概要
ハリー・ポッターシリーズ及び世界観を共有する作品群に登場する魔法使い。
シリーズの主人公ハリー・ポッターの親友、ロン・ウィーズリーの三番目の兄であり、ハリーがホグワーツ魔法魔術学校に入学時に監督生となっていた。
出自
本名パーシー・イグネイシャス・ウィーズリー。
子沢山で貧乏なウィーズリー家の七人兄弟の三男坊に生まれたが、父のアーサー・ウィーズリー、母のモリー・ウィーズリーから愛情を受けて育つ。
父方の祖父母はセプティマス・ウィーズリーとセドレーラ・ブラックであり、セドレーラはマグル贔屓のウィーズリー家に嫁いだためにブラック家の家系図から抹消されている。
ホグワーツの校長、フィニアス・ナイジェラス・ブラックの玄孫に相当する。
容姿
燃えるような赤毛で顔にはそばかすがあり、角縁メガネをかけていて、背が高くひょろっとしている。
これは父親のアーサー・ウィーズリーの特性を引いているものである。
映画版では裸眼となっている。
性格
生真面目な優等生で、悪戯好きの双子の弟フレッドとジョージ、そしてトラブルに巻き込まれて罰則を破るロンには手を焼いていた。
そのため優等生タイプのハーマイオニー・グレンジャーと後述の決別までは話が合っていた。
更に監督生に選ばれた二人の兄、容姿端麗で学年首席だったビル・ウィーズリーとクィディッチのキャプテンであったチャーリー・ウィーズリーに対してコンプレックスを抱いているとも考えられる。
優秀な兄たちと手のかかる弟たちに挟まれていた所為か生真面目で仕事熱心だが野心家で権威に執着する傾向があり学生時代、自身が監督生であることを必要以上に強調する場面が多々あった。
基本柔軟なウィーズリー家の一員にもかかわらず(もしくはその反動か)かなり頭が硬い。
来歴
ホグワーツ魔法魔術学校在学中はグリフィンドール寮所属。
5年生でホグワーツ監督生となり、7年生では首席
オリバー・ウッドは同級生。
卒業後は魔法省に就職し、バーテミウス・クラウチ・シニアに心酔した。
ヴォルデモート復活後、その情報を虚偽とした魔法省を支持し、一時期ウィーズリー家と決別するも、最後は戻ってきて共に死喰い人と闘った。
冗談を飛ばしながらパイアス・シックネスに呪いをかけた。フレッドがそれに笑ったその瞬間、ベラトリックス・レストレンジが起こした爆発が衝突、フレッドは死亡した。
パーシーは彼の遺体がこれ以上傷付かないようにと、死の呪文が飛び交う中で、長い間遺体の上に覆いかぶさっていた。
余談
中の人繋がり
日本語吹き替えを担う宮野真守はファンタスティック・ビーストシリーズにおいて主人公ニュート・スキャマンダーを演じている。
名前の意味
ウィーズリー家の名前はアーサー王とイギリスの王族の名前が多いため、パーシーの名前は恐らく、アーサー王伝説に登場する聖杯を探し出す純潔の騎士、パーシヴァルに由来するものと思われる。
パーシーヴァルはアルバス・ダンブルドアのミドルネームでもあり、父親の名前に因んでいる。
ミドルネーム
パーシーのミドルネーム、イグネイシャスはルクレティア・ブラックの夫であるイグネイシャス・プルウェットに因むと考えられる。
イグネイシャスはモリーの父親の兄弟と考えられ、パーシーからすると大おじに相当する。
モリーがイグネイシャスの名前を名付けたのはおじ夫妻に子供ができなかったことと、アーサーと駆け落ちをした彼女に何らかの支援をした可能性がある。
パーシーは大おじ夫妻とどの程度の関りがあるのかは不明だが、彼はオードリーとの間に儲けた娘をモリーとルーシーと名付けており、前者は母の名前に、後者は大おばのルクレティアの愛称形に因むと考えられる。
関連イラスト
関連タグ
ハリー・ポッターシリーズ ウィーズリー兄弟
ペネロピー・クリアウォーター パーペネ
バーテミウス・クラウチ・シニア
ニュート・スキャマンダー……声が同じ