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解説

メフィストフェレスとは、キリスト教悪魔のひとつ。ゲーテ戯曲で有名なファウスト博士の伝説に登場する。

主にドイツ語圏のキリスト教の民間伝承に伝わるれっきとした悪魔であり、その地位は【大魔王ルシファーの代行】という高位にあるともされる。

諸説あるが、その名は【光を愛さない者】を意味するという。

名前が長いため、メフィストと略されて呼ばれることもある。

「メフィストフォレス(Mephistopholes)」という表記揺れもあり、ヨーハン・ペーター・ヘーベルが採集した民話集「Der Rheinländischer Hausfreund」に収められた「Merkwürdige Gespenstergeschichte」ではこちらが採用されている。メフィストフィレスとも呼ばれるようだ。


ファウスト伝説ではファウストが自身のを代償に召喚し、彼の底なしの欲望を満たすために様々な力を貸すことになる。

ゲーテの戯曲では、神とファウストの運命の行く末を賭けて勝負し、ファウストのあらゆる願いをかなえた後、契約通りに魂を奪おうとしたところでに邪魔され、ファウストはそのまま昇天して救済される。


七変化する悪魔

残された資料としては非常に少ないものの、戯曲のキャラクターとして登場したことから人気を博し、後世の研究などで様々な設定を発見・考察されることとなる。

ある伝説では魔王ルシファーの従者の一人とされ、冷獄で封印される彼の代行として職務をおこなう高位の悪魔ともされる。


また後世の創作にて、道化師のような振る舞いと変幻自在な役回りから、様々なキャラクターとして設定され、狂言回しとして活躍することが多い。


異伝・ファウスト

戯曲のイメージから道化役が多いメフィストフェレスだが、とある伝説では悪魔らしい残虐さも垣間見せている。

ある宿にファウストが宿泊に訪れ、使用人がファウストを部屋へと案内する。そしてしばらくすると部屋からとてつもない轟音がとどろき、驚いた使用人が部屋の扉を開けると玉と数本のだけになったファウストの死体があったという。あまりの事態に思わず扉を閉めた使用人だったが、再び扉をあけると血まみれになった部屋は何事なかったように元通りとなっていた。以来、ファウストを見かけたものはいなかった。

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※追加があればお願いします


キャラクターに名づけられる際『メフィスト・フェレス』と区切られるケースが多いが、あくまで『メフィストフェレス』の略称が『メフィスト』である。


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