ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

コーネリウス・ファッジ

3

こーねりうすふぁっじ

『ウィザーディング・ワールド(魔法ワールド)』の人物。『ハリー・ポッターシリーズ』1巻~5巻のイギリス魔法大臣。

プロフィール

NameCornelius Oswald Fudge
  • コーネリウス・オズワルド・ファッジ
血統純血または半純血
家族妻帯者(クラウチ・シニアの発言より) 詳細不明
出身おそらくホグワーツ魔法魔術学校 寮不明
映画版演者ロバート・ハーディ
映画版吹替篠原大作

容姿

背が低くて恰幅が良く、頭髪はくしゃくしゃで白髪。またライムグリーン山高帽を愛用する。

来歴

純血あるいは混血のファッジ家に誕生。

学校卒業後、魔法省へ入省。

魔法事故・惨事部の次官にまで出世。ピーター・ペティグリューマグルの大量死の現場を見ている。(実際はピーターは死んでいなかったが)

その後ミリセント・バグノールド(レイブンクロー出身魔女)から引き継ぐ形で1990年に魔法大臣になった。これは有力な大臣候補であったバーテミウス・クラウチ・シニアの失脚を受け、更にアルバス・ダンブルドアも推薦を固辞したが故の、いわば繰り上がり人事であった。

それ故ファッジは魔法大臣を務められる自信がなかったようで、当初はダンブルドアにひっきりなしに助言を求めに来ていた。

しかし途中で権力の味を覚えたのか、自らの地位と安寧に拘泥。ダンブルドアを自らを脅かす敵とみなすようになる。決定的な決別のきっかけは1994年度、リドルの墓場から生還したハリーの言葉をダンブルドアが信じ、ヴォルデモートの帰還を主張したこと。

自身の治世で闇の帝王が復活したなどという醜聞を認めたがらなかったファッジは、この情報が嘘であると真っ向から否定。ヴォルデモートが本当に復活したかどうかの真偽を巡ってダンブルドアと対立する。

また、そこまで過激ではないがファッジ自身も純血主義者であるとダンブルドアに語られており、対立の原因は今回の一件に始まった事ではなかった事が窺える。

その後ファッジはドローレス・アンブリッジ上級次官をホグワーツに送り込み、ダンブルドアへの牽制を行う。

  • 日刊予言者新聞に圧力をかけハリーやダンブルドアを貶める偏向報道をさせる
  • ホグワーツの生徒がダンブルドア側の戦力にならないよう「闇の魔術に対する防衛術」の指導要領を座学のみにする
  • ヴォルデモートと死喰い人らが密かに起こしていた事件の罪を冤罪で逃亡中のシリウス・ブラックに擦り付ける
  • 遂にはダンブルドアを校長から解任して後釜にアンブリッジを据える

といった暴挙を尽くした。

しかし、この愚行が原因でハリーたちは「ダンブルドア軍団」を組織し独自に防衛術の訓練を行い、信頼していたアンブリッジは権力を笠に着てさらなる暴走を繰り返す事態になる。

このゴタゴタの間に力をつけたヴォルデモートが魔法省に現れた事で、身をもって自らの間違いを知ることとなった。

最終的には荒ぶる世間の声を受けて辞任、闇祓いルーファス・スクリムジョールに大臣を託し、自らはマグルの英国首相との外交の顧問としての役割にのみ残留した。

ハリー・ポッターと謎のプリンス』終盤でダンブルドアの葬儀に出席して以降出番はなく、最終的な消息は不明。

ファッジの事なかれ主義のせいで魔法界はヴォルデモートへの対処が一年近く遅れたわけであり、これが魔法省陥落の一因でもある。『ハリー・ポッターシリーズ』全体で見ても割と上位の戦犯の1人。

このことからファンからは「闇の印が無い死喰い人」「ヴォルデモートに最も貢献した死喰い人」「名誉死喰い人」などと呼ばれることも。

前述の通り最終的に世論の要求を受け辞任したが、本人曰く、自分の任期中にこれほど魔法界がまとまったことはないとのこと。

流石に可哀想な気もしなくもないが、彼が(特にハリーやダンブルドアに)したことを考えれば、社会的に抹殺されることは残念でもないし当然である。

人物

良くも悪くも人間臭い人物。

人並みの思いやりや善性、親切心を持つが、小心者で自己保身に走りやすく権力欲も強い。

ハリーに対して当初は特に厳しい態度をとったりせず、彼がドビーに巻き込まれたりマージ・ダーズリーを無意識の魔力の暴発で膨らまして飛ばした時も、特に問題視しなかった。

またシリウス・ブラックの冤罪を知らなかったため、「もしハリーが自身のの親友が父を裏切り、ハリーを孤児にした張本人だと知ればハリーはどれだけ傷付くだろう」と嘆くシーンすらあるなど、基本的な人間性は決して悪人ではないと言える。

ただしハリーの問題行為を見逃したのはどうも人の良さというよりも事なかれ主義から来ているようで、自らの体制が脅かされそうな気配を感じてからは被害妄想に陥り、陰湿で攻撃的な面も見せるようになった。

また名門マルフォイ家の当主ルシウス・マルフォイから献金や助言を受けており、彼には頭が上がらない。それ故純血を優遇することもあったようだが、魔法省は伝統的に元々純血優先な政策を取っており、彼だけの責任であると追及する事はできない。

まぁ言ってみればよくいる「汚い大人」「世間に染まった大人」であり、悪人でこそないが不死鳥の騎士団のメンバーのような高潔さも持ち得ない一般社会人の代表とでも言える人物である。

コメント

コメントが未記入です

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

すべて見る
  • (修正後)ホグワーツ教員採用録・1993年編

    ダンブルドアが、3巻の教師を任命した時のお話です。 ルーピンを雇った理由は、 ・城に吸魂鬼が来ているから ・薬が開発されたから などでしょうかね… そもそもルーピン雇ったのは脱獄事件の前なんでしょうか…後なんでしょうか…とても気になります。 よろしくお願いいたします。 (お知らせ) 2014/2/17 本文を修正しました。 実質上、「アルバス・ダンブルドアの思考を追うシリーズ・3巻前編」の扱いにしました。 (追加) 2014/3/6 参考→「ポッター夫妻の死に関する考察」 http://twishort.com/y4Mec ●ジェームズ自らが秘密の守人にならなかった理由 大きな理由を言えば、おそらく、忠誠の術には、守人自身の秘密を守る効果はないと思われる。 (理由) ・「守人が死んだら、打ち明けられていた者全員が守人になる」という性質上、守人自信の秘密を封印するのは無理かなと ・ポタモアにも「秘密の守人は危険」と書いてある ・もしジェームズ自身が守人になることでうまくいくのなら、ダンブルドアがそう提案するはず ●シリウスがリーマスを疑ったということについて おそらく、以下のような理由 ・リーマスが服従の呪文で操られているのではないかと疑っていた (後にシリウス自身が、たくさんの人が操られていて、家族や友達が信用できない時代だったと言っている) ・おそらく、「裏切り者がリーマス」だという確信はなかった。 シリウスの「友を裏切るくらいなら死ね」なんていう容赦のなさを見る限り、リーマスが裏切り者だと確信していたら、問い詰めると思う ポッター夫妻の情報を流せる者は、同級生以外の騎士団やバチルダも該当すると思うから、「騎士団の誰かが、操られて情報を流している…リーマスも容疑者の1人?」という認識だった ・リーマスにはスパイの能力があったから(後に実際に人狼軍団でスパイしてる)。ワームテールはそんなこと無理と思っていたから。 「死喰い人からすれば、ワームテールなんかを仲間に招き入れたり、操って利用したりするはずない。それよりはリーマスを利用する可能性が高いか?」と思ったのかも 以上のような理由が組み合わさったものだと思います。 この作戦は、「本当の守人」を知られてはならないので、リーマスにも本当のことを言えないのは仕方ないのです。
  • 闇を祓う者達

    闇を祓う者たち~神秘部の戦い:外伝~

    戦いには参加してないですけど、その事後処理に駆けつけた闇祓いたちが気になって気になって仕方がなかったのが私です。多少タイトル詐欺かも、許してください。 【捏造ポイント】 ・ファッジが妻帯者である ・守護霊による伝言の使い道 ・ウィリアムソンのファーストネーム ・マッドアイの守護霊事情 ・スクリムジョールやファッジの自宅描写 ・神秘部の戦い当日の魔法省の状況 …………………等々。細かいこと言い出したらキリがないです。 わーい、捏造ばっかりだー!それでもいいぞー!な人のみ、私の見ている幻覚をシェアしてあげてください。 素材、お借りいたしました!【https://www.pixiv.net/artworks/83725141】
    12,073文字pixiv小説作品
  • コーネリウス・ファッジと黒い太陽

    知ってはいけない事実を知ってしまう話。実在した政治家のメージャーさんごめんなさい。

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

コーネリウス・ファッジ
3
編集履歴
コーネリウス・ファッジ
3
編集履歴