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ホグワーツ魔法魔術学校

ほぐわーつすくーるおぶうぃっちくらふとあんどうぃざーどりぃ

ウィザーディング・ワールドにおける学校のひとつ。
目次 [非表示]

タグとしては

  • ホグワーツ城やその中身を描いた風景画
  • ホグワーツの教職員や関係者の集合絵
  • オリジナルキャラクターのホグワーツ生

のだいたい三つの作品に付けられている。


ホグワーツの方がタグとしては使われているが、どちらかに統一などはされていない。





以下、原作のネタバレを含みます


概要編集

ウィザーディング・ワールドにおける11の国際魔法使い連盟認定校のひとつ。スコットランドにある広大・巨体な魔法の城郭。


主人公ハリー・ポッターが在学し、ハリー・ポッターシリーズの主な舞台となった。最後の戦いとその決着の場所もホグワーツである。


グレートブリテン、およびアイルランド島の11歳から17歳の魔法族が魔法についての理論や実技を学ぶための七年制の教育機関である。教職員を含む全寮制で、四つの寮があるのが特徴。数々の偉大な魔法使いが巣立っていった学校である。


世界一安全と評される、約1,000年以上の歴史のある古代魔法の牙城。魔法界の歴史上でホグワーツが舞台となった戦闘は二度のみとされる。あらゆる防衛魔法が施されており、一切の外敵を寄せ付けず、魔法の力が強いために電化製品は機能しなくなる。


ハリー・ポッターシリーズの物語開始時の校長アルバス・ダンブルドア副校長ミネルバ・マクゴナガル


四寮の動物である獅子、蛇、穴熊、鷲がHの周りを囲うようなデザインの校章。学校のモットーはラテン語で「眠れるドラゴンをくすぐるべからず」


校舎・敷地編集

原作者による敷地の簡易地図(ファンによる清書)


英国で唯一魔法族だけで構成されるホグズミード村の近くの巨大な城。羽の生えたイノシシの校門がある。


ロンドンからホグズミードまではキンクズ・クロス駅9と3/4線(9番線と10番線の間の壁を突き抜ける)から赤色のホグワーツ特急に乗り半日以上。下車して城の前に広がる湖をボートで渡るか、セストラルの馬車に乗って玄関ホールへと向かう。


玄関ホールの近くには大広間があり、儀式や毎日の食事などはそこで行われる。


城の中は恐ろしく広い。また、階段の途中の段や部屋が消えたり、ゴーストが移動し肖像画が喋り鎧が動く、相当にカオスな空間。賢者ロウェナは、絶え間なく変化する城の間取りを設計した。ホグワーツの全容を知る者はほぼ存在しない。ポルターガイストピーブズも暴れており、そのため一年生は教室を覚えるだけで苦労するが、寮憑きゴーストや親切な絵画に道を教えてもらえる。


城の中の各地点を結んだ抜け道もあり、何人かの生徒はそれを把握している。中には城の外のホグズミード村に出ることができる通り道も存在する。


城の近くには広大な湖があり、中には大イカや水中人が住んでいる。森番ルビウス・ハグリッドの小屋の近くには森があり、中にはケンタウルスや数々の魔法生物が暮らしている。かなり危険なので立ち入り禁止で、禁じられた森と呼ばれている。


(校内の主な部屋一覧)

  • 大広間 ……常に天井がその時の外の空を写す
  • 各学科の教室
  • 各教授の私室
  • 各寮の談話室 ……詳細はホグワーツ四寮を参照
  • トイレ ……水洗式 18世紀に設置された
  • 図書館 ……広大 禁書の棚がある
  • 医務室 …… 病棟と校医の事務室付き
  • 厨房 ……屋敷しもべ妖精が働く 通常生徒は入ることはない
  • 監督生用の浴室 ……様々な特殊な風呂が楽しめる
  • ふくろう小屋 ……塔の屋上にある 生徒のふくろうや学校のふくろうが暮らす
  • 天文台の塔 ……校内で最も高い塔 天文学の授業を行う
  • 必要の部屋 ……来訪者の要望に応じて中身を変える特殊な部屋 詳細は個別記事を参照
  • 秘密の部屋 ……個別記事を参照

(校外の主な建物、環境一覧)

  • 森番の小屋 ……畑なども隣接
  • 温室 ……複数ある 薬草学の授業場所
  • 湖 ……大イカや水中人が棲む
  • 禁じられた森 ……多様な動物と植物がいる 人狼の噂もある
  • 暴れ柳 ……非常に荒々しい柳 数十年前校庭に植えられた
  • クィディッチスタジアムと更衣室

寮生活・クラブ編集

全寮制なので、生徒はそれぞれの寮に分かれて生活する。同学年で同寮の生徒たちをひとつのクラスとして授業を行う。寮にはホグワーツ魔法魔術学校創設者の名前にちなんだの四つの寮がある。

それぞれの寮の生徒達が質問に正しく答えるなどの良い行いをするとその寮に得点が加算され、逆に、校則を破るなどの悪い行いをすると減点される。一年間で最も多くの得点を得た寮には、その年の終わりに非常に名誉ある寮杯が贈られる。


その寮の出身者の教授の一人が寮監を兼任し、生活指導などを担当。


監督生と首席(ヘッドボーイ/ヘッドガール)も存在する。ホグワーツ監督生ホグワーツ首席で詳細は参照。


寮は四つ。


詳細はホグワーツ四寮を参照。


クラブ活動としては寮単位のクィディッチチームがあるほか、ゴブストーンクラブ、呪文クラブ、決闘クラブなどがある。寮混合のダンブルドア軍団もクラブの一種かもしれない。


学科・試験・教職員編集

概要編集

基本的には一年〜五年の普通過程(O.W.L)と六年〜七年の応用過程(N.E.W.T)に分かれる。

O.W.Lには七つの必修科目と三年時からの五つの選択科目が存在。

五年の末のO.W.L試験の結果で、N.E.W.Tで履修できる教科が決まる。そして七年の末のN.E.W.T試験を受け、その結果を就職先に提出する。


つまり六年、七年時にはマグルの大学のように空きコマ(授業が入らない時間)が生まれる。


また、一年時に限り飛行訓練の実習があったり、六年時には17歳になった者から順に「姿表し/くらまし」(空間移動魔法)の講座がある。N.E.W.T過程に限り、錬金術のような特殊な科目が少人数制で開講されることもある。


授業料は無料であるものの、教科書や備品は基本的にダイアゴン横丁で入学前に自費で揃える必要がある。


ちなみに教員は日本語訳では一貫して「先生」と呼ばれるが、実はマクゴナガルやスネイプはProfessor、飛行訓練(1年時のみの必須科目)のフーチや、スピンオフゲームで登場する闇の魔術に対する防衛術のパトリシア・レークピック(期間限定の客員講師)などはMadamという風になっており、呼び方に差がある。

ちなみに日本語と語彙を共有する中国語や韓国語の訳書は、原語を適合してしっかり「教授」、「교수」という語が当てられている。

(Professor(教授)呼びを理由に大学に相当する機関であるとする説もあるが、大学のトップはHeadmaster(校長)とは呼ばれないこと、生徒の年齢層が概ねセカンダリースクール(日本でいう中学校)に相当すること、またProfessorという呼称は元はuniversity=大学固有のものではなく、専門家・最上級教育者に対して使用されていたことから、ホグワーツと大学は必ずしもイコールで結び付けられる関係にはないと思われる)


科目一覧表編集

(必修)


(選択)

3年目以降

  • 🔮占い学/Divination
  • 💡マグル学/Muggle Studies
  • 🔢数占い(数秘学)/Arithmancy
  • 🥚魔法生物飼育学/Care of Magical Creatures
  • 📜古代ルーン語/Study of Ancient Runes

6、7年目(一定の要望があった場合)

  • 🧉錬金術/Alchemy
  • 🌀姿くらまし/Apparition
  • 📖古代学/Ancient Studies ※GBC版秘密の部屋のみ、原作者非関与

(不明)



🛡️闇の魔術に対する防衛術編集

危険な闇の魔術や闇の生物と、それらに対する防衛法を学ぶ。座学もあるが何より実技が重要な科目で、ハリーが唯一ハーマイオニーより成績が良い得意科目である。

1956年、トム・リドル(後のヴォルデモート卿)はこの職に志願してダンブルドアに断られた。甚大な魔法力を持ったリドルの呪いは「担当教授が一年を超えて在籍する」という事象を運命から排除。以後、一年で教授が変わるため、志望者が少なくなっている。

スネイプがこの科目の教授に応募してはダンブルドアに断られていたのは、スネイプに危険が及ばないよう、ダンブルドアが配慮したからだった。

1998年、ヴォルデモートが破滅した事で運命は矯正され、担当教授は一年を超えて在籍可能となった。

(担当教授)

詳細はDADA教授を参照。

※本人ではなく、ヴォルデモートの密命を受けたデスイーター「バーテミウス・クラウチ・ジュニア」がポリジュース薬で変身し、ムーディに成り代わっていた。


🧪魔法薬学編集

主に材料の名前、種類、採取方法から魔法薬の正しい調合方法、毒薬の解毒方法などを学ぶ。杖を振る工程は比較的少なく、大釜(コルドロン)に向かって作業をする繊細な科目。

おできを治す簡単な薬から、「生ける屍の水薬(超強力な睡眠薬)」という恐ろしく複雑かつ面倒な調合手順が必要な薬まで、千差万別。リリーやドラコの得意科目。

(教授)


🐾変身術編集

主に物体を別の物体に変身させる呪文を学ぶ。

変身だけでなく、物体を消失させたり、高度なものになると自分自身の姿を動物などに変えることもできる。呪文学と比べると「より科学的」。映画版では板書に独特のアルファベットや数式を用いている様子が確認できる。

(教授)


💫呪文学編集

物体を宙に浮かせる、物体を呼び寄せるなどの呪文を幅広く学ぶ。恐らく、1番「魔法」のイメージに合う科目。変身術との違いは、物体を根本的に変質させるか、効果を付与させるか。

(教授)


🌿薬草学編集

主に魔法薬などに使用する魔法植物の取り扱いや栽培方法を学ぶ。マンドレイクの植え替えやブポチューバーの膿の採取など。基本的には温室で行う。ネビルの得意科目。

(教授)


📚魔法史編集

魔法界の歴史を学ぶ。授業は「教授が教科書を読み上げるのを黙って聞くだけ」という恐ろしく退屈なもの。教授はホグワーツで唯一のゴースト教授で、生前からずっと魔法史の担当。

(教授)


🌙天文学編集

天体の動きや位置関係を学ぶ。授業は夜中に天文台の塔で行われる。

(教授)


🔮占い学編集

トランプ、タロット、水晶玉と言った小道具や紅茶の葉を使い、人の運勢や未来を見る方法を学ぶ。

魔法の分野において最も不確定な分野のひとつとされている。魔法省神秘部での研究対象。ハリーやロン、ルーナなどが選択。ラベンダーやパーバティの好きな教科。

(教授)


💡マグル学編集

魔法界の視点からマグルの文化や生活様式を学ぶ。マグル関係の職につくのに必要。アーニーなどが選択。

(教授)


🔢数占い編集

原語から直訳すると数秘学のこと。数を使って人の性格や運命を解明する。O.W.Lで最も手強い学科と言われている。ハーマイオニーなどが選択。

(教授)


🥚魔法生物飼育学編集

魔法界の生物の特徴や飼育方法を学ぶ。薬草学と同じく野外での実習がほとんど。ニフラーからユニコーンまで取り扱う。ハリー、ロン、ハーマイオニーなどが選択。チャーリーやニュートの得意科目。魔法省の生物管理部に直結する学科だと思われる。

(教授)


📜古代ルーン語編集

古代のルーン文字について学ぶと思われる。詳しい情報がほぼない。ハーマイオニーなどが選択。

(教授)


🧹飛行訓練編集

箒による飛行方法を学ぶ。基本的には一年生の必須科目。ゲーム版(ホグミス、ホグレガ)は二年生以上の生徒もOK。

(講師)


⁉️魔法理論編集

原作者非関与の映画(背景美術)発オリジナル授業、詳しい情報がほぼない。

(教授)


その他の授業編集

映画およびEAゲームオリジナル要素として下記のアクティビティの存在が軽く触れられた。原作者非関与。

  • 🖌️美術/アート
  • 🖼️マグル美術/マグル アート
  • 🎶音楽/ミュージック
  • 🎵マグル音楽/マグル ミュージック
  • 🧟‍♂️グール学/グール スタディーズ
  • Xylomancy

🦉O.W.L試験編集

通称ふくろう試験。ホグワーツ五年生が受ける普通魔法レベル試験で、「優・O」「良・E」「可・A」「不可・P」「落第・D」「トロール並み・T」の6段階評価。A以上が合格であり、1科目合格なら1ふくろう、5科目合格なら5ふくろうと数え、魔法使いの優秀さを示す指標となる。受けられる最大科目数は12。作中ではバーテミウス・クラウチ・ジュニアビル・ウィーズリーパーシー・ウィーズリーは理論上最高となる12ふくろうを達成している。


🦎N.E.W.T試験編集

通称いもり試験。ホグワーツ七年生が受ける応用魔法レベル試験。7学年目はハリーたちがホグワーツに戻っていないためふくろう試験ほど詳細は明かされていない。ジョン・ドーリッシュ闇祓いに必要な五教科を含む全教科でO・優を達成。またヴォルデモートは学生時代に全科目トップの成績だったとされている。


その他の教職員編集


課外活動編集

  • 呪文クラブ
  • 決闘クラブ
  • ゴブストーンクラブ
  • スラッグクラブ

この他にも映画やゲームには様々なクラブが登場したり、あるいは背景要素として映し出される。原作者非関与。

  • カエル合唱団
  • グリフィンドール美術クラブ
  • 天文クラブ
  • オーケストラ
  • 古代ルーン語クラブ
  • 魔法生物クラブ
  • 魔法薬クラブ
  • ラットレースクラブ
  • スラッグス アンド バグズ クラブ
  • 魔法使いのカードコレクターズクラブ
  • ドラゴンクラブ
  • スフィンクスクラブ
  • ヒッポグリフクラブ

イベント編集

羽ペンによる入学者選定編集

正式にはイベントではないがここに記述。そもそも誰がホグワーツに入る資格があるのか、魔法力を持つ子供の名前を専用の羽ペンが綴る。綴られた名前の生徒のもとに入学許可の手紙が送られる。

ホグワーツへの入学は義務ではなく、他の学校を選択したり、魔法学校のない世界の大半の国々の魔法族にとってもっとも一般的な選択肢であるホームスクーリングを受けることもできる。

ただし、ほとんどの英国の魔法使いはホグワーツに入学する。


組分けの儀式編集

新入生の入る寮を決める、重要な式。マグルでいう入学式を兼ねている。一人ずつ順番に全校生徒の前に出て、組分け帽子を被る。組分け帽子はその生徒に最も相応しいと判断した寮の名を告げるが、自分で選択することも不可能ではない。

詳細はホグワーツ四寮/組み分け帽子を参照。


寮対抗クィディッチ編集

四つの寮のそれぞれのクィディッチチームが総当り試合を行う。最も成績の良かったチームにはクィディッチ寮杯が与えられる。試合の日が近付くとその試合で対決する寮の生徒同士の小競り合いが頻発したり、選手や箒が狙われたりする等、生徒達にとって非常に重要なイベント。

飛行術の講師であるフーチが審判を、グリフィンドール生のリー・ジョーダンが実況を担当する。リーの卒業後はルーナ・ラブグッドザカリアス・スミスが担当。


ホグズミードへの外出日編集

三年生以上、かつ保護者の署名がある生徒のみ、一ヶ月に何度か週末に近隣のホグズミード村への外出を許可される。生徒たちはそこで買い物や散策、デートをしたりしている様子。なお、魔法界の成人は17歳なのだが、五年生頃からは皆平気でホグズミードを利用して飲酒しまくっている。

バタービールに至っては三年生頃から飲んでいる。原作のバタービールはノンアルではなく、微量だがアルコールが含まれているのだが……。


(ちなみに現実のイギリスにおいて酒の購入自体は成人からでないと認められないが、家庭内での飲酒なら5歳から可能。レストランやパブなどの場での飲酒は親同伴で16歳から可能である。成人前でもある程度の飲酒は容認されているのがあちらの文化のようである。)


パーティー編集

学期開始、ハロウィン、クリスマス、イースター、学年末など節目ごとに大広間でパーティーがある。また、非公式だが、ホラス・スラグホーンが高学年が招待して行うことも。このスラグ・クラブ以外にも寮内やホグズミードなどでパーティー的なイベントはある様子。下記のトライ・ウィザード・トーナメントではプロムのようなダンスパーティ、ユールボールも開かれた。


三大魔法学校対抗試合(トライ・ウィザード・トーナメント)編集

非定期のイベント。フランスの魔法学校「ボーバトン魔法アカデミー」、スカンディナビアの北方にある魔法学校「ダームストラング専門学校」、そして「ホグワーツ魔法魔術学校」の三校がそれぞれ代表を一人選び、一年間に渡って三つの課題を通して競わせる。代表者は魔法道具「炎のゴブレット」により選出される。優勝者にはトロフィーと賞金1,000ガリオンが送られる。過去におびただしい死者を出した反省から、17歳に満たない者の出場を禁じる規則が設けられた。


校則編集

マグルと比較するとあまり厳しいものはない。特定の場所(授業、大広間、学習室、談話室、図書館)でのローブの着用義務はあるが、それ以外では自由な服装でも良い。また、夜間は基本、外出禁止。禁じられた森や特定の部屋への立ち入りも禁止である。他にも数々の校則や管理人アーガス・フィルチによる持ち込み指定禁止品があるのだか、あまり守られていない。


特筆すべきは休暇中に実家で魔法を使ってはいけないことだろう。これは校則というよりも機密保持法というれっきとした法律に基づくルール。ただしホグワーツの学生であっても、成年(17歳)もしくは魔法省から特別に許可が得られればOKで、魔法を使っても魔法省に検知されることない。また、近くに家族など魔法を使っている人間がいる場合も、誰が魔法を行使したのかを正確に魔法省には判別できないため、グレーゾーンも広い。


校則違反には寮の減点や罰則が与えられる。


制服編集

これらはすべてロンドンのダイアゴン横丁にある「マダム・マルキンの洋装店」や「トウィルフィット・アンド・タッティング」、またはホグズミード村にある店で購入可能。

"一年生には次の物が必要です。

一、無地のローブ 三着(黒)

二、無地の三角帽 普段使いのもの 一個(黒)

三、安全手袋 一組(ドラゴンの革またはそれに類するもの)

四、冬用マント 一着(黒、留め具は銀)

衣類にはすべて名札をつけておくこと"



基本的に生徒はPlain(無地、単色。「普段遣いの」という邦訳は誤訳)のシンプルな黒いローブと三角帽を着用する。


原作者直筆の挿絵("JKR sketch" Google画像検索)によればホグワーツの制服はかなりトラディショナルな魔法使いの装いである。黒ローブは前開きではなく、頭から被るロングワンピースのような形状で、足の甲に付きそうなほど長い。帽子は典型的な魔法使いらしいつば付きのトンガリ帽子

ホグワーツの四寮はそれぞれ異なった色によっても象徴されるが、制服にそれが反映されている様子はない


必要な学用品のリストにマフラー、シャツやネクタイ、セーター、カーディガン、スラックス、スカートなどの記述は一切無い。ホグワーツの制服は上述した四点のみである。

劇中で在る生徒が逆さ吊りにされた際、ローブの下にすぐ下着が見えたことから履いていない生徒がいる可能性(ただしその生徒は貧しい家の出のため単にお金が無かった、洗えなかったというとも推測できる)も十分ある。また、ホグワーツでは一時期ローブめくりというものが流行っていた。

Snape was hanging upside-down in the air, his robes falling over his head to reveal skinny, pallid legs and a pair of greying underpants.

なおウィザーディング・ワールドの記事には

Some members of the magical community go out of their way to break the clothing clause in the Statute of Secrecy. A fringe movement calling itself Fresh Air Refreshes Totally (F.A.R.T.) insists that Muggle trousers ‘stem the magical flow at source’ and insist on wearing robes in public, in spite of repeated warnings and fines.

とあり、元々魔法界においてはズボンが一般的ではなかった可能性が示唆されている。いわんや純血主義者をや。

ちなみに映画が発表される以前は、原作においてパンツ以外にローブの下の衣類に関する描写は特になかった。映画賢者の石が公開された後はじめて描かれた原作小説、不死鳥の騎士団においてロンがマルフォイにシャツが出ていることを理由に減点されているが、シャツへの言及はこれきりである。


監督生首席クィディッチのキャプテンにはバッジが与えられる。


映画版編集

ローブは英国のアカデミックガウンのような前開きの式服となり、その下はパブリック・スクールの制服に酷似したマグル的なネクタイシャツスラックス(膝丈のものもある)もしくはスカート、さらにセーター(男子)やカーディガン(女子)で構成されている。

また、寮ごとに色分けされたネクタイとエンブレムの刺繍も付属している。

原作では無地(plain)であり、映画でも2作目までは黒一色だったローブも3作目のアズカバンの囚人から裏地が寮ごとに色分けされるようになった。

なお普段使いのものであるはずの三角帽子に関してはほとんど出番が無い。学年末の大広間でちらりと登場するものの、なぜか角のない角帽のようなデザインになっている。

ホグワーツ生徒(キャラ描き分け練習)

映画公開後、派生作品やファンアートでは映画設定に準拠した制服が描かれることが大半になった。

太古のインターネットではファンの絵師それぞれが思い思いに夢想したホグワーツの制服を閲覧することができたと言う。インバネス風やキュロットスタイルもあったのだとか。


デザイナーのマコウスキーへのインタビューで判明した情報によれば、ローリングはホグワーツの生徒が「制服」を着ているとは想定していなかった。映画制作にあたってマコウスキーらは私服+魔法使いのローブと「制服」+魔法使いのローブの2つの衣装を試し、より見映えのする後者を採用した。【出典】

ちなみにこの私服+ローブというデザインは、映画放映前に作られたEAゲームやTCGで確認することができる。


校歌編集

ハリーが一年生となる時の入学式の際、ダンブルドア校長の指示のもと合唱される。

しかし、自分の好きなメロディで歌って良いので、皆がばらばらに歌い終えており、ハリーの入学式のときに一番遅く歌い終えるのは飛び切り遅い葬送行進曲で歌うフレッドとジョージ・ウィーズリーの双子兄弟だった。


ダンブルドアはそれにあわせて最後の何小節を杖で指揮し、誰にも負けないくらいの大きな拍手をし、「音楽は何にもまさる魔法じゃ」とコメントした。


それ以降は原作小説ではそのような描写はないが、映画版『炎のゴブレット』の円盤に収録された未公開シーンで、ダームストラングボーバトンの客を迎えるときにホグワーツの生徒たちが歌う場面がある。


創設者・歴代校長編集

創設者編集

十世紀の人物。上記の四つの寮の由来となっている偉大な魔法使い達。

詳しくは創設者を参照。



歴代校長編集

作中の時系列で言及のある人物たちについて記述。

名前就任期間備考
ブルータス・スクリムジョール?(19世紀後期〜20世紀初頭)
  • 詳細不明。より詳しい方の追記・修正をお願いします。
フィニアス・ナイジェラス・ブラック?~1925
  • 本人の死去に伴い退任。
  • 少なくとも1890年において校長に在任中(※1)のため、ダンブルドアやニュートの学生時代の校長の可能性が高い。
アーマンド・ディペット1925~
  • 1965年から1971年の間に退任。(※2)
アルバス・ダンブルドア~1997
  • 1965年から1971年の間に就任。(※2)
  • 1993年に理事会の意志により一度辞任させられたが、その後復帰。
  • 1996年にも魔法省にその身を追われたが、再び復帰。
  • 副校長はミネルバ・マクゴナガル
ミネルバ・マクゴナガル1993
  • 副校長、ダンブルドア不在時に一時的に就任。
ドローレス・アンブリッジ1996
  • ホグワーツ校長を自称するも学校自体には未承認。
  • そのため校長室への入出が不可能。
セブルス・スネイプ1997~1998
ミネルバ・マクゴナガル1998~現役
  • 正式に校長に就任。

(※1)ホグワーツ・レガシーの描写より。

(※2)リーマス・ルーピンの入学が認められた件の描写より。


運営システム編集

基本的には校長が様々な権限を持つ。しかし寮生の直接的な指導や処分は寮監に委ねられる。また、理事会が校長の解任の権限を持っていたり、校長が教授を採用できなかった場合は魔法省が代わりに採用するなど、ある程度権力の分散がなされている。


学科ごとの教育にも魔法省の指導要領があるらしいが、あんまり守られてない様子。普段の授業や試験は教授が行うが、O.W.Lとなると魔法省のテストセンターの役人が行う。

関連タグ編集

ウィザーディング・ワールド ハリポタ ファンタビ

魔法学校(ウィザーディング・ワールド)

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