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ホグワーツ・レガシー

ほぐわーつれがしー

1800年代のホグワーツを体験するオープンワールドARPG。ポートキー・ゲームズより発売。2023年2月7日に早期アクセスを開始。
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Live the Unwritten.

── 未知の運命、知られざる物語



概要編集

ハリー・ポッター』シリーズに連なるオープンワールドアクションRPGポートキー・ゲームズレーベルの第5作目。開発はAvalanche Software。日本のファンの間では「ホグレガ」等の略称が用いられている。

PS4 / 5、Xbox One / seriesX|S、Switch、PC向けで展開される。最新ハードおよびPC向けには2023年2月10日に発売されるところを、「デラックス・エディション」の72時間アーリーアクセス解禁によって最速で2月7日から世界中の新入生がホグワーツになだれ込んだ。PS4とXbox Oneでは数度の延期の後に5月5日発売。Switchでは「デラックス・デジタルエディション」を含めて2023年11月14日に発売された。追加DLCとして闇の魔術セットも販売開始。

公式ファンクラブで作成したアカウントとWARNER BROS. GAMESのアカウントをリンクさせることで、組み分け診断や杖の診断をゲーム内に反映させることが可能。


プレイヤーは1890年代のホグワーツで生徒となり、『ハリー・ポッター』や『ファンタスティック・ビースト』よりも古い時代のホグワーツ一帯で、知られざる物語を体験する。多くのファンが待ち望んでいたであろう「自分好みのキャラクターをつくって自由にホグワーツ城を探索できる」ゲーム。

迷宮のようなホグワーツ城のみならず、近隣の地域を含む北西スコットランド・ハイランド地方の広大なフィールドが舞台となっており、ストーリー進行に伴って移ろう四季と天候との組み合わせで、繊細かつ精緻な景色が楽しめる。

必要の部屋」が解放されれば、薬草の栽培から魔法薬の調合、魔法生物の飼育、装備品の製造・鑑別等も行えるようになるため、多忙を極めた魔法学校生活を送ることができる。


アクション面では決闘をベースとしたハイテンポな戦闘を導入しており、基礎呪文と習得可能な呪文から魔法コンボを組み立てることが可能。ゲージを消費する強力な古代魔術はもちろん、防御や反撃、純粋な身体能力を活かした回避、呪文のクールタイム等を意識した歯応えのある戦闘スタイルの構築を楽しむことができる。一撃必殺すら可能とする許されざる呪文の存在もアナウンスされており、闇堕ちプレイに惹かれる転入生も少なくない。


初代ゲーム版『賢者の石』(2001)から続く伝統(?)には変化はないようで、原作者J・K・ローリング飽くまでフランチャイズというライセンス許諾するのみの関係のため、ゲームの開発には関わっていない。

本ゲーム自体も、当時のシリーズにおけるゲームシステムとは全くの別物になっている。


発売元は国により異なり、日本国外とPC版はワーナーブラザーズ・ゲームズから発売されるが、日本向けのゲーム機版はセガが発売する。


ストーリー編集

舞台は19世紀末のホグワーツ魔法魔術学校。5年生として急遽入学することになった主人公は、フィグ教授が手配した迎えの馬車で学校へ向かう道すがら、突如としてドラゴンの襲撃を受ける。混乱の中でフィグ教授と共にポートキーで飛ばされたのは、とある岸壁に打ち捨てられた遺跡。主人公の目に映る不思議な光に導かれて遺跡からグリンゴッツへ迷い込んだ二人は、400年ものあいだ開く事のなかった古い金庫へと辿り着く。

小鬼(ゴブリン)や闇の魔法使いが狙う、魔法界を引き裂きかねない古代の秘密を解く力を持つ主人公は、魔法界の隠された真実を探る危険な旅に乗り出す。


登場キャラクター編集

ブラック校長とピーブズ、一部のゴースト、肖像画を除くと全てが本作オリジナルキャラクター


主人公と同行者(companion)たち編集

主人公 CV:野田てつろう/秋乃

謎めいた古代魔術に通じる力を有している、異例ずくめの5年次中途入学者。入学前後に諸々のトラブルに巻き込まれ、早々に武勇伝を打ち立てる羽目になる噂の新入生。多くの魔法を習得するため、呪文を使うのと同じくらい“使わない”姿勢も問われる。

下級生のような行動制限もないため校外へ足を伸ばす機会も多く、入手する装備によってはかなり奇抜な出で立ちで走り回ることになり、NPCから服装にツッコミが入れられることもあるが、所持済の装備から外観だけを反映させることもできる。

性別、姓名、外見、杖をカスタマイズ可能。組み分け帽子との問答はあるものの、好きな寮を選べる。いわゆる無口系主人公ではなく、多くの人と関わるためにかなり社交的で、探索中の独り言も多い。ちなみにシリーズおなじみの校長先生であるダンブルドアより6学年ほど上。ファンからの愛称はレガ主


ナツァイ・オナイ / Natsai Onai CV:ニケライ・ファラナーゼ

3人の主要な同行者のひとり。自信家で気さくなグリフィンドールの少女で、愛称はナティ。占い学の教師を務める母の転任に伴って、1年前に世界最大の魔法学校・ワガドゥーから転校してきた。


セバスチャン・サロウ / Sebastian Sallow CV:亀山雄慈

同行者のひとり。やんちゃだが義理堅いスリザリンの少年。呪いを受けた双子の妹の治療法を模索しており、闇の魔術に可能性を見出している。


ポピー・スウィーティング / Poppy Sweeting CV:渡谷美帆

同行者のひとり。明るく心優しいハッフルパフの少女。魔法生物への知識と深い愛情を持ち、ホグワーツ周辺に密猟者が跋扈していることを憂いている。


教職員編集

フィニアス・ナイジェラス・ブラック / Phineas Nigellus Black CV:堀総士郎

ホグワーツの校長。気難しく自惚れ屋の純血主義者。近視眼的な世界観と不遜な態度が特徴的。仕事には全く向いていない怠け者で、できる限り働かず、生徒の目に触れないようにすることを目標としている。

始業式では、負傷者が出たことを理由に当年のクィディッチ全面中止を宣言し、生徒たちから顰蹙を買った。

『ハリー・ポッター』シリーズ原作においても、玄孫に当たるシリウス・ブラックによる「ブラック家の祖先の一人」としての言及や、ホグワーツ歴代校長の肖像画の一枚として登場しているものの、シリウスには「ホグワーツ歴代校長の中で、最も人望のなかった人物」と酷評されており、肖像画でも「マグル生まれを『穢れた血』の蔑称で呼ぶ純血主義者の悪癖」「『子供が嫌い』と平然と口にする」とされた人物像は忠実に再現されてしまったようである……

公式キャラクター紹介


マチルダ・ウィーズリー / Matilda Weasley CV:岸本百恵

副校長にして変身術教授。元は魔法省の上級呪い破り。人望が厚く、ユーモアと厳格さを兼ね備えた非常に優秀な魔女。シャープ(魔法薬学)、コガワ(飛行訓練)、オナイ(占い学)の3名は彼女がリクルートしてきた人材。甥っ子のギャレスが現役ホグワーツ生。

公式キャラクター紹介


エイブラハム・ローネン / Abraham Ronen CV:前田弘喜

呪文学教授。陽気で親しみやすい、キラキラした目を持つ好好爺。ゴブストーンが大好きで今の妻ともゴブストーンを介して知り合った。

公式キャラクター紹介


イソップ・シャープ / Aesop Sharp CV:野坂尚也

魔法薬学教授。無愛想で鋭敏だが、決して理不尽ではなく、授業で提示する高難度の課題に対して優秀な結果を出す教え子を心から誇りに思う人物。元・闇祓いで、任務中に相棒を亡くしており、自身も脚に後遺症を負っている。

公式キャラクター紹介


ミラベル・ガーリック / Mirabel Garlick CV:清水彩香

薬草学教授。ロンドンの「マグルだらけの家」で育った。生徒にも同僚にも評判が良い明るく親切な魔女。まだ「好い人(right witch)」はいないが、いつかそういう女性ができたらホグワーツを去ってしまうのではないかと一部の生徒は不安がっている。

公式キャラクター紹介


ダイナ・ヘキャット / Dinah Hecat CV:幸田直子

闇の魔術に対する防衛術教授。元魔法省職員の矍鑠とした老婆。多くの実戦経験を持ち、神秘部で働いていたともっぱらの噂。

原作だと『闇の魔術に対する防衛術』はある人物がかけた呪いによって、教師が一年以上勤続できず、引き継ぎもろくに出来ないせいで、まともな教師がほとんどいなかった。しかし本作はその事件よりずっと前であるため、(時系列的に引退間際とはいえ)長年勤めている彼女の明朗かつ安定感のある教えぶりが新鮮に映るプレイヤーも少なくない様子。

公式キャラクター紹介


バイ・ホーウィン / Bai Howin

魔法動物学(the Beast)教授。幼少期にオカミーと出逢った体験から動物に対して強い畏敬の念を抱いている。金目当てで彼らを狙う密猟者を嫌悪している。


チヨ・コガワ / Chiyo Kogawa

飛行訓練講師。元日本魔法省職員。名誉と信用とルールを重んじる日本人女性。クィディッチ場にいるときと同じ感覚で話すせいで声がクソデカい。規則を破る生徒には厳しいが、熱心さや実力はちゃんと評価してくれる。


カスバート・ビンズ / Cuthbert Binns CV:佐藤せつじ

原作でもおなじみのゴースト教師。やはりこの時代でも魔法史教授であり、やはり彼の授業は退屈である。


ムディワ・オナイ / Mudiwa Onai CV:ニケライ・ファラナーゼ

占い学教授。1年前娘のナツァイと一緒にイギリスへ引っ越してきた。

天賦の才を持つ予言者だが、夫の死は予期できなかった。


サティヤヴァティー・シャー / Satyavati Shah CV:岡田恵

天文学教授。マグル出身の科学好きな魔女。自分の研究と天体のことに熱心で、占い学などの他の教科を「曖昧で頼り甲斐のないもの」だと見なしている。


エリエザー・フィグ / Eleazar Fig CV:佐々木睦

魔法理論教授。元旅人で、非常に知識豊かな魔法使い。亡妻ミリアムに誘われ、魔法省でのキャリアを捨てて古代魔法を探る旅を始めたが、やがて旅に疲れ果て、ホグワーツの教師として腰を落ち着ける。探求を続けていた妻を何者かに殺されており、彼女が遺した道筋を主人公と共に辿ることになる。

主人公の入学に際して事前準備や個人授業を受け持ち、入学後も多少の規律違反には目を瞑ってくれる鷹揚な人物。

公式キャラクター紹介


ノリーン・ブレイニー / Noreen Blainey

校癒。ホグワーツを卒業したての新卒魔女。実務経験ゼロからこの仕事を始めたため、働きながらノウハウを学んでいる最中。


アグネス・スクリブナー / Agnes Scribner

司書長。厳格で規則を重んじる魔女。しかし生徒に本を紹介することには熱心で、生徒が規則を重んじるならば喜んで図書の利用の手伝いをしてくれる。

案外融通も利くようで、許可証を得ていないがどうしても禁書を利用したい場合は相談を受けてくれる。


グラッドウィン・ムーン / Gladwin Moon CV(日本語):佐藤せつじ

管理人。学生時代は人気がある生徒だったが、いつのまにか滑稽なほど傲慢で思い上がった性格になってしまった。ただ本人はそのことに気づいていない。管理人の仕事さえもうまくこなせない。


それ以外のキャラクターについては魔法ワールドの住人一覧を参照。


関連イラスト編集

様々なVtuber達が本作の実況動画を配信しているため、それを反映したイラストも多い。

Dark Lord Pekoraスリザリンみこち

剣持シェリン・リドル🐍


別名・表記ゆれ編集

ホグレガ(邦略称)/ HL(英語略称)


関連タグ編集

スピンオフ アクションRPG 魔法ワールド

  • ハリー・ポッター:ホグワーツの謎:2018年リリース。ゲームとしてのおおよそのコンセプトが共通している。ホグレガのリーク時期を鑑みるとおそらくプロジェクトが発案されたのはほぼ同時期。ただこちらはADV寄りのスマホゲームで舞台は1980年代と100年近く未来の物語
  • ハリー・ポッター:魔法の覚醒:2023年中国国外版リリース予定のスマホゲーム。こちらもゲームとしてのコンセプトがだいたい一緒。容量の制約でホグレガほどディテールの細かいマップやグラフィックは持たないが、代わりにオンライン要素を多分に含む。ホグレガの発売遅延がこちらのリリース遅延にも影響しているのではないかという噂がささやかれている。Magic Awakenedの題はもとはホグレガのリークで知られたものだった。
  • 中村悠一花江夏樹自身のYoutubeチャンネルにて、本作プレイ動画をアップ/配信している。花江氏に関しては、以前からの交友関係もあって、ハリー役の吹き替えを担当した小野賢章氏と共に配信を行っている


関連動画編集

『ホグワーツ・レガシー』 公式アナウンストレーラー


『ホグワーツ・レガシー』State of Play - 公式ゲームプレイが公開


New Hogwarts Legacy Gameplay - Swimming, Flying, Dragons and More!


『ホグワーツ・レガシー』先行レビュー - ファミ通TUBE


ホグワーツ・レガシー - 公式舞台裏


2018年に公開されたリーク動画


外部リンク編集

公式サイト

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