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トライブクルクル

とらいぶくるくる

サンライズ → バンダイナムコピクチャーズ制作のオリジナルアニメ作品。2014年9月28日から2015年10月4日まで放送された。
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概要編集

「ストリートダンス」を題材としたオリジナルアニメ。


監修に日本ストリートダンス協会が参加しており、本格的なストリートダンスアニメとなっている。音楽はエイベックスが担当。


キャッチコピーはダンスで変わる!世界が変わる!


後にテレビ東京系に移籍した前番組『バトルスピリッツ』シリーズまでの玩具に準拠した内容から凄まじい方針転換であり、キャラデザもかなり独特。


スタッフ編集


キャラクター編集

CV:石上静香

中学一年生。13歳。トライブクルクルのセンター。トップダンサーのジェイ・エルに憧れてダンスを始めた。バスケの経験がある。「~だっぜいっ!」が口癖。

クラスでは一番背が低いが、スポーツ経験からジャンプ力は誰にも負けない自信がある。その大きな動きとジャンプには、人の目を引き付ける輝きがある。登校中などよくパルクールをしている。左頬の「J」のマークはジェイ・エルのように踊れるようにと気合を込めている。最終話後半では身長が伸び、カノンの肩にまで達していた。


CV:山岡ゆり

私立名門女子校の星育文化学園に通う中学一年生。13歳。高身長がコンプレックスだが、ハネルからは少し羨ましがられている。ダンス衣装は、23話までは普段着だったが、24話以降はヘソ出しルックになっている。うじうじと考え込むことが多いものの、一度腹を決めると揺るがない度胸を見せる。

かつては「リズム」というニックネームで定期的にジェイ・エルのダンスをコピーしたダンス動画をサイトにアップしており、周囲にはそのことを秘密にしていたが、ハネルとならもっと自由に踊れると思い、チームを組んだのを機にリズムとして踊るのをやめた。小さい頃バレエをしており、同じスタジオでヒップホップを踊っているのを見てダンスに興味を持った。最終話後半では髪を下ろしつつボーイッシュな格好になるというイメチェンをしていた。


CV:櫻井トオル

トライブクルクルのリーダー。チームのメンバーからは「クモ」と呼ばれている。ブレイクダンスが得意で体を鍛えるのが趣味。一時期荒れていた時期があり喧嘩っ早い一面もある。


CV:原優子

ジャズダンスが得意。雲之介とは小学生の頃からの幼馴染み。かなりの甘党で健啖家であり、ダイエットをしている。ユキ曰く、片付けられない女らしい。中学生の頃は太っており眼鏡をかけていた。「おけぃ!」が口癖。また、家の中はかなり散らかっている。


CV:斉藤壮馬

通称「ユヅさん」。メタボ体型だが機敏でフレッド・アステアからチャールストンまで、ヒップホップもロッキンも何でもこなすダンスマシーン。ダンスのコレオグラファー(振付師)を務め、MCとしても優秀。漆黒のパッションステップを練習していたときに、クモから挑まれたダンスバトルがきっかけでチームに入ることになった。ダンスバトルが近づくと精神修養をする古風な一面がある。

ダンスの熱いムーブと天狗の力をかけ合わせ1分間だけ無敵の「ユヅルスーパー」へと変身することができる。60分間の精神統一を終えダンスを踊った後、「ユヅルスーパーハリケーン」の掛け声を発し回転することで変身する。変身中は体が細くなり動きが身軽になるが、制限時間を過ぎると元に戻る。


  • 獅子堂ユージ

CV:安済知佳

けん玉が得意。女好きで気に入った女性を「女神」と呼んでいる。ハネルからは「けん玉」と呼ばれ、ユージはハネルの事を「カエルボーイ」や「カエル」と呼ぶ。

両親は離婚し父親と暮らしている。母親に引き取られた弟のサトシとは世界一のダンサーになる約束をしている。

ダンスロード最終戦に乱入してきたクラウドハイのダンスロイドとのダンスバトルに勝利するも右足を痛めてしまう。その後ゴールド&シルバーに敗れ、ハネルにけん玉を託す。


  • 野口ソータ

CV:新津奈々

姉が1人、弟が2人、妹が1人おり、母親は夜勤の仕事で忙しい。「ミートタサキ」のコロッケが大好物。


  • 迫田リキ

CV:青山耕平

爆音マシンガンズのリーダーで振り付けも担当している。ハネルの事を「フロッグマン」と呼ぶ。


  • 桜坂ヒナタ

CV:三木美

双子の姉。「ハッピー」が口癖で、言う度にマナビからは「ハッピーちゃん」と言われている。令嬢らしく丁寧な女性語で話す


  • 桜坂マナビ

CV:山村響

双子の妹。左目の下にホクロがある。ボクっ娘


  • ルイ

CV:高橋伸也

ビッグマウスがモットー。ハネルのギャラクシーウォークに心を掴まされ、ギャラクシーウォークを超えるムーブを手に入れて有名になることを諏訪湖に誓った。


  • モエ

CV:井澤詩織

キャラ付けで語尾に「ぴょん」を付けて喋り、ハネルを「ハネぴょん」、カノンを「カノぴょん」と呼んでいる。


  • ゴールド

CV:さかき孝輔

「ダンスは力、パワーこそすべてで魂は要らない」と考えている。


  • シルバー

CV:藤原翔大


ジェイ・エルの関係者編集

  • ジェイ・エル

CV:勝杏里

ハネルが憧れる世界のトップダンサー「キング・オブ・ダンス」。

「平和の親善大使」であり、世界中の争いを止めようと活動している。

ジェイのマークは「ジェイウィング」と呼ばれている。ジェイのダンスには強い力があり人間離れした存在であるため、不死身だという説や仙人・天狗・宇宙人だという説がある。平和の親善大使として世界各国の首脳とも顔を合わせることが多く、敵も多い。かつての自分のように過酷な環境で生きる子供たちのことを案じており、自身が所有しているブライトアイランドという島に多くの孤児を住まわせている。普段は香を焚いて瞑想している。また日本好きで有名である。


スラム出身で生きるためにギャングの一員になったが、早くからダンスで仲間を楽しませていた。友達とチームを組んでストリートで踊っていたが、スカウトされてスターになっていった。その時チームの友達を切り捨てることを要求され苦しんだが、友達はジェイのことを自分たちの誇りとして送り出してくれた。プロになってからも主役よりもはるかに目立つダンスをしてしまいジェイを嫌うスターも多かったが、応援してくれた友達を支えに自分のダンスを磨いていった。


実は5年前にジェイ本人は不幸な事故に遭いずっと昏睡状態にある。ジェイの不死身さをアピールするため、ジェイのダンスのすべてをプログラムした「ダンスロイド」と呼ばれるロボットが作られ、影武者として稼働している。その後トライブクルクルのダンスにより目覚め、彼らと共にダンスを踊った。


  • マスターT

CV:手塚ヒロミチ

千の通り名があり自らを「ダンスの天使」「ダンスの妖精」「ダンスの一番星」などと称する男。

本名は不明だが、MCバッツからは「タンちゃん」と呼ばれている。コスプレで唐突にダンスをしながら現れアドバイスをしたり、トライブクルクルを陰ながら見守っている。

その正体はダンサーの実力を見出すダンスマスター。トライブクルクルのメンバーに都市伝説として語られる「ダンスロード」のオーディション招待状を与える。ジェイのダンスライブのライブ会場内の巡回やダンスロードの3次審査に参加するダンスチームを宿まで案内する任務を務めている。

子供の頃に祖母の家で見た沢庵がきっかけで漬物が苦手になり一切食べられない。


  • ヒュー・ウィット

CV:堂下勝気

ジェイに仕える執事。相手にプレッシャーをかける笑顔は「ウィットスマイル」と呼ばれている。


  • MCバッツ

CV:古川裕隆

ダンスロードのMC。少し前までジェイと一緒にステージに立っていた。

マスターT曰く、「イヤな予感だけは当たる」。


  • メイベル

CV:小林未沙

「ジェイ・エル・プロジェクト」の総責任者。ブライトアイランド育ち。ジェイのゴーストダンサーを探すために、莫大な資金を使ってダンスロードを開催する。しかし考え方の異なるギャラガーにダンスロードを乗っ取られ軟禁されてしまう。トライブクルクルのダンスを見て本当に守るべきはジェイが信じたダンスそのものだと気付く。


  • ギャラガー

CV:北村謙次

ジェイのプロジェクト全般の警備部門を統括する責任者であり、ブライトアイランドの警備も管理している。ジェイを尊敬し、崇拝している。メイベルの使いでダンスロード3次審査の視察に訪れた際にルイとモエに目を付け、クラウド・ハイを盛り上げさせようとしている。


その目的はジェイの理想の実現であり、クラウド・ハイだけが世界中の人々を幸せにできる究極のツールだと考えている。ゴーストダンサーを使ってジェイのダンスとイメージを守ろうとしているメイベルのやり方に愛想を尽かし、ダンスロードの出場者とクラウド・ハイのダンスバトルによって決着を付けようとする。ギャラガー自身は適切な体調管理を行えばクラウド・ハイを踊っても問題ないと説明しているが、実際にクラウド・ハイの危険性をどれ程認識しているのかは不明。ジェイが目覚めた後は改心し、自らの悪行を許したジェイの優しさに絆されて涙していた。


  • ネルソン

CV:下妻由幸

トライブクルクルとブロッサムバレッツがブライトアイランドに滞在する間、世話係を担当した男性。9歳の時にジェイに助けられ、ブライトアイランドで育った。


主要人物の親族編集

  • 飛竜テツオ(とびたつ テツオ)

CV:田原正治

ハネルの父。「飛竜本舗 手焼きせんべえ」を営んでいる。

ハネルとカノンとの関係を恋人だと思っている。


  • 飛竜マリコ(とびたつ マリコ)

CV:小林未沙

ハネルの母。


  • 音咲コウヘイ(おとさき コウヘイ)

CV:増元拓也

カノンの父。代議士。カノンが何かを我慢していたことを心配していたが、夢を持ってその夢に向かっていることを知り安心している。


  • 音咲ユリカ(おとさき ユリカ)

CV:宮本茉奈

カノンの母。カノンのダンスに理解を示した逆巻先生とは対照的に、カノンがダンスを踊ることに反対していたが、トライブクルクルや家族に説得されてカノンが出した答えを信じることに決めた。

20数年前は桃梨スイカ(ももなし スイカ)という人気アイドルだったが、結婚を機に引退し、その引き際の見事さから一部のコアなファンからは「伝説のアイドル」と言われている。しかし元アイドルと政治家の結婚に対する世間の声は厳しく、娘を誰に対しても恥ずかしくないように立派に育てるために必死だった。


  • 音咲キミカ(おとさき キミカ)

CV:奈波果林

カノンの姉。妹想いのよき姉で、事あるごとにカノンの背中を押している。

5歳の頃からティータイムが趣味で紅茶に詳しい。


  • 坂上親父

CV:北村謙次

雲之介の父親。坂上造園の社長。チャラチャラしたものが嫌いで、雲之介がダンスをするのをあまり喜んでいない。樹齢300年のイチョウの大木を1人で素手で引っこ抜いたという伝説がある。また、中学生時代のミズキによくお菓子を与えていた。


  • 坂上長男

CV:仗桐安

雲之介の兄。高校時代、廃車にする予定の軽トラをバラバラにして燃えないゴミに出したという伝説がある。


  • 坂上次男

CV:青山耕平

雲之介の兄。中学時代、ビルの8階から飛び降りても傷一つ負わなかったという伝説がある。


その他編集

  • サトシ

CV:古城門志帆

ユージの弟。小学二年生。

両親が離婚した後は母親に引き取られ、母親と母親が再婚した義父と暮らしている。

ケーキが大好きで将来の夢は世界一のケーキ職人。ユージが世界一のダンサーになることを約束している。

父親とユージと一緒に暮らすために家出してユージに会いに来たが、ユージに「世の中お前の思うようにはいかない」と言われてしまう。その後ダンスバトルでユージがハネルに勝ったのを見ると、ユージが世界一のダンサー、サトシが世界一のケーキ職人になる夢を叶えたら家族で一緒に暮らすことをユージと約束し母親の元へ戻った。


主要人物の友人編集

  • 加納コウジ(かのう コウジ)

CV:長崎瞳

ハネルの親友。よくハネルと共にポッピンに通っている。炭酸飲料「ロケットサイダー」の懸賞でジェイ・エルのワールドツアーのペアチケットが当たり、ハネルと一緒に観に行った。


  • ヒロト

CV:小林未沙

ハネルの友達で幼馴染み。ハネルと小6までミニバスをしており、中学生に入ってもバスケをする約束をしていた。しかしハネルがジェイのダンスのフリコピに夢中でバスケ部に入らなかったため腹を立てていたが、ハネルと再びバスケをやりダンスに理解を示した。


  • タクミ、トオル

CV:奈波果林(タクミ)、 宮本栞奈(トオル)

ハネルの友達。


  • 伊藤アユム(いとう アユム)

CV:種﨑敦美

カノンの親友。自称文系女子で数学が苦手。リズムの頃からカノンのダンスのファン。体育の授業で思わず踊りだしたカノンを見て文化祭のダンスコンテストに出場させた。


  • ユキ

CV:小笠原亜里沙

バーガーショップ「ポッピン」を経営している。ハネルからは「姐さん」と呼ばれている。ミズキとは中学生の頃からの友達同士であり、秘密を一晩語れるほど知っている仲。


  • イチ、サブ

CV:下妻由幸(イチ)、長洋平(サブ)

雲之介の子分。


  • 望月アキラ(もちづき アキラ)

CV:玉木雅士

中学生の雲之介とミズキにダンスを教えた人物。ダンスのジャンルはブレイク。ジェイ・エルに憧れ、ダンスで熱いソウルを世界中に届けたいという夢を持ったストリートダンサーだった。グリーン・スクウェアのダンスバトルの大会が終わったらクモとミズキの二人とトライバルソウルを組むつもりだったが、怪我で踊れなくなり二人の前から姿を消した。現在はダンスをやめコレオグラファーをしており、ロサンゼルスを拠点に活動していく予定。


その他の登場人物編集

  • 涌井(わくい)

CV:高橋伸也

郷土歴史記念館の職員。ハネルとカノンのダンスを最初に認めてくれた人物で、2人に練習場所を提供している。2人からは「ワクさん」と呼ばれている。

若い頃はディスコで踊っており、バックスライドが得意だった。


  • MCケーン

CV:高橋伸也

ダンスバトルのMC。またヒーローショーやパフォーマーコンテストのMCも務めている。


  • 逆巻(さかまき)

CV:宮本栞奈

星育文化学園のカノンの担任の先生。

生活指導主任で規律には厳しいが、生徒の自主性は大切にしておりカノンのダンスにも理解を示した。


  • 大烏モミジ(おおがらす モミジ)

CV:吉田有里

ユヅルの婚約者で、16歳になって最初の満月の夜に結婚する約束をした。

天狗山を住処とする一族の末裔で、「天狗山の女天狗」と呼ばれているが本当の天狗ではない。ユヅルとはユヅルの父親の別荘が天狗山の近くにあった縁で夏休みに一緒に遊んでいた。語尾に「〜じ」を付けて喋る。この語尾はクモやミズキに真似される事もあった。

大烏家は戦国時代から日本に不浄の風が吹くとき人知れずはらうことが役目であり、クラウド・ハイを調べている。また大烏家伝来の秘術である読唇術を使うことができる。


  • 大烏ハナ蔵(おおがらす ハナぞう)

CV:仗桐安

モミジの祖父。一族は代々「大烏ハナ蔵」の名前を受け継ぎ、第127代目に当たる。

その名を後世に残すためにモミジに結婚して欲しいと思っている。

そのため、なりふり構ってはいられないのか、ハネルにも婿にならないかと誘って断られている。


  • 大道寺格之進(だいどうじ かくのしん)

CV:矢野智也

何人もの有名芸能人が在籍している大道寺プロダクションの社長。カノンの噂を聞きつけアイドルにスカウトする。


  • 山田ファイブ

CV:堀井千砂(5役)

ハネルやヒロトたちと小学校時代の同級生の五兄弟。小学校の時にハネルとヒロトのコンビにバスケで何度も悔しい思いをさせられていた。中学校に入り一から鍛え直し、コンビを解消したヒロトにバスケの試合を持ちかけてくる。千手観音ディフェンスという秘技を使用する。


花見の三賢人編集

与野公園にいる男たちで、マスターT曰く「皆、己の世界を生み出している」。


  • ネムネム

CV:鈴木晴久

花見ラッパー。花見をしながら創作ラップを生み出す男。


  • 直太朗(なおたろう)

CV:田原正治

花見書道家。花見をしながら書を生み出す男。直太朗が書く「花見の書」は花見客の間で有名。


  • 三郎(さぶろう)

CV:田原正治、古川裕隆(ヤング三郎)

花見仙人。花見の期間中枯れた桜の木の前から微動だにしない老人。

枯れた木の前から動かない理由は、学生時代に告白した「みっちゃん(声 - 原優子)」という女の子に「枯れた桜の木に花が咲いたら付き合ってもいい」と言われたためで、それ以来花が咲くのをずっと待っている。トライブクルクルのダンス中に花が咲くと木の前から動き、ダンスを踊るミズキをみっちゃんと勘違いした。


  • お鶴(おつる)

CV:井上祐子

明治時代から続くティーサロン竹山の店主。世界中にファンを持ち「フレーバーティーの魔術師」と呼ばれている。年に一度しか作らない「ミラクルダイヤモンド」という紅茶は幻とされ、誰に譲るかは彼女次第。


  • ビリー&ジョニー

CV:浜添伸也、後藤光祐

「ゆとり世代の革命児」と名乗る強盗コンビ。今までに色々な店で強盗している。


  • ホタル

CV:宇山玲加

41話「キラキラクルクル」で登場する不思議な少女。クモと浜辺で出会う。


関連タグ編集

ブレイブビーツ:同じくストリートダンスを題材とした後継作品。

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