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円陣とらぶる!

えんじんとらぶる

有里紅良原作、夢来鳥ねむ作画による漫画作品。『電撃コミックガオ!』に2003年から2005年まで連載。
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有里紅良原作、夢来鳥ねむ作画による漫画作品。

作品概要

メディアワークスによる漫画雑誌(いわゆる電撃系)『電撃コミックガオ!』に連載された作品。単行本は電撃コミックスより全3巻。

いわゆる両作者による「ら・むうん作品」と呼ばれるカテゴリの作品のひとつで、同じ作者による複数の作品群とは世界観を同じくしており、特に『HAUNTEDじゃんくしょん』(電撃コミックス)『アンダー・ヘブンズふぁみりぃ』(電撃文庫)『恋咲忍伝おもいっきりハヤテさま』(講談社マガジンZコミックス)との関連が深い。

『アンダー・ヘブンズふぁみりぃ』と同じく『HAUNTEDじゃんくしょん』に脇役の一人(近江真吾の契約悪魔のひとり)として登場した、メフィスト=フェレス=ファースト(フェスくん/笛烈一郎)を主人公としたスピンオフ作品としての側面を持っている。ただし、もう一人の主人公である本作独自の主人公として『恋咲忍伝おもいっきりハヤテさま』の主人公陣の子孫である人間の少年戸隠まどかも登場する「ダブル主人公制」(バディもの)の作品でもある。(もっともクロスオーバーとハイパーリンクが跋扈しまくっている「ら・むうん作品」にはよくあることでもある)

あらすじ

戸隠まどかは常々ごくごく普通の母子家庭で育つ普通の少年だったが、最近、気が付けば周囲が散らかるポルターガイストに悩まされていた。
そんな彼のクラスに、あからさまにワケありな反抗期真っ盛りっぽい笛烈一郎という気性の荒い少年が転校してくる。噂によると一郎は以前の学校で、とても人には言えない問題を起こしてまどかの学校に転校したのだという。そして噂を裏付けるように一郎の周囲には明らかにカタギではない「その筋」の人々としか思えないメンツが接触。まどかは間の悪い事にことごとくその現場に遭遇してしまう。
状況にビビるまどかだったが一郎の「お前は何も見ていない、全部忘れろ!」の声に自らムリヤリ納得することにするが、同時に彼の奥に潜んでいる不器用な優しさを感じるようになる。

そんな危険と隣り合わせのスリリングなある日。配送センターの事故により給食の未達が発生。クラスの児童が一斉に空腹の抗議を上げる中、まどかの中に秘められていた「何か」がそれに反応し、まどかを中心として召喚の魔法円陣が発生する。円陣はクラスメートたちの空腹に反応して魔界に繋がり食屍鬼(グール)を召喚。顕現させられたグールはまどかを襲う。死を覚悟したまどかを救ったのは瞳を紅く変色させ、紅の雷を放ってグールを消し炭にした一郎だった。驚くまどかだったが一郎はいつものように「お前は何も見ていない、全部忘れろ!」と言い放つ。しかし、この騒動をきっかけとしてまどかは地獄や魔界の悪魔たちに狙われる身の上となってしまう。

実は、まどかは自らの身の内に異界への扉を封じた血族である「戸隠一族」の末裔だった。もともと戸隠一族は異界と縁を結ぶ忍者の家系だったが異界の扉を厳重に封じて民間に降った結果として封印術を含む忍術を失伝してしまい、結果まどかの代でその封印のタガが外れてしまったのであった。まどかを依り代にすれば人間界と魔界の行き来をしたい放題、やりたい放題。世界の征服を望む悪魔たちが、まどかを狙う理由はそこにあった。
一方で、そんなまどかの事情に巻き込まれることになった笛烈一郎の正体こそ、魔界にヒエラルキーの秩序を敷く六大魔王家のひとつアスモデウスの傍系たる魔界の貴族メフィストフェレスの嫡男にして魔王アスモデウスの甥っ子であるメフィスト=フェレス=ファースト(フェス)その人であった。

結果、一郎は自らの安穏とした日常(と、ついでに世界)を守るため、まどかを守らざるを得なくなる。が、それは魔界に伝わる「扉(戸隠)の一族」の始祖たる「扉の姫君」の伝説に繋がる大騒動の始まりとなってしまうのだった。

主な登場人物

  • 戸隠まどか:主人公にしてメインヒロインの少年。人への思いやりが篤い、心優しきメガネショタ。異界の扉を身に秘めた「戸隠一族」の末裔であり、その血脈を原因として召喚円陣を開く力を持ってしまう。その能力ゆえに「生きたマジックアイテム」として多くの悪魔から狙われる身の上となってしまう。挙句の果て、まどかを狙う悪魔の呪いを受け、なんとロリ化。真メインヒロインへの道を歩みだす。その特性から最終的にはロリもショタもこなせるようになるという恐るべし児童。
  • 笛烈一郎/メフィスト=フェレス=ファースト:本作の主人公。騒動に首を突っ込みたくないのに、突っ込まざるを得ない状況に追い込まれる苦労人。魔界の貴族メフィストフェレス家の嫡男にして魔王家アスモデウス家の因子(母がアスモデウス家の出身)を色濃く受け継ぐ悪魔少年。アスモデウス血統の証である魔術「赤き雷」の使い手。実は子ども向けのヒーローものが大好きという小学生らしい一面もあったりする。親の仕事の関係から人間には非常に辛辣だが、まどかの優しさに触れてイロイロと思い直す。のち、まどかとは(一応は健全な)固い友情で結ばれるようになる。
  • 笛烈絵音亜/エネア=A=フェレス:一郎の姉。美少年ドルヲタな女子高生にして魔女、かつ盆暮れの時期には台場の聖地に出没する貴腐人。本編では、まどかを案じて可愛がる、優しいお姉ちゃんだが、その裏(同人誌版)では実弟(フェス)と弟の親友(まどか)の関係をネタに腐りきってる薄い本を描きまくる(主にフェスにとっては)悪夢の同人作家
  • 笛烈二郎/メフィスト=フェレス=セカンド:エネアおよびフェスの弟で未だ赤ん坊。しかしフェレス家の血筋と能力を色濃く継いでいる。能力としては未知数(のち別作にて父親譲りの「分離」「鏡」の魔術を使える事が明らかになる)で秘める魔力から赤ん坊の図体で豚5頭をペロリと平らげる大食漢だったりする。
  • マナ:メフィストフェレス家に仕えるメイド。穏やかな女性だが、怪力の持ち主。
  • セバスチャン:メフィストフェレス家に仕える老齢の執事。元はアスモデウス家の執事であったが妹(フェレス姉弟の母)を慮ったアスモデウスの命を受けてフェレス家に仕えている。
  • アンドリュー:セバスチャンの息子でフェレス家に仕えている執事見習い。ストラスが敷いた策略を意図的に看過するなど不穏な動きが目立つ。のちに先祖返り(魔界の悪魔の中には、いわゆる堕天使も含まれている)によって魔界に生まれ落ちてしまった天使の能力の持ち主であり、これを原因として魔界から疎まれていた存在であったことが明らかになった。まどかの扉の能力を用いての天界への帰還を目論んでいたが、ほかならぬまどかの博愛やフェレス家が自分を受け入れ愛してくれていた事実に触れ、改心する。
  • メフィスト父:「メフィスト二世」の二つ名を持つメフィストフェレス家の当主にして姉弟の父。魔界において魔界捜査官(デモンズ・サーチャー)の任を持つ、言うなれば魔界の警察官。魔界より人間界に不正召喚された罪宝を探し出して回収する任務を命じられて人間界に赴任している。心優しいマイホームパパだが、罪宝の召喚者には結構「その筋」が多いため、その手の「業界人」のフリをしている事が多い。(魔界捜査官は罪宝を探し出すためにケースバイケースで様々な職業の人間になりすましている)
  • メフィスト母/アンナローゼ=Y=フェレス:メフィストフェレス家の大奥様にして姉弟の母。毒魔法が得意で「子どもたちを鍛える」ために、わが子に容赦なく毒を盛るスパルタンなママ。当代アスモデウスの実妹。夫にはベタ惚れでラブラブ。
  • ジョニー:夢魔一族ナイトメアリスの末席(フェスいわく「ただの他人」と同じ)に控える悪魔。まどかを狙うがフェスによって返り討ちに遭い、ムリヤリにフェスと「まどかを安全に守り導く」契約を結ばされる。以降まどかのマスコットとして彼に従うこととなる。
  • ストラス:魔界の魔王の一人であるマモンの王子。300人いる王子・王女のうちの299番目の王子でジョニーすら軽蔑する見事なまでのバカ王子。罪宝マニアであり、本来ならば所持されることが禁じられている罪宝を秘匿するために、まどかの「扉」の能力に目をつける。のち「扉の姫君」伝説と、まどかの関連性に目をつけ、まどかをロリ化させてしまう。コウモリ娘とネズミ娘を部下に持つ三馬鹿トリオのトップ。
  • ハイアン:ストラスの部下。コウモリ娘。バカに仕える苦労人で三馬鹿の一角。
  • ドロー:ストラスの部下。ネズミ娘。やっぱり苦労人で三馬鹿の一角。
  • プロル・ケシケル:魔界の伯爵家であるケシケル家の令嬢。自称・フェスの恋人あるいは許嫁(あくまでも自称)で、自らに手に入れられないものはないと思い込み豪語しているワガママ娘。ケシケル家はメフィストフェレス家よりも格上(メフィストフェレス家は男爵位を持つ)であるため、さすがのフェスも対応には苦労している。まどかを「かわいいから」という理由で愛玩動物にするためにつけ狙う。本作を「フェスとまどかの絆の物語」と見るならば、ぶっちゃけ悪役令嬢のポジションにいる娘だったりする。まぁ彼女の被害に遭うのは大抵フェスだが。
  • アスタロト・ケシケル:プロルの兄でケシケル家次期当主。冷徹な戦略眼と確実なる俯瞰力と危険な野心を併せ持った、まさに清濁を併せ持つ上級悪魔。状況に対しては静観を決め込んでいる……と見せかけて、おバカな妹の陰に隠れつつ暗躍していた。最後の最後で漁夫の利を得るがごとくまどかをさらいラスボス化。


用語

  • 魔界の扉(デモンズ・ゲート)
    • まどかの魂に内在する異界を繋ぐ扉。「異界の扉」とも称する。何らかの願望に対してまどかが同情することで作動してしまう。また、魔力の強い者にかかると強制的に開かれてしまう。まどかが悪魔たちにつけ狙われる最大の要因。
    • 本来の名は「九天の扉」で、本来の機能も魔界および人間界を含む九つの世界(あらゆる異世界の根幹を担う大元の世界)を繋ぐ異世界への扉。そのため、いわゆる「神(天使)の領域」である天界にも繋がっている。
  • 戸隠一族(とがくしいちぞく)
    • まどかの出自となる血族。異界(妖怪・悪魔)と盟約を結んでいた忍者の末裔で、その身に盟約の証として「異界の扉(九天の扉)」を持っている。長野県の戸隠に本拠を持っていたとされるが戦国時代に巻き起こった「異界の扉」を巡る戦い(『恋咲忍伝』の物語)の末に「扉」の封印を成就させて野に下り、その忍術と伝説を失伝してしまった。
  • 罪宝(ざいほう/ ペナジュエル)
    • 魔界を統べる魔王たちが管理している宝玉。罪を犯した悪魔が封印されており、所持したものは封印された悪魔の能力を使うことができる。が、精神力が弱いものが所持すると、逆に封印された悪魔に精神を乗っ取られる。おおよそ人間(やランクの低い悪魔)に扱えるものではないが、欲望を持つ人間が強く願うと召喚されてしまうことがあるし、悪魔にとっても自らの力を増強させる術になりうるため、求める者は後を絶たない。
    • なお、まどかの持つ「魔界の扉」でも召喚ができてしまう。(しかもノーリスクで)
  • 扉の姫君ヴェアトリエル
    • 魔界の伝説に語られる「異界の扉」を持った天使の姫君。九天の姫とも。神に反逆し魔界を拓いた大魔王となったルシュファーとは恋仲であったと伝説は伝える。後に魔界に堕ちた原初の魔王を追って魔界に堕ちたと伝えられる。戸隠一族のルーツと目されるが、どのような繋がりがあったのかは明らかにされていない。まどかは彼女に「見立てる」ために性転換させられた。
    • 実はヴェアトリエルの扉(同時に彼女の「見立て」にして分身となったまどかの扉)には、原初の魔王が自ら封印した「魔界の原初にして最初の罪宝」たる何者にも制御が不可能な「最悪の罪宝」が眠っている。


関連タグ

有里紅良 夢来鳥ねむ

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