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カルト映画

かるとえいが

カルト映画とは、一部のおかしな人たちによって愛されている映画の区分。
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概要

ジャンルというより、評価の一つといえる。
したがって、カルトとそれ以外の明確な境界線はない。

存在がマイナー、内容が人を選ぶ、興行に失敗した、などの理由で世間的な知名度は低いものの、一部の愛好家によって宗教的に支持されている作品を指す。単にマニアックな作品を言うのではなく、布教したくなるような語り草があるのが特徴。後世の作品に大きな影響を与えていることもある。

スター・ウォーズ』のように一般に広く親しまれている作品でも、一部愛好家が常軌を逸している場合、カルトに区分される可能性もある。あるいは『死霊の盆踊り』『アタック・オブ・ザ・キラートマト』のような単に低質な駄作でも、一部マニアのツボにハマって倒錯した楽しみ方をされたりもする。

今でこそ第一線で活躍する映画監督が、過去にカルト映画を撮っていた、ということもしばしば。

カルト映画というくくりができたのは1970年代。深夜興行から爆発的支持を呼んだ『エル・トポ』を筆頭に、ミッドナイトムービーとして映画史に名を刻んだ。家庭用ビデオのない時代は旧作を鑑賞する手段が少なく、カルト映画は噂を呼んで伝説化した。

80年代には家庭用ビデオが普及し、ビデオブームが到来。噂とともにビデオのダビングが繰り返され、この流れは加速した。

カルト映画の一例

※全部書くとキリがないため、ピクシブ百科事典に記事がある映画に限る。

死霊の盆踊り』1965年
「史上最低の映画監督」エド・ウッドの代表作。彼が撮った映画はすべて商業的に失敗し、忘れられていた(というより生前から認知される以前の状態だった)が、死後愛好家に見出され、後にZ級カルト映画の教祖扱いされた。

エル・トポ』1970年
カルト映画の元祖的存在。西部劇が宗教譚になるというノンジャンルと、ドラッギーな映像美が各界の著名人をも虜にした。

ピンク・フラミンゴ』1972年
世界一下品な映画と言われる。二つの家族が変態合戦をするだけの映画だが、何かの間違いで評論家からも高い評価を得た。

ロッキー・ホラー・ショー』1975年
イギリスのミュージカルの映画化。観客参加型の鑑賞会がドグマ化した他、ゲイカルチャーの浸透にも一役買った。

イレイザーヘッド』1977年
デヴィッド・リンチのデビュー作で、奇形にうなされる壮絶な悪夢がリピーターを生んだ。

アタック・オブ・ザ・キラートマト』1978年
トマトが人を襲うという、低予算のB級ホラー風コメディ。映画の作り自体がチャチな上、ヘリコプター事故など話題が多い。

太陽を盗んだ男』1979年
日本におけるタブーを破り倒して撮影されたアクション映画。熱烈な支持者を生んだが、監督の次回作がいまだにない。

ブレードランナー』1982年
メビウスバンドデシネにヒントを得た、退廃した未来観が後続作品に多大な影響を与え、サイバーパンクというジャンルも新たに確立させた。

ソナチネ』1993年
お笑い芸人ビートたけしの監督映画4作目で、海外からの支持により後の「世界のキタノ」に至る流れを決定付けた。

シベリア超特急』1996年
映画解説者として著名な水野晴郎が手がけた駄作サスペンスだが、みうらじゅんらが面白がって『シベ超』と呼ぶうちにシリーズ化され、なんだかんだ愛された。

リベリオン』2002年
内容はよくあるディストピアSFながら、劇中で繰り出される独自のガン=カタが受け、大勢のフォロワーを生み出した。

関連タグ

映画 / 邦画 / 洋画
B級映画 / Z級映画

外部リンク

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