概要
空を飛ぶ天馬で最も高速で飛行する生物の一つ。
骨と皮だけのような痩せ細った黒い身体に、ドラゴンのような翼で空を飛び、背中に乗った者の心を察知し、10秒で時速150マイルに達する競技用箒ファイアボルトすら上回る速度で目的地に迷う事なく連れて行く。
魔法省から危険生物認定を受けているが、知能は高く、ホグワーツの馬車馬として複数飼育されている。
また、シリーズ重要アイテムニワトコの杖の芯にはセストラルの尾毛が使われている。
セストラルの姿を見たものたち
「死(基準は不明)」を目撃し、受け入れた者だけが目視できる性質を持つこの不気味な天馬を認知できる者は多くはない(近くで人が死んだとしても直接目撃しなければ見えない)が、「目視できない」だけで触ったり背中に乗る事はできる。
シリーズ内で明確に見たのは以下の4名のみ。
- ハリー・ポッター……三大魔法学校対校試合の最中、セドリック・ディゴリーが目の前でピーター・ペティグリューに殺害。なお、ハリーが見えるようになったのは不死鳥の騎士団以降。
- ルーナ・ラブグッド……7歳(映画では9歳)の時に母親が魔法実験に失敗して死亡
- ネビル・ロングボトム……祖父の死を目の当たりにしている
- セオドール・ノット
余談
本編のおよそ100年前を描いたスピンオフゲーム、ホグワーツ・レガシーの序盤に登場。
ドラゴンに主人公の乗る馬車の後部座席ごと同乗者を噛み砕かれた時に、虚空から滲み出るように姿を現す(主人公が「死」を目撃し、受け入れたため)、という原作を読み込んだファンならニヤリとできる演出がされている。
………ついさっき出会ったばかりとはいえ、目の前で人が食われたことをすぐに受け入れる主人公のメンタルも中々のものである。
関連タグ
ハリポタ ウィザーディング・ワールド
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