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「いや~、映画って本当にいいものですね」


概要編集

上記の名文句で知られる映画解説者で、長年テレビに出ていたことで淀川長治と並んで世間的に知名度が高い。ふっくらとした顔立ちと口髭、柔和な笑みが特徴的。

好きが高じて俳優映画監督に挑戦したこともあったが、優れた評論家が優れた作家になれるとは限らないことを証明してしまった。それでも『シベ超』こと『シベリア超特急』は水野の象徴である。

大の警察マニアでもあり、国際警察官協会の日本支部会長を務めた。警察学校、警察署で講演をし、警察庁長官からは表彰を受けた経験もある。


生前、師ともいうべき淀川同様(※)に同性愛者説が囁かれていたが本当の所は不明である。


※…淀川は自身が同性愛者である事を生前カミングアウトしている。


ちなみに「水野晴郎」は元々本名(出生名)だったが、山下奉文への敬愛ゆえに1字違いの「山下奉大(やましたともひろ)」に改名している。


経歴編集

1931年7月19日生まれ、岡山県出身。2歳からは満州育ち、戦後は岡山に引き揚げる。

戦後に上京、淀川長治の「映画の友」友の会に参加。

1956年、20世紀フォックスに入社し、洋画の宣伝を担当。

1961年、日本ユナイト映画(ユナイテッド・アーティスツ)にヘッドハンティングされ、宣伝総支配人に就任。

1972年に独立。1985年まで『水曜ロードショー』、それ以降から1997年までの『金曜ロードショー』で解説役として出演。なお、水野の出馬や仕事の都合で休んだ期間もある。

1996年、『シベリア超特急』で映画監督デビュー。シリーズ化し、5作まで作られた。

2000年代から体調が悪化し、病気や怪我に見舞われている。それでも映画人としての活動は晩年まで行っていた。

2008年6月10日没。満76歳。


関連作品編集

多羅尾伴内』1978年 - 出演

『落陽』1992年 - 出演

シベリア超特急』1996-2005年 - 「マイク・ミズノ」名義で監督、出演

下妻物語』2004年 - 出演

ギララの逆襲/洞爺湖サミット危機一発』2008年 - 出演。遺作となった


関連タグ編集

評論家 / 映画監督 / タレント


外部リンク編集

水野晴郎 - Wikipedia

水野晴郎とは (ミズノハルオとは) - ニコニコ大百科

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