概要
『ハリー・ポッター』シリーズ(ハリポタ)に次ぐ"魔法ワールド"の第二の長編シリーズ。
ハリポタの外伝的作品であるが、時系列は約70年前なので厳密には前日譚となる。
特徴
ホグワーツ魔法魔術学校の指定教科書『幻の動物とその生息地』の執筆・編纂者として名前だけ登場していたニュート・スキャマンダーを主人公とし、彼と仲間、そして様々な魔法生物との交流や冒険が描かれる。
物語の舞台はニューヨーク・パリをはじめとした全世界。主にホグワーツ構内・広くてもイギリス国内に限定されていたハリポタとの大きな違いといえる。
またホグワーツに入学するまで魔法そのものを知らなかったハリーと対照的に、ニュートら主要人物がすでに成人していることもあり、劇中の戦闘では無言呪文の割合が多く、さらに魔法生物たちによるギミックも増えている。
作品一覧
元は2016年11月公開の映画『魔法使いの旅』。
後にシリーズ化され、第1作も含めて全5作予定と発表されている。合わせてこのときにいわゆるユニバースとしての"Wizarding World"が定義された。
2作目『黒い魔法使いの誕生』は2018年11月公開。
3作目『ダンブルドアの秘密』は2022年4月公開。
ただし、一部メディアではシリーズの興行収入が右肩下がりになっている事や、『ダンブルドアの秘密』の不振によって打ち切りの可能性が危惧されている。これについて監督は「いつかまた再開します」としているものの、「J・K・ローリングやワーナー・ブラザースとは話せていない」と企画自体が止まっている事を明かしている。
主な登場人物
ハッフルパフ出身の魔法動物学者。魔法生物をこよなく愛し、彼らと触れ合う旅をしていくうちに、ダンブルドアと共にグリンデルバルドの野望を阻む戦いに巻き込まれる。
本名はポーペンティナ。イルヴァーモーニーのサンダーバード出身。MACUSA(アメリカ合衆国魔法議会)に所属する闇祓いの女性。
ティナの妹で唯一の肉親。イルヴァーモーニーのパクワジ出身。MACUSAの杖認可局に勤務している。優れた開心術の力を持つ。
ニュートの友人のパン職人。魔法が使えないノーマジの男性で、アメリカでニュートの魔法動物たちの騒動に巻き込まれる形で魔法界の存在を知ることとなった。
100年に一度の悪名高い闇の魔法使い。スカンディナビアのダームストラング出身。信奉者を率いて世界征服を目論む。かつてはアルバスの親友だった。
グリフィンドール出身のDADA教授。一見すると飄々とした伊達男だが、英国魔法界にその名を轟かす天才的な魔法使い。
スリザリン出身の英国魔法省魔法法執行部職員。ニュートのかつての想い人で、現在はテセウスの婚約者。
ハッフルパフ出身の英国魔法省闇祓い。ニュートの兄。内向的な弟を気にかけているが、当のニュートには若干鬱陶しがられている。
養母に虐待されている魔法族の少年。MACUSAにマークされている新セーレム救世軍の拠点で暮らしているが、養母の暴力によって抑圧された魔力を秘め、彼の感情に応じて力を暴走させてしまう。
マレディクタスという血の呪いに侵された魔女。サーカス団で「蛇女」としてパフォーマンスを行っている。いつかは完全な蛇となり、人間には戻れなくなる運命にある。
いわずと知れた伝説の錬金術師。アルバスの友人で、自身もグリンデルバルド打倒に協力する。
死喰い人のメンバー、エバン・ロジエールを輩出したロジエール家の祖先に当たる魔女。グリンデルバルドの右腕として暗躍する。
皆さんご存知ヤギ好きな旅籠付きのバーの店主。妹アリアナの一件から兄アルバス対して排他的に接している。
関連タグ
ファンタビカルテット(主要登場人物四人のグループタグ)
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