概要
映画評論家の水野晴郎が出演・監督・原作・脚本・製作・主題歌の作詞まで担当。
元は映画で、B級マニアのみうらじゅんによる推薦で人気が沸騰。映画が5本、舞台演劇が2本作られるシリーズとなった。
また、水野の弟子であった「ぼんちゃん」こと西田和昭がシリーズを引き継ぐ動きがある。
各作品は満州行きの列車「シベリア超特急」の車内で起きた殺人事件を"マレーの虎"こと山下奉文(演:水野晴郎)が列車内で解決する探偵物(「安楽椅子探偵」と呼ばれる部類の探偵作品)となっている。
商業作品というより氏の映画への情熱が生み出した大規模な自主制作作品のため、作中の演技や構図に様々な映画のオマージュがちりばめられている。一見するとNGシーンのように見える描写が各所にあることや、どうしても予算の制約がきつくなるため大道具が安っぽく見えてしまうなど俗にいうB級映画となっている。が、B級作品ゆえに濃いファンがいることも事実であり、また単なる大規模な自主制作作品ではなく、様々な映画と映画監督への敬意や反戦のメッセージも込められている。
終盤の大どんでん返しも見どころの一つである。
シリーズ
シベリア超特急 | 映画 | 1996年 |
シベリア超特急2 | 映画 | 2000年 |
シベリア超特急3 | 映画 | 2003年 |
シベリア超特急4 | 舞台 | 2003年 |
シベリア超特急00・7 ~モスクワより愛をこめて | 舞台 | 2003年 |
シベリア超特急5 | 映画 | 2005年 |
シベリア超特急6 | 映画 | 製作予定であったが叶わず |
シベリア超特急 EPISODE1 | 映画 | 2014年 |