概要
『ウィザーディング・ワールド(魔法ワールド)』の人物。魔法使いの男性。
『ハリー・ポッターシリーズ』に登場。
魔法省に所属する闇祓いであると同時に、不死鳥の騎士団のメンバーでもある。
ハリー・ポッターたちをサポートする、頼りになる大人。
プロフィール
Name | Kingsley Shacklebolt
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異名 | ロイヤル(『ポッターウォッチ』にて) |
血統 | 純血 聖28一族 |
所属 | |
守護霊の形態 | 🐈山猫 |
映画版演者 | ジョージ・ハリス |
映画版吹替 | 立川三貴 |
容姿
黒人。大柄で肩幅が広い。
スキンヘッドにしており、耳に金のイヤリングをしているというエキゾチックな風貌。
映画版では青い着物のようなローブを着用し同色の帽子を被っているが、原作でも同様の服装なのかは不明。
二次創作では、メイン画像のようにやや色白に描かれることが少なくない。
年齢は不明だが、同じく闇祓いで騎士団のメンバーであるニンファドーラ・トンクスより歳上であり、ジェームズ・ポッターたちを知っていることからいわゆる親世代に近い年齢の人物だと考えられる。
二次創作ではアーサー・ウィーズリーやルシウス・マルフォイらの同期として描かれる事が多い。また、学生時代はロングの派手髪という設定も多い。
人物・来歴
冷静かつ温厚。低く人を落ち着かせるようなトーンの声で話す。
格の高い純血家系の出身だが、マグルやマグル生まれに対する偏見は微塵も抱いていない。
そればかりかあのバーノン・ダーズリーをして、「奴は例外」と言わしめる程にスマートにマグルに擬態することができる。バーノンは自分たちの護衛として彼を指名した。
キングズリーはその時にはイギリス首相の護衛の任務に就いていたので希望は通らなかった。
首相付きの秘書として人の倍の仕事をこなし、その人柄もあって首相に魔法使いだと知られた上でも「キングズリーを手放すつもりはない」とまで言われていた。
闇祓いなだけあって戦闘力も非常に高く、間違いなく上位レベルの実力者。
作中では数ある戦いに参加しており、神秘部の戦いでは死喰い人のオーガスタス・ルックウッドを瞬殺。(その後はベラトリックス・レストレンジと戦い、敗北するが生き残る。)
七人のポッター作戦では、ハリーに変身したハーマイオニー・グレンジャーに同行し、五人の死喰い人に襲撃されたが、ハーマイオニーとの共闘で内三人を倒して、無事に隠れ穴に到着する。
ホグワーツの戦いでは、ホグワーツ陣営の実質的な最高指揮官としてミネルバ・マクゴナガルと共に指揮を執った。戦いの終盤においては、ヴォルデモートを相手にミネルバ・マクゴナガル、ホラス・スラグホーンと共に渡り合ったが、ベラトリックス・レストレンジの死によって激怒したヴォルデモートによって、三人纏めて吹き飛ばされてしまった。しかしその後も生存して、無事に最終決戦を乗り切っている。
実は不死鳥の騎士団には比較的最近になって新たに加入したばかりの新人である。以降は魔法省の情報を騎士団に伝えるスパイとしても働く。また、シリウス・ブラック追跡の指揮官という立場を利用して、魔法省にはシリウスはチベットにいるという嘘の情報を流していた。
ヴォルデモートによって魔法省が掌握されて以降は逃亡生活を送り、ラジオ『ポッターウォッチ』にも参加してレジスタンス活動をしていた。
終戦後は魔法大臣となり、ヴォルデモートによって総崩れとなった魔法省の復興と、同時にそれまでの腐敗の温床だった組織の改革に尽力した。アズカバンの看守を吸魂鬼から人間へ変更した。
まさに人物的にも能力的にも非の打ち所がなく、権威主義者や事なかれ主義者がほとんどの魔法省における数少ない良心的存在である。
(キングズリーの他には、闇祓いの後輩であり騎士団の同志であるニンファドーラ・トンクス、それにアーサー・ウィーズリーやアラスター・ムーディなど数える程度しかいない。)
人としての正負の面がはっきりと描かれがちな『ウィザーディング・ワールド(魔法ワールド)』の人物の中でも希少な聖人のひとりであろう。
ちなみに出身の魔法学校や寮は不明。二次創作ではレイブンクローに設定されることが多い。
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