曖昧さ回避
- インディアンに伝わる超自然的な力。およびそれを元にした創作作品、キャラクター。※この項で解説
- アメリカの巻きタバコの銘柄。
- アメリカのマウンテンバイク用フロントフォークを製造するメーカー。
- フランスの建設機械のメーカー。
- 漫画家でpixivユーザーでもある中島零氏のサークル名。
- pixivユーザーの一人。
概要
インディアンのアルゴンキン諸族に伝わる概念でマニトウ、マニツとも呼ばれる。部族によってはワカン、ワカンダ、オレンダ、オトコン、クベ、オキなどとも呼ばれている。
その扱いには様々なタブーが存在し、メラネシアのマナや南米のワカ、ファニカの概念と類似している。
関連タグ
マニトバ州(カナダの州。マニトゥに関連する言葉が州名の語源とする説がある)
創作でのマニトウ
マニトウ(原題:The Manitou)
1978年に公開されたアメリカのB級ホラー映画。
カレンは首の後ろにできた腫瘍が時々動くという謎の症状に襲われ、サンフランシスコの病院に入院した。
しかし、医師が外科手術で切除しようとすると、超自然的な力によって阻まれてしまった。
カレンの元恋人である心霊研究家ハリーが調査を行うと、その腫瘍の正体とは400年前に死んだといわれる、自然現象すらも操れる悪の大祈祷師「ミスカマカス」が蘇る前兆だったのである。
現代のインディアンの祈祷師ジョンの協力で様々なものに宿るマニトウを呼び出し、復活したミスカマカスと戦うことになるのだが…
ミスカマカスと対抗するために助力する最後のマニトウの正体が予想外のもので、急にジャンル違いの映画演出となるのでカルト映画とされている。
マニトの靴(荒野のマニト)(原題:DER SCHUH DES MANITU)
2001年公開当時にドイツ映画史上最高の興行成績をおさめたという、ソーセージ・ウエスタン・コメディ映画。
詐欺師サンタ・マリアに騙され借金を背負った酋長アバハチと、カウボーイのレインジャーがアバハチの祖父の残した「マニトの靴」の財宝を探す珍道中!
本国では大ヒットしたというコメディだが、日本人にとっては見る人を選ぶ内容となっている。
倫敦精霊探偵団
精霊探偵ヴァージルが召喚する風属性の精霊「ワコンダ」として登場。
姿は腹部にトーテムポールのような模様があるサンダーバードである。
関連タグ
女神転生シリーズ
※ネタバレ注意
アルゴンキン族の伝承が物語のベースとなっている『ソウルハッカーズ』において"大霊”マニトゥとして登場。
舞台の天海市で暗躍する組織「ファントムソサエティ」の思惑を離れ、伝承に登場する神格ムーウィス、ウィンペ、マルスムを”電霊”として実体化させ、怪事件を引き起こす。
その正体とは太古の北米大陸に、何者かによって異次元から送られてきた霊的な観測装置である。
菌類に類似した性質で、他者に寄生することにより「超常的な能力」を与える力も持つ。
原住生物のソウル(魂)を一定量収集することを目的としていたが、同地に住む人間の持つ強い感情や欲望も吸収してしまったために暴走。
半身は異形と化してしまったが強いソウルを持ち、マニトゥに支配されずに「能力」を駆使することができたインディアンの戦士レッドマンによって、死という概念を持たなかったために封印されていた。
現代においては、渡米中に自らを発見し接触した「門倉」に「能力」を与えアルゴン社を創設、自らの「スポア」を込めたクリプトチップ入りの高性能コンピューターを製造、「パラダイムX」利用者のソウルを吸収してしまうシステムを作り上げる。
大自然と共にあり恩恵さえ受けてきたレッドマン達と比べ、ソウルが弱くなってしまった現代人にとってはもはや天敵となってしまった。
本体は天海市二上門地下の古代遺跡の奥に安置されている。
ファントムの研究報告によると設置された場の影響を強く受けるとされ、実際にそこに眠っていた”神霊”ティアマトとアプスー、いずれかの能力を引き継いでいる(3度目のビジョンクエストにてナオミが倒した方の特性を引き継ぐ)。