概要
バンダイが発売するトレーディングカードアーケードゲーム筐体・データカードダス(DCD)を使用した日本のアーケードゲーム、およびメディアミックスのシリーズ。
正式タイトルは『アイドルカツドウ!』(『アイドル活動!』、略称『アイカツ!』)。公式シリーズ総称表記は『オールアイカツ!』(All Aikatsu!、2019年から)、また正式名称は『アイカツ!シリーズ』と呼称されている。
2012年10月に稼働して以降、ゲームやアニメ、CD、漫画、WEBラジオ、ライブなど様々な公式展開をし、多数の派生作品を生みだした。
アイカツ!
シリーズ第1弾。プリキュアオールスターズより高い年齢層(小学生前半)を狙ったデータカードダスアーケードゲームとして、既存のキャラを使用しないバンダイナムコグループの完全新作オリジナル企画としてスタート。
アーケード版は2012年10月25日から稼動を開始し、2016年5月18日まで稼働していた。そのためゲーム・アニメ・CDなどの数もシリーズでは最多。
音楽制作はMONACAに決定し、各キャラクターの歌唱は声優ではなくアイドルユニットが担当(運営は株式会社ディアステージ)。
キャッチコピーは『国民的アイドルオーディションゲーム』。同ゲームの主題歌も「アイカツ!」というタイトルである。アイドル活動!も参照。
- ゲーム
- アイカツ!シンデレラレッスン
- アイカツ!2人のmy princess
- アイカツ!365日のアイドルデイズ>365日のアイドルデイズ
- アイカツ!My No.1 Stage!>My_No.1_Stage!
- アイカツ!ミュージックビデオメーカー
- アニメ
- 劇場版アイカツ!
- アイカツ!ミュージックアワードみんなで賞をもらっちゃいまSHOW!
- アイカツ! ~ねらわれた魔法のアイカツ!カード~:劇場版アイカツスターズ!は同時上映アニメ作品
- アイカツ! 10th STORY ~未来へのSTARWAY~:劇場版アイカツプラネット!は同時上映アニメ作品、その後長編版が単独上映
- アイドルユニット
- STAR☆ANIS:『アイカツ!-アイドルカツドウ!-』の主題歌・ステージ楽曲の歌唱を務める。
- AIKATSU☆STARS!:『アイカツ!-アイドルカツドウ!-』『アイカツスターズ!』の主題歌・ステージ楽曲の歌唱を務める。
- ラジオ
- ラジカツ!
アイカツスターズ!
派生作品第一作(シリーズ第二作)。アーケード版は2016年5月19日から順次稼働(一部店舗は4月下旬から先行稼働していた)、2017年10月で『アイカツ!』シリーズが5周年プロジェクトを迎えるのに併せ、同年8月より前作とのコラボ企画が展開された。
初代では劇団ひまわりの声優を多数起用したシリーズ第一作と同様、アイカツ御三家の声優を初続投めて別キャラで起用(しかも、次シリーズでも別キャラで継続)した。
また、主要キャラクターの役には同年代の声優を起用したことも継続した(周囲を固めるため)。
同じく歌唱担当も継続した(音楽制作はagehaspringsの関連会社onetrapが担当した)、2018年2月27日、28日の「アイカツ!ミュージックフェスタ inアイカツ武道館!」をもってユニットとしての活動を休止、アイカツ!シリーズの楽曲担当から卒業となる両ユニットにとって「卒業ソング」となる。
キャッチコピーは『わたしだけのアイカツ!カードで、わたしだけのアイドル活動!』。
- ゲーム
- アイカツスターズ!ファーストアピール
- アイカツスターズ!Myスペシャルアピール
- アイカツ!フォトonステージ!!
- アニメ
- アイドルユニット
- ラジオ
- ラジカツスターズ!
アイカツフレンズ!
シリーズブランド通算第三世代目、平成最後のアイカツ!シリーズ作品である。
テレビアニメ版(劇場版を含む)ではホリプロの女性声優が多く出演しているのが特徴の一つ。
ホリプロ、ランティスが実行委員会として名を連ねたオーディションで、松永あかね、二ノ宮ゆい、逢来りんが作中のメインキャラクターの声優、歌唱担当としてデビューを果たしている。固定的に各チームのデュオを組むこととなった。
特記がない限り、各主要キャラクターには少なくとも1曲、松原さらり(onetrap)によるソロ曲がある。また、音楽制作はDIGZ MOTION SOUNDSが担当。
キャッチコピーは「行こう、一緒に! 目指せ、ダイヤモンドフレンズ!!」。
- アイドルユニット
- BEST FRIENDS!:『アイカツフレンズ!』『アイカツオンパレード!』のメインキャラクターの声優および主題歌・ステージ楽曲の歌唱を務める。
- ラジオ
- ラジカツフレンズ!
アイカツオンパレード!
『アイカツフレンズ!』の続編、令和最初のアイカツ!シリーズ作品である。公式上には『アイカツ!シリーズ7周年』記念作品。
2019年10月よりスタート・稼動する、歴代キャラクターが総登場するTVシリーズおよびデータカードダス。同時に主人公が劇中で開催するアイカツ!フェスの企画タイトルでもある。
また、本作は大人の事情で長年放送された平日夕方6時前半から土曜午前中へ移動し、2020年1月に発生した新型コロナウイルスの世界的流行や感染拡大に伴う緊急事態宣言の影響を受けた初のアニメ配信とライブの作品でもある(劇場版アニメと同じ理由だが、それについては触れていない。同じ理由でアーケードゲーム稼働終了時期も延期された)。
キャッチコピーは「さあ行こう、光る未来へ!」。
映画はない。そのほかラジオの「ラジカツオンパレード!」が放送された。
アイカツプラネット!
シリーズ五作目、通算第四世代目ブランドに当たる、実質的な初アーケードゲーム稼働とアニメTV放送予定延期の作品。
形態は前作までの筐体から一新され、「スイング」を使用して、2画面のフルタッチパネルでタッチパネルを操作してリズムゲームを行う。プレイヤーは、自分の好きなアイドルのアバターやマイキャラを使う。
新ゲームと連動したTV最新作「アイカツプラネット!」が、2021年1月10日からテレビ東京系で放送されることも同時に発表されたが、こちらは従来のTVシリーズから大きく方針転換し、実写テレビドラマとアニメを融合させた作品となり賛否両論となった。
過去作の登場人物は中学生がメインだったが本作では高校生がメインとなる。また時間帯も再び日曜朝に再移動する。
音楽は制作部門を使わず、初めて3名のみの少人数体制(渡部チェル・小野貴光・津田ケイ)によって制作された。
キャッチコピーは「なりたい私へ、ミラーイン☆」、「アイドルはスイング勝負!」。
TV番組は2クールのみの放送となり、その後はWEB展開に移行し実写キャストによるバラエティ番組がYouTubeで2022年夏頃まで不定期に配信された。
ゲーム版は2023年3月30日に稼働終了。この際には新作等の発表はなされなかった。
本作の稼働終了発表後の2023年2月19日に
『アイカツ!ミュージックフェスタ FINAL』というタイトルでシリーズ合同ライブイベントが行われたことや稼働終了後の一時期には、アイカツ!シリーズの展開がグッズの販売やYouTube BNPicturesチャンネルでの過去作アニメの再配信のみに留まったことから、シリーズは事実上終了したという見方が広まりつつあった。
その後は、2023年8月にYouTubeアニメ公式チャンネル開設、2024年5月にオフィシャルショップ復活といった動きが見られるようになった一方で、1年以上新作に関する情報が発表されない状況が続いていたが...。
- アニメ
- 『Bloomy*Cafe』:WEB番組『アイカツプラネット! ミラーイン☆ラボ』のアニメパート。番組は毎翌週水曜日に単独配信が行われる。
- 劇場版アイカツプラネット!:2021年10月3日に映画化が発表され、2022年7月15日に公開。シリーズ6年以来ぶりのシリーズ劇場版作品となる。また、「アイカツ!シリーズ10周年」を記念して製作された。
- アイドルユニット
- STARRY PLANET☆:『アイカツプラネット!』のメインキャラクターの声優および主題歌・ステージ楽曲の歌唱を務める。メンバーは全員、芸能事務所スターダストプロモーションに出身。
- 番組
- アイカツプラネット! ミラーイン☆ラボ:シリーズ初公式WEBバラエティーショー番組、2021年11月25日までシーズン1として12回が配信、MCにタイムマシーン3号を迎える、2022年2月から7月までシーズン2が23回配信。
アイカツアカデミー!
シリーズ六作目、通算五世代目ブランドの作品。前作の稼働終了から1年3ヶ月のインターバルをおいて発表された。
これまでのデータカードダスとアニメ主軸の展開ではなく、VTuberやバーチャルアイドル等をモチーフにした配信メインの展開になる。
YouTubeでの配信にあたっては、データカードダス公式チャンネルやアニメ公式チャンネルとは別のチャンネルが開設された。
関連タグ
バンダイ / バンダイナムコゲームス 株式会社サンライズ/バンダイナムコピクチャーズ
プリティーシリーズ:タカラトミーアーツ発で2年早く始まった競合タイトル。2022年に公式コラボ開催が決定した。pixivでのコラボタグはプリカツ!。