ピクシブ百科事典

純血(ウィザーディング・ワールド)

ぴゅあぶらっど

ウィザーディング・ワールドにおいて非魔法族「マグル」やマグル生まれの血が入っていないことを自称する一族。魔法界の旧支配者階級。
目次[非表示]

「純血よ永遠なれ」

概要

ウィザーディング・ワールドにおける魔法族の中で、純粋な魔法使い・魔女しか輩出していない、もしくはそれらの者たちとしか親戚関係を結んでないとされる一族。魔法界の旧支配者階級であり、依然としてのその権威は残る。英語では「ピュアブラッド」。

ほとんどの人が勘違いしていること

魔法使いと魔女の夫婦からマグル(魔法使いではない者)の血が混じっていない個人、一族のみで続いてきた家系を指す単語。

……と、ほとんどの人が盛大に勘違いしている。

実際はそのような家系は少なくとも1990年代(ハリポタ本編)では完全に絶滅している。

では純血とはいったい何なのかと言えば、「純血だとされている」家系に過ぎない。
あのマルフォイ家ブラック家ですら全く純血ではなく、単にスクイブやマグルとの結婚者を家系から排除してきただけに過ぎない。
(更にマルフォイ家に至っては、元々はマグルと癒着して金を稼いでいた。)

つまり純血とは実際の血の純度どうたらの話では全くない。
単なる思想(イデオロギー)の表明、あるいはかつては本当に純血だった、魔法界の歴史ある姓を受け継いでいるという事実に過ぎない。

マグルとの交友に積極的なウィーズリー家が純血と呼ばれているのは、後者のパターンであるからである。
(例えばロンはマグル生まれのハーマイオニーと結婚したが、その娘であるローズの血統はいったい何になるのだろうか?
父の姓ウィーズリーを名乗れば純血であるし、母の姓グレンジャーを名乗ればマグル生まれとして見られるだろう。)

まとめよう。
純血とは生物学的な血の純度を指しているのではない。魔法界における名字の歴史や格なのだ。

だから、純血の名門聖28一族にマグルやマグル生まれとの結婚者が混じっていようが、それが大っぴらでなければ純血主義者やその権威に与りたい者たちにとっては無視できる誤差である。
むしろ聖なる一族に連なっているという世間における権威=イメージが大切なのであり、細かい事実=ファクトはどうでも良いのだ。
(多くの思想や主義というものはそういうものである。ハリポタの読者の中にも「ロンの母モリーは純血だから強く、ベラトリックスを倒せた」だとか「マルフォイ家やブラック家は純血だから美形」という勘違いをしている人がいるが、まさに純血主義者と同じ思考パターンである。)

だからヴォルデモートが混血なのに純血を率いていたことは全く不自然ではない。

純血思想の歴史

この概念が魔法界に浸透したのはホグワーツ魔法魔術学校を創設した 四人の魔法使いのひとりであるサラザール・スリザリンの思想が発端とされている。
スリザリンはマグルへの不信、差別感情が強くマグル出身の生徒を教えることを反対していた。

出自によって魔法使いを差別するスリザリンの思想は、当時の魔法使いの大半が、異常で偏った見解だととらえていた。
当時の文献を読むと、マグル生まれは魔法界に受け入れられていたのはもちろん、優れた才能の持ち主と見なされることも少なくなかった。

しかし、1692年に国際機密保持法が施行され、マグルによる迫害を逃れた魔法使いがその存在を秘密にするようになると、魔法界の見解に変化が生じる。
当時は魔女や魔法使いにとって苦難の時代で、マグルとの結婚も、かつてないほど落ち込んだ。
その主な理由は、マグルと結婚すれば魔法使いだと気づかれることは避けられず、そうなれば、魔法界の法律の重大違反を犯すことになる。

そんな疑念と恐怖と怒りが渦巻く状況下で、純血主義は支持者を増やし始める。
純血主義に染まったのは概して、国際機密保持法に最も激しく反対し、マグルと全面戦争すべきだと主張したタカ派であった。
やがて、マグルとの婚姻は単に機密保持法に抵触するリスクがあるというだけでなく、自然の摂理に反した恥ずべき行いであり、魔法使いの血を「汚染する」ことになるのだと訴える魔法使いも、次第に増えていった。

聖28一族の選定

20世紀初頭からマグルとの融和(表立ってではないが)が進み、純血思想を公然と表明することは憚られるようになった。しかしマグルの血が入ることを避けたい純血家系は多かった。

1930年代の初頭、匿名の著者による『純血一族一覧』という本がイギリスで出版される。
この本を執筆したカンタンケラス・ノットにより、間違いなく純血の血筋であると認定された28の一族が、「そうした一族が純血を保つのを助ける」目的で、リストアップされていた。
それが「聖28一族」である。
英名では「Sacred Twenty-Eight

マグル生まれを平然と家系図に加えるウィーズリー家が純血に数えられているのは「少なくとも本家筋は純血であるため、血を裏切る者(上記の通りマグルを家系図に加える家系ということ)であるからといって排除すると他の純血の正当性がなくなるから致し方なく」という理由がある
尤もウィーズリー家は純血呼ばわりを不服に思っており、純血の家からマグル生まれに嫁ぐものやスクイブ(魔法を使えない魔法族)が生まれると家系図から抹消することを皮肉って「じゃあこの前会ったウィーズリーを名乗るおじさん(マグル生まれ)は何者なのか」とネタにしている

しかし前述したように、アルバス・ダンブルドアシリウス・ブラックなどが言うように、本当に純血のみで構成される一族はもはや存在せず、混血やスクイブはどんな家系にもいる。それらの家系はマグルと結ばれた者やスクイブなどの存在を家系から抹消する事で純血の一族を維持しているに過ぎない。

そもそもの話として僅か28家しかない純血を長年保ち続けるのは無理があり、ハリーの世代ですら既に全28家が親戚かつ血を裏切る者として謗られているウィーズリー家すら純血の維持のために嫁ぎ先から排除できない状況で、ここまで狭い家系図だと近親交配による障害児や奇形児の多発等の血の呪いが避けられない。

そのため実はどの家庭も純血同士の子と偽り、マグル生まれと結婚し家系図から抹消された者の子供を引き取る形でマグルの血を入れており、これを行っていない真の意味での純血は兄弟同士などの近親交配のみを繰り返して家を繋いでいたゴーント家のみとなっている。

さらに言うなら件の「純血一族一覧」すら独自調査によるものであるため、「この28家は間違いなく純血である」という主張を裏付けられる信頼に足る根拠に乏しいため「純血に数えられていないが実は純血」の家が見逃されていたり、「純血に数えられているが純血認定以前は実は純血でもなんでもない」家が紛れている可能性は少なからず存在する。実際、一覧作成前にマグル生まれの魔女を迎え入れたオリバンダー家を純血として記すなどとんでもなく雑。
ただし、繰り返すが純血主義者たちにとってはそれで問題ないのだ。

聖28一族一覧

詳しくは該当項目を参照。

  • アボット
  • エイブリー
  • ブラック
  • ブルストロード
  • バーク
  • カロー
  • クラウチ
  • フォウリー
  • フリント
  • ゴーント
  • グリーングラス
  • レストレンジ
  • ロングボトム
  • マクミラン
  • マルフォイ
  • ノット
  • オリバンダー
  • パーキンソン
  • プルウェット
  • ロジエール
  • ロウル
  • セルウィン
  • シャックルボルト
  • シャフィク
  • スラグホーン
  • トラバース
  • ウィーズリー
  • ヤックスリー

他の純血・旧家一覧

聖28族にこそ選定されていないものの、魔法史の時代から今に至るまで姓を残していたり、純血王族ブラック家と交わっていたりする「旧家」を挙げる。※ペベレル家など遥か昔に氏が絶えたものは省略

  • ポッター
  • スキャマンダー
  • マクラーゲン
  • ダンブルドア
  • ムーディ
  • スクリムジョール
  • ブート
  • ゴールドスタイン
  • スミス
  • ボーンズ
  • ディゴリー
  • マッキノン
  • フォーセット
  • プリンス
  • クラッブ
  • スナイド
  • マクファスティー

など

関連記事

親記事

子記事

兄弟記事

pixivに投稿された作品 pixivで「純血(ウィザーディング・ワールド)」のイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 19301

コメント