概要
“生ける経帷子(リビング・シュラウド)”の別名を持つ熱帯地域原産の魔法生物の一種。
危険レベルはXXXXX(魔法使い殺し・飼いならすことは不可能)。
後述する危険な特徴から“闇の生物”ではないかと考察されている。
人の影が実体化して黒いマントを被ったような容姿をしており、一見すると吸魂鬼(ディメンター)に酷似した姿をしているが、ディメンターには実体が有るのに対し、レシフォールドには実体がなく、黒いマントのような体が有るのみとなっている。
加えてディメンターは魔法省が管轄し制御しようとしている事からも分かるように、ある程度なら意思疎通が可能である。一方でレシフォールドは意思疎通する事も不可能である。
夜行性で肉食の非常に危険な魔法生物であり、地面を滑りながら移動し、寝ている人間に覆い被さって窒息死させてその肉を食らう。
夜行性で全く音を立てずに移動して寝込みを襲うため、大抵気付いた瞬間にはもう9割方手遅れという非常に恐ろしい存在。
普段は厚さが13mm位の薄っぺらだが、人を消化吸収した直後はもっと厚くなる。
襲われて助かった者は1人しかおらず、その際「麻痺せよ」などの呪文は全く効果が無く、最後の力を振り絞って唱えたエクスペクト・パトローナムで撃退に成功した。
そのためディメンター同様守護霊が唯一の対抗手段ではあるが、上述の通り気付いたときには手遅れなことが殆どのため、対処法と言って良いかは微妙(窒息前に目を覚まし、即座に状況を理解した上でプラスの思考で頭を埋め尽くし、呼吸のできない状況で杖を取って無言呪文(高難易度)によって守護霊の呪文(高難易度)を放つ)...並大抵の魔法使いでは到底不可能である。
唯一の救いは生息数、生息地ともに少ない所だろう。
全く痕跡を残さず退散するため、正確な犠牲者数は不明。そのためレシフォールドに襲われたように工作して蒸発する人もいるらしい。