解説
みなぎ得一の漫画作品。
「コミックガム」(ワニブックス)にて、2001年から2012年まで連載。全13巻。
絵描きの青年・田村・福太郎を主人公に、神や悪魔、妖怪といった非人間が跋扈する架空の日本を描いたファンタジーバトルアクション。
作者による、最も長期に連載された作品であり、過去の作品のキャラクターが登場したり、完結後に発表した作品に本作のキャラクターが登場している。
あらすじ
20年以上前に、「災禍の召喚術師」が引き起こした「大召喚」により、世界の至る所に「魔界」や「異界」が出現。自然、秩序、常識――全てのバランスが崩れ、人類の3分の1以上が死滅。その後、それ以上の数の異形が地上に溢れた。そして現在、世界は秘密結社「中央(アー・グラ・ケイオス)」によって神・悪魔・妖怪・怪獣、そして人間が同時に存在する混淆世界として統治されていた。
世界に7つある「中央」の1つ、「秀真国(ホツマノクニ)」の絵描き・田村・福太郎は、卍巴(マンジトモエ)市不思議町にある、猫又が管理人という奇妙なアパート「足洗邸(アシアライヤシキ)」に引っ越してきた。
格安の家賃。庭には地獄へつながる井戸。自室の天井には妖しい女が…。
鬼才・みなぎ得一が描く新世紀妖怪同居譚!