概要
ウィザーディング・ワールドに登場する魔法生物。初出は「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」。
外見
ゾウ並みに巨大なネコ科の魔法生物。縞模様が入った5色の体にふさふさとしたたてがみ、上に向かって曲がった4本の牙、手足に長くて鋭い爪を持ち、体に比べて不釣り合いなほど長い尻尾を生やしている。体は大きいものの、体毛の割合が多いためにそれらを除いた実際の体格はかなり細身。
生態
中国原産の魔法生物で、漢字では「騶虞(すうぐ)」と書く。
力が強いうえに極めて動きがすばやく、1日でなんと1,600キロメートルも移動することができる。劇中では実際に屋内から一瞬にして屋外の離れた場所へと移動しているが、描写からすると一種のテレポート(姿現し/姿くらまし)能力も備えている可能性がある。
習性はネコ科の動物らしく、鳥を模した玩具(所謂猫じゃらし)を見せられると反応して飛びついたり、気に入った人間相手なら体格差を気にせずじゃれついたりと可愛らしい面もある。
活躍
劇中ではパリのサーカスで見世物にされていた雌の個体が登場。狭い檻の中に閉じ込められた上に首輪をつけられた状態でいたが、ショーの最中に起こったアクシデントによる騒動のどさくさに紛れて脱走。後にパリの街中に出現したが、ニュート・スキャマンダーによってトランクの中へと回収される。
サーカスでの劣悪な経験も影響して人間不信であったが、首輪をニュートに解除してもらってからは彼を気に入り、追っ手から逃げる為に協力したり事あるごとに彼にじゃれついたりしている。