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概要編集

タイトルの通り金曜日に放送されている。

元々は水曜日に放送されており、当時の番組タイトルも「水曜ロードショー」であった。ちなみに1972年4月に放送を開始している。

金曜日に放送曜日が移ったのが1985年10月から。


水曜ロードショーとしての放送開始から1983年6月までと、水曜ロードショー末期の1985年4月から1997年3月まで水野晴郎がナビゲーター(映画解説)を務めていた。


現在のナレーション・ナビゲーター担当は女性声優朴璐美と男性タレントサッシャ(※ザッシャ・ベックレ)が映画マイスターを務めている。


データ放送ではジュラシックシリーズ(ジュラシックワールドを含む)、劇場版名探偵コナンなどでリモコンの矢印ボタンと4色ボタンを使ったゲームが遊ぶことも出来る。※同作品のリブート放送時には実施されず、プレイは不可(例外はあるが)。

上記作品のデータ放送ゲームの実施の一例としてはジュラシックシリーズだと恐竜ちゃんを育てようを実施した。名探偵コナンの場合だとリモコンのボタンを使って犯人(おそらく犯沢さん)を捕まえるゲームが遊べた。


公式サイトでは放送実況が行われており、映画評論家やナビゲーターサッシャの感想や解説と共に観られる番組連動企画もある。


作品の傾向編集

2020年代の傾向としてはアニメと洋画。中でも特にスタジオジブリ作品の放映権は、すべてこの番組が独占しており、年に約五本ほど放映されている。同じくルパン三世スペシャル、細田守作品、ヱヴァンゲリヲン新劇場版(こちらは後にNHK総合テレビで放送)もこの番組が独占先行で放送されている。ハリー・ポッター・ウィザーディングシリーズ(ハリポタ及びファンタビ)でも定期的に集中放送されている。


しかし、海外映画の内、映画きかんしゃトーマスシリーズについては魔法の線路以外の作品は一度も放送されなかった。金曜ロードショー以外でも同局では放送済みの映画は他局のNHKでも放送される。


作品によっては収録時間が異なる為に放送時間帯が変わる事もある。基本的に放送時間は大体21時から22時54分のCM込みで約1時間54分に及び、長大等で早い時間帯での放送は19時からの場合もある。



路線転換と原点回帰編集

2012年4月からタイトル名が「金曜ロードSHOW!」に変更され、映画以外の番組も取り上げられるようになる。タイトルが変更されてからはバラエティ番組(主に特番)も放送されたりしたので「純粋に映画を観て楽しむだけの番組」ではなくなっていた。


ジブリ作品を除く他の最新作映画の一番おいしい場面であるED映像や次回作を彷彿させてくれる映像がカットされてる事が多いのも不満点として挙げられた。ただ、一部作品を除いては続編の先行映像(一例としてはジブリの新作や、ヱヴァンゲリヲンくらい)といったものは一応放送されていた模様。全編が完全ノーカットといった作品なのは基本的にはジブリがほとんどだと言う印象が強まった。

更に、放送される映画も重要なシーンがカットされていたりするので、台詞の整合性が取れないという事態や、一回分あたりのCM尺が無駄に長すぎたり、極端にCMが多かったり、一番盛り上がるシーンでCM入りをしてしまったりするという事態が多発した。

特に『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』では余計なテロップを入れて大規模炎上が発生した。


このため映画ファンからの評判はあまり良くなかったのだが……2020年に入りプロデューサーが変わってからは『名探偵ピカチュウ』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』全作、スティーブン・スピルバーグ監督作品のジュラシックシリーズ(ジュラシックワールド)全作、『レディ・プレイヤー・ワン』といった洋画ファン好みのラインナップが放送され、にわかに注目を集めている。

そして、2021年4月からは原点回帰の思いを込めて「金曜ロードショー」に戻された。


2023年9月29日には深夜アニメである葬送のフリーレンの初回が金ロー枠で放送という異例の展開が実施されることになり、twitterで「金ロー」が注目を浴びることに。


OP映像編集

フライデー・ナイト・ファンタジー(1985年10月4日〜1997年3月27日)編集

映像は水曜ロードショー時代と同様夕日をバックにヨットを眺める男性を映した構成になっている。BGMは哀愁漂う「フライデー・ナイト・ファンタジー」に変更された。

長期間使用されたためいまだに金曜ロードショーと言えば、「フライデー・ナイト・ファンタジー」を思い浮かべる人も多いだろう。


フライデーおじさん(1997年4月4日〜2009年3月20日)編集

映写機で映そうとする老人をモチーフにしたアニメーション。

個別記事を参照。


スタンリーの週末(2009年3月27日〜2012年3月30日)編集

初のハイビジョン制作。フライデーおじさんに代わって "ウサギスタンリーくん" が登場。映画館に駆けつけるスタンリーが描かれていた。スタンリーくんの関連グッズがポイント交換及び公式ショップで発売された。


TGIF!(2012年4月6日〜2016年3月25日)編集

タイトルが「金曜ロードSHOW!」改題に伴い変更された。

このOPをもってスタンリーは降板。

2016年4月から2018年7月まではOPは存在せず。


アンクとミアちゃん(2018年7月20日〜現在)編集

テーマ曲は「Era」(作曲:高木正勝、歌:上白石萌歌)。

2010年代後半からは"不思議な生物アンク"と"女子高生のミアちゃん"がマスコットキャラクターになっている。オープニング映像もリニューアルし、映像製作会社のスタジオ地図(監督:細田守)が担当(こちらにもグッズが存在する)。2021年から「金曜ロードSHOW!」から「金曜ロードショー」にタイトルが戻された。


他局の動向編集

この手の映画枠はかつて各局に存在したが、2000年代以降激減の状況にある。テレビ朝日系列の日曜洋画劇場亡き後、唯一残っている純粋な映画放映番組となっている。一応フジテレビ系列では土曜プレミアム(旧番組名は土曜プレステージ)も映画を放映している。フジテレビにおける現在の映画作品の放送枠は主に深夜の時間帯に洋画を中心に放送されている。

なお、NHKではヱヴァンゲリヲン(エヴァンゲリオン)や金曜ロードショーでは放送されない映画きかんしゃトーマスなどを放送していることもある。


関連イラスト編集

金曜ロードショー

スタンリーくんミアちゃんとアンク


外部リンク編集


関連タグ編集

映画 データ放送 ジブリ スタジオ地図 ルパン三世 ヱヴァンゲリヲン新劇場版 水曜どうでしょう 水野晴郎 日本テレビ 水野美紀のシネマライフ(旧名称は水野美紀のシネマデリシャス) 映画の話をしよう(テレビ朝日)


山形テレビ山形県では水曜時代の1980年4月から1993年3月まで本来の日本テレビ系列局である山形放送日本テレビ系列とテレビ朝日系列のクロスネット局だったため、当時はフジテレビ系列だった山形テレビで放送されていた。山形テレビでは1980年4月から1985年3月までは系列外にもかかわらず同時ネットで放送されていたが、1985年4月から1993年3月までは「火曜ロードショー」として火曜日21時から6日遅れ(水曜時代)→4日遅れ(金曜時代)で放送されていた。1993年4月に山形テレビがフジテレビ系列からテレビ朝日系列にネットチェンジすると同時に、日本テレビ系列のフルネット局に移行した山形放送での同時ネットに復帰して現在に至る。


レスリングシリーズ…「金曜ロードショーで起きただらしない放送事故」というMAD動画がある


FRIDAY_ANIME_NIGHT:上述の葬送のフリーレンは、金ローでの放送後にこちらの枠での放送がされている。金ローの放送作品によっては、こちらの放送時間が30分ズレたりもしている。

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