『悪魔となら、変えられる未来がある。』
概要
2017年12月7日にサービスを開始したスマートフォン専用ゲーム。
ソロモン72柱を初めとした悪魔をモチーフとしたキャラクター・メギド達と、彼らの力を引き出す「ソロモンの指輪」を持つ主人公が「世界崩壊(ハルマゲドン)」の危機に立ち向かう物語。
人間としての姿とクリーチャーのような姿(メギド体)を合わせ持つキャラクター達、王道ダークファンタジーであるシナリオ、フォトンドリヴン世界救済RPGと称される独自のゲームシステムが評価されている。
ゲームシステム
本作はフィールドを移動する探索パートと戦闘パートから成り、特に戦闘パートでのドラフトフォトンシステムとマスエフェクトシステムが本作のシステム的特徴である。
ドラフトフォトンシステム
戦闘時に場に出現するフォトンを敵味方交互に1つずつ取り合うことによりキャラクターに行動を指示する戦闘システム。
フォトンは「アタックフォトン」「スキルフォトン」「チャージフォトン」の3種がありそれぞれ効果が異なる。
フォトンの出現傾向はランダム、そして敵との奪い合いとなるため、1ターンの重さがかなりある独自のシステムとなっている。
マスエフェクトシステム
戦闘は5体のメギドを編成したチームによって行われるが、この時リーダーに指定したメギドと他のメギドの配置・戦闘スタイルの組み合わせによっては、リーダー毎に固有の特別な効果が発動する。
この効果がマスエフェクトであり、これによってメギド間のシナジーや多様な戦略性が生み出される。
また、本作にはメギド(キャラクター)毎のレアリティは存在せず、全てのメギドが育成によって最高レアリティまで成長させることが可能である。
上述のマスエフェクトシステムと合わせ、キャラクター毎の性能格差が発生しにくいゲームシステムとなっている。
クラス・スタイル
このゲームの戦闘は前列・後列の陣形概念があり、ユニットごとに
・前列に配置され敵前列への攻撃力が高い「ファイター」
・前列に配置され敵後列への攻撃力が高い「トルーパー」
・後列に配置され敵前列への攻撃力が高い「スナイパー」
という3つの「クラス」と、
・奥義ゲージが短く速攻に長ける「ラッシュ」
・奥義ゲージが長い分爆発力の高い技を持つ「バースト」
・中庸的で防戦に長ける「カウンター」
の3つの「スタイル」が設定されている。
これらは前述の通りマスエフェクトの適用にも関わり、重要な分類となる。
ストーリー
魔を統べる力を継ぎし者よ 世界の命運はお前に託された
今、世界の均衡は傾き、崩壊の序曲が奏でられる ひとたびハルマゲドンが勃発すれば全てが灰燼と帰す
伝説の「ソロモンの指輪」の力を発現させた若者は72柱の悪魔と共に世界の秩序を取り戻す戦いの渦に巻き込まれて行く
これはソロモンの力を継いだ若者と72柱の悪魔たちの物語
(※公式サイトより引用)
ヴァイガルドと呼ばれる世界。その辺境に暮らすある少年は、「大地の恵み」と呼ばれる光を見つけ操る能力をもっていた。
ある日、「大地の恵み」を探しに行った少年は、おとぎ話に出てくるような怪物と遭遇する。逃げる少年の前に現れた謎の一行。その前で突然、祖父から受け継いだ指輪が光りだす。言われるがままに指輪を使って「大地の恵み」を一行に与えると、彼らはこの世界の者ならざる姿に変貌し、怪物を薙ぎ払っていった。
そして彼らは名乗る――自分たちは異世界メギドラルの住人、メギドだと。
3つの世界に迫る破滅――ハルマゲドンの危機。メギドラルから送り込まれ、ヴァイガルドを蹂躙する幻獣たち。
少年はヴァイガルドに追放されたメギドたちを統率するもの「ソロモン王」として、追放メギドや「シバの女王」、王都に駐留するもう一つの異世界の住人ハルマたちと共に、滅びの危機に立ち向かっていく。
登場キャラクター
ヴィータ
本作の主人公。褐色の肌と刺青、左手に付けた「ソロモンの指輪」が特徴の少年。
フォトンを見る資質と「ソロモンの指輪」の力を引き出すことで追放メギド達の力を解放する能力を持つ。
幻獣やハルマゲドンによる人々への被害を防ぐ為に戦いに身を投じていく。
機転や発想力に長け、『勝算』を見出し勝ち取る事を得意としている。
ソロモンの指輪と対になる「シバの指輪」の所有者であり、ヴァイガルド最大の都市である王都エルプシャフトの姫。
ヴァイガルドに駐留するハルマ達を束ねる存在であり、ハルマゲドンの防止に向けて活動している。
祖メギド
主人公一行
不死者
その他(ガチャ・イベント加入)
人数が多いためメギドを参照
ハルマ
世界
臨界ヴァイガルド、宵界メギドラル、輝界ハルマニアの3つの異世界によって構成され、それぞれの異世界は「ゲート」と呼ばれるもので繋がっている。
太古にヴァイガルドを戦場としてメギドラルとハルマニアの間で戦争が勃発、現在は休戦状態にある。また、休戦の際結ばれた「護界憲章」の効力により、メギド・ハルマ双方が本来の姿でヴァイガルドに立ち入ることは制限されている。
この内、メギドラルではフォトンが枯渇してきているため、メギドラルに住むメギド達はハルマゲドンを積極的に起こそうとし、ヴァイガルド・ハルマニアのフォトンを奪おうとしている。
- ヴィータ
臨界ヴァイガルドの住人でありいわゆる人間。基本的にフォトンを知覚・操作する術を持たず、脆弱な種族。
体内には微量のフォトンが宿っているため、メギドからは「フォトン袋」と揶揄されることもある。
- メギド
宵界メギドラルの住人。モチーフは悪魔。ただし神話上で悪魔に例えられただけで悪魔そのものではない。
極めて好戦的な種族であり、特にハルマとは敵対関係にある。
詳細は「メギド」を参照。
- ハルマ
輝界ハルマニアの住人。モチーフは天使。ただし神話上で天使に例えられただけで天使そのものではない。
「ソロモンの指輪」と対となる「シバの指輪」で使役することができる。
メギドとの仲は会えば殺し合う程最悪だが、ソロモン一行と同様にハルマゲドンを阻止する為に活動しているため、ソロモン一行とだけは現在協力関係にある。
物語ではヴィータの姿でのみ登場しており(2019年8月現在)、メギドと同じく「ハルマ体」なる真の姿を持つそうだが、基本的には美しい姿をしているようだ。
- フォトン
世界を満たしているエネルギーであり、ヴィータには「大地の恵み」として知られている。これはフォトンの多い土地では動植物が良く育つため。ハルマニア・メギドラルではこれをエネルギーとした文明が発達してきた。
メギド体への変身やメギドの力の利用に欠かせないものだが、現在ある程度は存在するヴァイガルド、豊富なハルマニアに対してメギドラルではほぼ枯渇しており、先述の通りメギドラル中央がハルマゲドンを起こそうとする一因となっている。
「魂」の大本となるエネルギーであり、メギド・ヴィータ・ハルマを問わずすべての魂はフォトンに還り循環する。このためヴィータの魂もフォトンとして利用できる。
- 召喚
「ソロモンの指輪」を介して仲間となったメギドを呼び出すこと。
ヴァイガルドにおいてメギドの力をふるえる唯一の方法とされ、指輪一つにつきひとりのメギドを召喚できる。
同一の仕組みはシバの女王とハルマの関係にもあり、「ソロモン王」「シバの女王」は本来はこの召喚をできる者の称号である。
- 再召喚(リジェネレイト)
契約済みのメギドを召喚し直し、新たな力を解放させる行為。
対象の精神的な変化や強い意思が必要となる。単純なパワーアップではなく、メギドとしての力の総量は変わらず、変わりたいと願った意思によってその目的により適した姿と能力を得ること。
メタ的に言うとソシャゲによくある別バージョンキャラクターが誕生する行為である。
その他
- 名前の通り「ソロモン72柱」モチーフだが「72柱全員にキャラ付けを行い、ユニットとして使える」
- 他タイトルでは部分借用、もしくは全部登場させる予定があっても途中でサービス終了のケースがあるだけに、この辺りではかなり珍しいタイトルである。
- ヴィータ体・メギド体で元ネタの能力や階級を参考にしている部分があるが基本はオリジナル。
- 意地になれば72柱全員揃えることも不可能ではない。実際揃えた人も少なからず居る。
- メギドには「祖(ソロモン72柱モチーフ)」以外に「真」と付けられたメギドがいる。
- 真メギドはソロモン72柱以外の悪魔がモチーフとなっている。 (サキュバスとかリリムとかバフォメットとか)
- シナリオではモブに厳しく、子供にすら容赦がない。己の運命を悟った者の嘆きや絶望する様子が生々しい。
関連動画
- メギド72【公式】OPアニメ
- メギド72オープニングムービー Full ver.