曖昧さ回避
- インディアン(ネイティブアメリカン)。アパッチ族の有名な戦士(ちなみに酋長ではない)。以下項目の名前の元ネタ。
- ゆでたまご作の漫画『キン肉マン』および『キン肉マンⅡ世』に登場する超人。→ジェロニモ(キン肉マン)
- 特撮『ウルトラマン』に登場する怪獣酋長。→ジェロニモン
- 石ノ森章太郎の漫画『サイボーグ009』に登場人物・005の本名。→ジェロニモ・ジュニア
- 『Fate/Grand Order』に登場するサーヴァント。→ジェロニモ(Fate)
1.の概要
1829年6月16日生まれ、1909年2月17日没。
本名「ゴヤスレイ」。ジェロニモは守護聖人である聖ジェロームのスペイン語読みに因むものであり、メキシコ側からの呼び名である。
アパッチ族酋長の孫として生まれ、17歳で妻アロペと結婚。三人の子供に恵まれ、広大な空の下、白人たちからちょくちょく物資を分捕りつつ暮らしていた。
27歳の時、メキシコ側から和平協定を結ぶように勧誘が来たため、この会合に参加する。しかしそれはアパッチの略奪行為を憎悪するメキシコ側の策略であり、ジェロニモが会合に出席しているスキを突いてメキシコ軍の別動隊はアパッチを襲撃。ジェロニモが戻ったころには、彼の家族や仲間たちは皆殺しにされていた。
陽気なジェロニモはこれ以降、人が変わったかの如くメキシコへの憎悪を滾らせ、別の集落で暮らす反メキシコ思想を持ったアパッチのもとを訪ねては、メキシコへの復讐を画策。かくして、メキシコへの殺戮の雨が降ることとなる。
…と書いてみたが、彼らアパッチは山岳の地形を利用し、現れては襲い消えるという俊敏な行動をとったため、実際のところの被害はかなり誇張されている。メキシコ及びアメリカはジェロニモ一味を悪鬼羅刹が如く書き立てて徹底抗戦を呼びかけ、ついに1886年、ジェロニモは米軍により拿捕された。
その後、死ぬまでアパッチの地と誇りを取り戻すことは出来ず、アメリカの空を眺めながらその生涯を終えたという。
関連タグ
天草四郎:洗礼名がジェロニモ(同じく聖ジェロームに因む)。ただし島原の乱の頃は洗礼名をフランシスコとしていた。