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概要

1967年生まれ。新潟県出身。

主にキッズアニメの脚本家、特に長いゆえに難しいシリーズ構成として多くの作品で活躍している。

稀に時代劇特撮など実写作品への参加も見られる。

84ゴジラ最も危険な遊戯蘇える金狼などの松田優作作品を手掛けた永原秀一に師事。

大学在学時に、同じく永原門下だった平野靖士がシリーズ構成を務めていた勇者エクスカイザーでデビュー。

その後、3年半ほどバラエティ番組の現場を経験した後、アニメ制作会社OLMのスタッフと知り合い、モジャ公を皮切りに同社の作品に多数参加していくこととなる。ポケットモンスターシリーズやイナズマイレブンシリーズ、ダンボール戦機などではシリーズ構成を務めている。イナズマイレブンでは原作1作目のゲームシナリオも手掛けている。

2020年にはポケットモンスターデジタルモンスター両作品のシリーズ構成を務めたことがある唯一の脚本家となった。(脚本家としては米村正二吉田玲子に次ぐ3人目)

人物

  • 冨岡兄貴

同じくアニメ作品脚本家の中瀬理香によると、脚本家仲間でも兄貴の異名をとっているらしい

作風

  • 丁寧な主要人物の描写

主人公を始めとする主要キャラクターの丁寧な描写・成長物語を得意とする。

例として、シリーズ構成首藤剛志で始まった『アニポケ』シリーズだが、そのうち『DP』~『XY』のシリーズ構成を務めており(脚本としては全シリーズに参加)、今日まで『アニポケ』シリーズがファンから高い人気を獲得してきたのは彼の功績と言っても過言ではないだろう。

ワンピースなどでもアニメスペシャル『アドベンチャーオブネブランディア』にて、コーメイフォクシーを描いた。

  • ギャグは苦手?

上述のような成長描写は得意とする反面、キッズアニメを担当することは多いにもかかわらず自身はギャグを描くことは少ない。映画『ボルケニオンと機巧のマギアナ』のように、ギャグがほとんどないことも多い。

反面、ギャグが多めの作品の担当となると『バトルスピリッツ覇王』や『ヘボット!』のように、対象年齢が不明なパロディやシュールギャグが盛り込まれることが多い。

バトルスピリッツ少年激覇ダン」より、ニチアサキッズタイムでのバトルスピリッツシリーズ5作品のシリーズ構成を担当。 「バトルスピリッツ少年激覇ダン」では、「バトスピ2(仮)」をどんな話でどんなキャラクターにするかを決めるために監督・プロデューサーの若鍋・設定の工藤君・企画の高野の5人で合宿をし、ひたすら内容の話をして、詰まるとヒントを求めてバトルをやり、また話が合ったらバトルをする繰り返しを二日続けたという。

相手との対話としてのバトスピ」としての作風を確立し、人気を博した。

  • ラスボス

フラダリ異界王など、非常に優れた人物が世界(人間)に対して絶望し、世界の変革を求め、主人公と敵対するラスボスとなる描き方をすることが度々ある。

一方、理知的(狡猾)だったラスボスが終盤急にあまりに暴力的で性急な手段に至ったり、そのままラスボスを徹底的な悪役にして、『ラスボスの抱いていた絶望に対して救済・対話がなされることなく、そのまま主人公側の結束を持ってラスボスを打ち破ってハッピーエンド』という形で根本的な解決はなされないまま収めてしまうことも多い。

例外は、主人公が続編で世界に対する絶望を理解したバトルスピリッツブレイヴ』など少ない。

  • "ラスボス倒して世界が平和になりました"があまり好きではない

サンライズフェスティバル2018光焔少年激覇ダンバトルスピリッツブレイヴ上映会では、上記の言葉を述べ、「悪の組織倒しても地域紛争は残っている、貧困残っている」ようなことにこだわる子供だったという。

その結果生まれたのが、自身の趣味全開のバトルスピリッツブレイヴ

  • "後味悪いドラマ"志向

太陽にほえろ!大都会探偵物語西部警察といった70年代の刑事アクションドラマ、時代劇必殺シリーズに強い影響を受けており、理不尽で報われないドラマを描きたいと語っている。

世界に対するシビアな描き方をするスタイルは、遊戯王5D'sの序盤や深夜アニメの18ifBEMなどでも顕著である。

高校生時代、西部警察の台本を手に放送を見た際、シナリオが随分変わってたという経験があり、「これからもシナリオをなるべく変えられない筆力を持ち、残酷で無情なドラマも描く夢も捨てずにがんばっていきたい」とコメントしている。

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