概要
『ウィザーディング・ワールド(魔法ワールド)』の人物。魔法使いの男性。
ロン・ウィーズリーの三番目の兄であり、ロンやハリー・ポッターの4学年上であり、監督生。
プロフィール
Name | Percy Ignatius Weasley
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誕生 | 1976年 8月22日 |
血統 | 純血 聖28一族 |
家族 |
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職業 |
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出身 | ホグワーツ魔法魔術学校 🔴グリフィンドール寮 |
在学中の地位など | |
映画版演者 | クリス・ランキン |
映画版吹替 | 宮野真守 |
容姿
燃えるような赤毛で顔にはそばかすがあり、角縁メガネをかけていて、背が高くひょろっとしている。
これは父親のアーサー・ウィーズリーの特性を引いているものである。
映画版では裸眼となっている。
人物・能力
生真面目な優等生で、悪戯好きの双子の弟フレッドとジョージ、そしてトラブルに巻き込まれて罰則を破るロンには手を焼いていた。
そのため優等生タイプのハーマイオニー・グレンジャーと後述の決別まではウマが合っていた。
更に監督生に選ばれた二人の兄、容姿端麗で学年首席だったビル・ウィーズリーとクィディッチのキャプテンであったチャーリー・ウィーズリーに対して焦りを感じている可能性もある。
優秀な兄たちと手のかかる弟たちに挟まれていたせいか生真面目で仕事熱心だが、野心家で権威に執着する傾向がある。学生時代、自身が監督生や首席であることを必要以上に強調する場面が多々あった。
基本柔軟なウィーズリー家の一員にもかかわらず、(もしくはその反動か)かなり頭が硬い。
ちなみに、ホグワーツの首席は成績1位という意味ではなく、学業・課外活動・人望などを総合的に見て選ぶ「学年の代表」なので、パーシーの優秀さは学業だけにとどまらないことが分かる。
また、ペネロピー・クリアウォーターとこっそり付き合って空き教室でキスをしていたり、関係が大っぴらになった後は「誰かがペネロピーの写真に紅茶をこぼした」と騒いだりと、恋愛に燃える意外な一面もある。
来歴
生い立ち
子沢山で貧乏なウィーズリー家の七人兄弟の三男坊に生まれたが、父のアーサー・ウィーズリー、母のモリー・ウィーズリーから愛情を受けて育つ。
父方の祖父母はセプティマス・ウィーズリーとセドレーラ・ブラックであり、セドレーラはマグル贔屓のウィーズリー家に嫁いだためにブラック家の家系図から抹消されている。
ホグワーツの校長、フィニアス・ナイジェラス・ブラックの玄孫に相当する。
学生時代
ホグワーツ魔法魔術学校在学中はグリフィンドール寮所属。
オリバー・ウッドは同寮の同級生。
卒業後
卒業後は魔法省に就職。上司バーテミウス・クラウチ・シニアに心酔した。
ヴォルデモート復活後、その情報を虚偽とした魔法省を支持し、一時期ウィーズリー家と決別するも、最後は戻ってきて共に死喰い人と闘った。
冗談を飛ばしながらパイアス・シックネスに呪いをかけた。フレッドがそれに笑ったその瞬間、ベラトリックス・レストレンジが起こした爆発が衝突、フレッドは死亡した。
パーシーは彼の遺体がこれ以上傷付かないようにと、死の呪文が飛び交う中で、長い間遺体の上に覆いかぶさっていた。
19年後
オードリーという女性と結婚し娘二人をもうけている。
「ポッターモア 日刊予言者新聞 08 7月 2014『クィディッチ・ワールドカップ決勝戦にダンブルドア軍団再集結』」によれば、魔法運輸部の部長に昇進している。また赤毛には白髪が増え、禿げてきたと報じられた。
政敵はパーシーのことを「つまらぬあら探しをする官僚」と言うが、「一度知り合いになればそんなに悪い人じゃないとわかる」とも言われている模様。
余談
中の人繋がり
日本語吹き替えの宮野真守は『ファンタスティック・ビーストシリーズ』において主人公ニュート・スキャマンダーを演じている。
名前の意味
ウィーズリー家の名前はアーサー王とイギリスの王族の名前が多いため、パーシーの名前は恐らく、アーサー王伝説に登場する聖杯を探し出す純潔の騎士、パーシヴァルに由来するものと思われる。パーシーヴァルはアルバス・ダンブルドアの
ミドルネームでもあり、父親の名前に因んでいる。
ミドルネーム
パーシーのミドルネーム、イグネイシャスはルクレティア・ブラックの夫であるイグネイシャス・プルウェットに因むと考えられる。
イグネイシャスはモリーの父親の兄弟と考えられ、パーシーからすると大おじに相当する。
モリーがイグネイシャスの名前を名付けた理由は、おじ夫妻に子供ができなかったことや、アーサーと駆け落ちをした彼女に何らかの支援をしてくれたことが考えられる。
パーシーは大おじ夫妻とどの程度の関りがあるのかは不明だが、彼はオードリーとの間に儲けた娘をモリーとルーシーと名付けており、前者は母の名前に因んでおり、後者は大おばのルクレティアの愛称に因む可能性がある。