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バトルスピリッツ覇王

ばとるすぴりっつひーろーず

トレーディングカードゲーム『バトルスピリッツ』を題材にしたTVアニメ作品第4作目。
目次 [非表示]

『カードを持てば、誰でも覇王!!』


概要編集

前作『バトルスピリッツ ブレイヴ』より世界観を一新し、近代日本に近い世界観となった。前作のスピリットのモチーフは『星座/惑星』であったが、本作のスピリットのモチーフは物語や歴史上の英雄となっている(なのでタイトルがヒーローズ)。


前作があまりにもハードすぎる展開だったことを踏まえてか、前2作までのシリアスな作風とは一転し、コメディタッチな作品となっている。


また、前後作品を含めたカードゲームアニメによくある超展開が殆どなく、「新カードの入手方法がカードダス」「環境を席巻しているカードについて言及」「自分が愛用していたキーカードが禁止カードになったため引退」といったリアルのTCGでも見られるような光景が描写されているのも特徴。

バトルタクティクスのレベルの高さはシリーズでも屈指であり、具体的には

・BPアップのマジックを相手のスピリットに使い、破壊時効果の発生を防ぐ

・新要素《バースト》を利用した様々なブラフ戦法

・〔烈神速〕を使う際にトラッシュにコアを送るために、意味のないマジックをあえて使う

といった、現実でも利用されるような高度なテクニックが多く見られた。

一方で主人公のハジメが肝心な場面で負ける展開が多いのも特徴。大会の優勝がかかった試合では必ず負けており、ライバルキャラにはとことん勝てない等どこぞのモンスターバトルアニメの主人公を彷彿とさせる。


この他にも、中盤での移動手段が潜水艦だったり、本物のクレオパトラが登場したり、安土桃山時代時点でバトスピのカードが存在していたりと超展開がないわけではない。


実は歴代でも珍しい異世界要素が全くない作品であり、バトルフィールドも純粋な科学技術により作られたものである(同じく近代日本を舞台としている『少年突破バシン』にさえ、イセカイ界という異世界要素が存在していた)。のちに『バトルスピリッツ烈火魂』がこれに続いた。


更に主人公のキースピリットがジーク系列から脱却した初めての作品でもあり、桃太郎をモデルにしたロード・ドラゴン系譜という新たなカテゴリーが登場した。

ちなみに、これだけ作風は前作と正反対ながら、シリーズ構成含めた主要スタッフは前作とほぼ同じである。(監督は途中で前作から代わっているが、当初は同じだった。ついでに言えば実は激覇から最強銀河まで主要スタッフはほぼ同じまんまだったりする)


あらすじ編集

陽昇ハジメは、バトスピ好きの中学1年生。

バトルフィールドシステムを研究する両親が国際バトスピ協会に招聘されたため、デンジロウ博士の家に預けられることなった。

そこにはスピリットが実体化する画期的なシステム「バトルフィールドシステム」のデモ機が。

ハジメは早速テストプレイでデンジロウの娘・キマリにバトルを挑み、実体化したスピリットを見て大興奮。

バトルフィールドシステムの導入で活気づくバトスピ界。ハジメは自身のキースピリット「英雄龍ロード・ドラゴン」とともに、さまざまなライバル達とバトルを繰り広げる。


主な登場人物編集


用語編集

覇皇編集

覇王編で登場した系統。特に高名な英雄をモチーフとしたスピリットに贈られる系統。

この系統を持つXレアは覇王Xレアと呼ばれる。主要人物はこの系統を持つスピリットカードを一枚は有している。

名称属性使用者モチーフ
英雄龍ロード・ドラゴン陽昇ハジメ桃太郎
爆炎の覇王ロード・ドラゴン・バゼル""
爆氷の覇王ロード・ドラゴン・グレイザー""
超覇王ロード・ドラゴン・セイバー赤/白""
海皇龍シーマ・クリーク陽昇ハジメ(未使用)浦島太郎
皇牙獣キンタローグ・ベアー棚志テガマル金太郎
刀の覇王ムサシード・アシュライガー"宮本武蔵
呪の覇王カオティック・セイメイ巽キマリ安倍晴明
魅惑の覇王クレオパトラス"クレオパトラ
ナスノ・アーチャー"(未使用)那須与一
風の覇王ドルクス・ウシワカ仁霧コブシ源義経
グラント・ベンケイ"武蔵坊弁慶
氷の覇王ミブロック・バラガン日下チヒロ土方歳三
魁の覇王ミブロック・ブレイヴァー"近藤勇
ミブロック・ジーナス芹沢イサミ(未使用)沖田総司
鉄の覇王サイゴード・ゴレム大泉マナブ西郷隆盛
ヤギュード・ジュウベイ"(未使用)柳生十兵衛
光の覇王ルナアーク・カグヤ大泉カタルかぐや姫
龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード薬師寺アラタヤマトタケル
天剣の覇王ジーク・スサノ・フリード"スサノオノミコト
ショーグン・ペンタン黄色バトスピ仙人徳川家康
太骨望Dr.サンセット太公望
蒼穹の覇王カーン・ウルフ立花タメルチンギス・ハーン
ロック・アラディンアブラ・カタブラアラジン
ディクタトール・シーザー"ジュリアス・シーザー
騎士の覇王ソーディアス・アーサーレナード・ウィリアム・アードレイアーサー王
闇騎士ランスロット"ランスロット卿
烈の覇王セイリュービノラ・ニャオ劉備
コジロンド・ゴレム柴門ケイスケ佐々木小次郎
軍師鳥ショカツリョーバトスピサンタ諸葛亮
ミスティック・ヒミコゲストが使用卑弥呼
シェリフ・イーグルフレディ・ジェイソンワイアット・アープ
ヴァイキング・レイヴベツバラレイフ・エリクソン
アマゾネス・クィーンラゴシア伯(未使用)ヒッポリュテ
ハンゾウ・シノビ・ドラゴンなし服部半蔵
ゴエモン・シーフドラゴンなし石川五右衛門
ドラグ・クリシュナーなしクリシュナ
炎の覇獣ハヌ・マーグなしハヌマーン
冥快傑ゾロ紫/赤なし快傑ゾロ
エンプレス・ヨウクイーンなし楊貴妃
闇騎士トリスタンなしトリスタン卿
コーカサス・リョフ・ビートルなし呂布奉先
小さな侍イッスンアントマンなし一寸法師
ターザニア・グレートなしターザン
氷聖女ジャンヌダルクなしジャンヌ・ダルク
サンク・シャインなしシャクシャイン
グリムの天使シンデレラなしシンデレラ
ドクトル・ファウスト黄/白なしファウスト
レボルシング・ゼヨンなし坂本龍馬
古の覇王ギルガメッシュなしギルガメッシュ
翼の覇獣スパ・ルーダ青/緑なしガルーダ/スパルナ

雄将編集

系統:覇皇を持つスピリットとの連動をコンセプトにしたスピリットまたはブレイヴカードの事。

覇皇同様に世界各地の英雄や英雄に関する武具などをモチーフとしている…が、闇騎士ガウェインのようになぜか雄将が与えられなかったスピリットもいる。ほぼ、覇王編でのみ展開された系統であり、後のシリーズで登場した英雄モチーフのスピリットには雄将が付加されていない。


名称属性使用者モチーフ
オーガ・ドラゴン陽昇ハジメ桃太郎の鬼
闇騎士パロミデスレナード・ウィリアム・アードレイ(未使用)パロミデス卿
闇騎士アグロヴァル"(未使用)アグロヴァル卿
闇騎士パーシヴァル"(未使用)パーシヴァル卿
ツンドック・ゴレム大泉マナブツン
骨孩児ノラ・ニャオ紅孩児
グアン・チョーウンバトスピサンタ(未使用)趙雲
駿将ムカリ立花タメル(未使用)ムカリ
駿将チラウン"(未使用)チラウン
駿将ボオルチュ"(未使用)ボオルチュ
駿将ボロクル"(未使用)ボロクル
大首長ジャムカ"(未使用)ジャムカ
セリザワンド・ダック芹沢イサミ芹沢鴨
ミブロック・ザ・ワン日下チヒロ(未使用)斎藤一
レッド・エイリークベツバラ(未使用)血斧王エイリーク
キング・ハーラルベツバラ(未使用)ハーラル1世
バット・ホリディフレディ・ジェイソン(未使用)ドク・ホリデー
ジェロニモンド"(未使用)ジェロニモ
バッファロング・ビル未使用バッファロー・ビル
カルミオン・キャットラゴシア伯カルミオン
マジン・ゴレムアブラ・カタブラランプの魔人
グガランナー"(未使用)グガランナ
フンババー"(未使用)フワワ
エンキドゥ・ゴレム"(未使用)エンキドゥ
豹人アリババ"(未使用)アリババ
アラビアン騎士シンド・バード"(未使用)シンドバッド
雄将レオニダース"(未使用)レオニダス
雷光将軍ハンニ・ヴァル"(未使用)ハンニバル・バルカ
千夜一夜物語の女帝シェハラザード"(未使用)シェヘラザード
爬獣使い百地ダイルなし百地三太夫
アルジュナスなしアルジュナ
リュー・ラーダーなしラーダー
ツクヨミ・ドラグーンなしツクヨミ
守獣シシンガなし獅子
守獣シシンギニなし獅子
闇騎士ラモラックなしラモラック卿
ドン・ディエゴッドなしドン・ディエゴ・ベガ
闇王妃グネヴィアなしグネヴィア
カヒョウトンなし夏侯惇
カヒョウトエンなし夏侯淵
マー・バチョウなし馬超
クマタカンウなし関羽
バーバリ・チョウヒなし張飛
ライ・シュウユなし周瑜
鳥武帝スザクロス・ソウソーなし曹操
大牙帝ビャクガロード・ソンケンなし孫権
ジェーンバードなしジェーン・ポーター
ジャドバルジャーなしジャド・バル・ジャ
銀狼角なし銀角
金狐角なし金角
黄煙虎なし黄飛虎
牛骨魔王なし牛魔王
騎神皇アヴァロ・パラディオンなしアヴァロン
ジル・ド・レなしジル・ド・レ
ラ・イールなしラ・イール
リトル・ビッケンなし小さなバイキングビッケ
アウトロー・キッドなしビリー・ザ・キッド
ブレーペンタンの音楽隊なしブレーメンの音楽隊
グリムの天使ラプンツェルなしラプンツェル
グリムの天使赤ずきんなし赤ずきん
グリムの天使グレーテルなしグレーテル
グリムの天使ヘンゼルなしヘンゼル
グリムの天使アイヴィーなしいばら姫
創造主グリム・ウィルなしグリム兄弟
創造主グリム・ジェイなしグリム兄弟
イラス・バードなしイラス
アマゾネス・ガールなしアマゾネス
聖魔皇メフィスト・フェレスなしメフィストフェレス
霊峰魔龍ヤマタノヒドラなしヤマタノオロチ
アウグスドスなしアウグストゥス
タイラントール・ネロなしネロ帝
ヤサカニ・ウィングなし八尺瓊勾玉
アロンダイザーなしアロンダイト
オーセベリングなしオーセベリ船
ホルス・ジェッターなしホルス
ジン・アームズなしジン
英雄犬ロード・ワン・ケンゴーなし
英雄龍ロード・ドス・モンキなしサル
英雄龍ロード・キジ・トリアなしキジ

バトルフィールドシステム編集

バトスピをこよなく愛する幼少期のハジメが実際にスピリットに会ってみたいという願望から両親が開発したシステム。第1話でのテストバトルを経て改良がなされ、半年後にはバトスピショップに普及するまでに至った。

ゲートオープン界放!と唱える事でバトルフィールドでバトルする事が可能になる。カードバトラーはバトルフォームというスーツを着用してバトルに臨む。ライフが破壊されるとスーツが連動するのは従来の作品と同じ。

バトルフォームの基本的なデザインは同じだが、アーマー部分が女性仕様になったものや、キマリのものは薄紫に塗装されている。


余談編集

召喚すれば効果を受けないスピリット以外は完全に消し去り、コアを乗せた数だけBPが無限に増えるトリプルシンボルスピリット『絶対なる幻龍神アマテラス・ドラゴン』が初登場した作品としても著名。放送当時は幻羅星龍ガイ・アスラが可愛く見えるバランスブレイカーも良いところであるため、パックには収録されず大会の優勝トロフィーに埋め込まれているなど現実でも伝説のカードとなっていたが、時が経ち2020年にロード・ドラゴンのリメイクに合わせ『転醒編 第4章:天地万象』で効果そのままに実装された。



関連動画編集


関連タグ編集

バトルスピリッツ

SDガンダムワールドヒーローズ:同じくバンダイ作品であり、題材も物語や歴史上の英雄である。


外部リンク編集

メ~テレ公式サイト

サンライズ公式サイト

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