映画版演者:マーク・ウィリアムズ
映画版吹替:梅津秀行
概要
『ウィザーディング・ワールド(魔法ワールド)』の人物。魔法使い。男性。純血。
ロン・ウィーズリーらウィーズリー兄弟の父。妻はモリー・ウィーズリー。
イギリス魔法省で「マグル製品不正使用取締局」の局長を務めているが、実質は窓際部署で給料も高くない。
なにしろ局員はアーサーとパーキンズの合わせて二人しかいないのである。
妻のモリーや長男のビル・次男のチャーリーと共に不死鳥の騎士団のメンバー。アルバス・ダンブルドアの支持者である。
モリーとは中年になっても愛称で呼び合うくらいに円満の愛妻家。
穏和な性格で普段は妻の尻に敷かれているが、いざという時は頼りになる。
マグル好きでありマグル製品・文化に並々ならぬ関心を抱いている、いわゆるオタク。
経歴
生い立ち
1950年2月6日、ウィーズリー家の純血の魔法使いセプティマス・ウィーズリーと、ブラック家の純血の魔女セドレーラ・ブラックのもとに生まれる。両者とも聖28一族。
アーサーには兄弟が二人いたが、詳細は不明。(ビリウス・ウィーズリーがその一人である可能性はある)
母セドレーラは純血至上主義のブラック家出身であり、「血を裏切る」ウィーズリー家に嫁いだため実家とは絶縁状態になっている。いわゆる駆け落ち。
学生時代
ホグワーツ魔法魔術学校ではウィーズリー家の伝統に従いグリフィンドール寮に所属。
ジェームズ・ポッターらマローダーズや、犬猿の仲であるルシウス・マルフォイよりも年上であり、彼らの先輩として学生時代を過ごした。
同じグリフィンドールで聖28一族プルウェット家の娘であるモリーと交際。彼女との朝帰り中に、当時の管理人アポリオン・プリングルに見つかり、罰として折檻を受けてしまい、その結果受けた当時の痣が今でも消えずに残っているらしい。
卒業後
卒業後は魔法省に勤務。モリーと結婚すると6男1女の子供たちをもうけた。
ちなみに駆け落ちのような形での急いだ結婚だったらしい。
ルシウスら純血主義者の圧力と戦いながら、「マグル保護法」をはじめマグル関係の法律を幾つか制定している。
ヴォルデモート最盛期には妻モリーの兄弟であるギデオン・プルウェットとフェービアン・プルウェットが不死鳥の騎士団に参加。しかしアントニン・ドロホフらの手にかかり二人とも戦死してしまう。この頃はプルウェット家以外にもマッキノン家やボーンズ家など反ヴォルデモート派の旧家が次々と攻撃を受け、壊滅かそれに近い惨状であった。
この頃アーサーがギデオンとフェービアンのように騎士団員だったかは定かではない。
(アルバス・ダンブルドアやアラスター・ムーディ、ルビウス・ハグリッドらとはかねてから交友があるようなので、騎士団員ではなくともダンブルドアと近しかったことは確かである。)
ヴォルデモート復活後は家族と共に再編された騎士団に参加。魔法省のコネなどを生かしてダンブルドアをサポートした。
1995年はナギニに襲われるも、生還。
1997年には昇進し、「偽の防衛呪文ならびに保護器具の発見ならびに没収局」局長に就任している。
ホグワーツの戦いにも参加。
人物・能力
大のマグル贔屓。ただしマグルに関する仕事をしている割には、その知識は一般の魔法使いより多少マシな程度である。
子供たちをよく見ており、信頼している。モリーが世話焼きで心配性なのとは対照的。
ホグワーツ時代はスラグ・クラブに呼ばれない(魔法界でも有名な純血一族のウィーズリー家の出身で、魔法省に就職できるほどの秀才だったのだから呼ばれてもなんらおかしくないはずなのだが)などあまりパッとしなかったようだが、ルシウスと別ベクトルでコネクション作りの力があり、魔法省では様々な人物に慕われている。
外見
ウィーズリー家の例に漏れず赤毛。少しハゲていて眼鏡をかけた中年。
なお二次創作での学生時の姿は短髪になったビル・ウィーズリーというべき美青年に描かれることが多い。確かにウィーズリー家はブラック家の血を汲んでおり、美形寄りの遺伝子である。