合、残り時間が1分11秒(『トリプルデラックス』の発売日が2014年1月11日)、スコアが86555点(「ハルゴーゴーゴー」の語呂合わせ)になる。
関連イラスト
関連動画
紹介動画
関連タグ
星のカービィWiiデラックス:同じくマホロアのテーマパーク「わいわいマホロアランド」が登場し、各ミニゲームを進めていくことで着せ替え要素「なりきりおめん」が入手可能。