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ゲラート・グリンデルバルド

げらーとぐりんでるばるど

「ゲラート・グリンデルバルド」とは、『ハリー・ポッター』シリーズ及び『ファンタスティック・ビースト』シリーズに登場するキャラクターである。
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“あの男というのは当然ながら、ゲラート・グリンデルバルドの事です。もしもヴォルデモート卿が次の世代に現れなかったとしたら、彼こそが100年ぶりに現れた歴史上最も強力で邪悪な魔法使いでした。”



「法律のせいで、我々は溝鼠のようにこそこそと、本当の自分を押し殺して生きねばならない。ひとつお聞きしたい、議長。皆に聞きたい。誰を守るための法だ?我々か? 彼らか?」



「殺すがいい、ヴォルデモート!私は死を歓迎する。お前の理解していないものの、何と多いことか……」

概要

「ゲラート・グリンデルバルド」とは、『ハリー・ポッター』シリーズおよび『ファンタスティック・ビースト』シリーズに登場する魔法使い。ヴォルデモートに次いで歴史に爪痕を残した闇の魔法使いであり、アルバス・ダンブルドアのかつての親友。魔法族が正体を非魔法族へ表し、彼らを屈服させることをイデオロギーにヨーロッパを中心とした動乱を引き起こした。

1998年、ヴォルデモート卿からニワトコの杖とダンブルドアを守ろうとして殺害される。

プロフィール

GELLERT GRINDELWALD


名前 Gellert Grindelwald (ゲラート・グリンデルバルド )
演者 ジェイミー・キャンベル・バウアー(若年期/ハリポタ)、ジョニー・デップ(中年期/ファンタビ)、マイケル・バーン(老年期/ハリポタ
CV 平田広明(中年期/ファンタビ)、大木民夫(老年期/ハリポタ)
種族人間 魔法使い
人種・国籍白人 国籍不明
血統純血または混血
誕生日不明
生没年1883年ごろ〜1998年3月(115歳~116歳)
家族大おば:バチルダ・バクショット……有名な魔法史家
出身校ダームストラング (退学処分により中退)
ニワトコの杖(38センチ、ニワトコ、セストラルの尾の毛)

以下、ネタバレ注意



経歴 ※ネタバレ注意

青年期 ダンブルドアとの交わり

.
無題


闇の魔術の教育で悪名高いダームストラング校に通っていたが、同級生を攻撃した事で退学処分となる。
その後、ゴドリックの谷を訪れそこに住んでいた当時のアルバス・ダンブルドアと断金の交りを結び、アルバスと共に「より大いなる善の為に」というスローガンのもと、死の秘宝を探し出しマグルを魔法族の下へ屈服させる計画を練った。その過程で、決して互いに攻撃できなくなる「血の誓い」をアルバスと交わす。アルバスはグリンデルバルドの思想の過激さに気付きながらも、初めて出会った同世代の天才に惹かれてしまう(原作者曰く「恋愛感情を抱いた」)。

しかし、2人が計画を進めるうちにアルバスは妹アリアナの世話を疎かにするようになる(アリアナはとある事情で精神的に不安定となり魔法が制御できなかったため、アルバスが面倒を見ていた)。これに怒ったアルバスの弟アバーフォースはグリンデルバルドと口論になり、やがてアルバスを含めた三つ巴の乱闘に発展。その巻き添えでアリアナが死亡してしまう。

アリアナの死そのものは事故であり、彼女を死に至らしめた原因が3人のうちの誰が放った魔法であったかは不明だが、既にダームストラングでの前科があったグリンデルバルドは咎を受ける事を恐れ国外へ逃亡し行方をくらました。

その後、杖職人グレゴロビッチからニワトコの杖を盗む。

中年期 台頭

格林德沃
Protego Diabolica



1920年代に闇の魔法使いとして台頭。

魔法族によるマグル支配を掲げ、それに賛同する魔法族を率いて反乱を起こした。その究極的な目的は魔法族はマグルから身を隠して生きることを義務化する「国際魔法使い機密保持法」の破棄であり、グリンデルバルドにとっては自らが支配者となる基盤であり、支持者たちにとってはマグルから身を隠す抑圧からの解放を意味していた。

グリンデルバルドは誰よりもアルバス・ダンブルドアを恐れていたとされ、それは最強と言われるニワトコの杖や決して互いを攻撃できない「血の誓い」を持ってしても拭いきれない程の事実であった。グリンデルバルドはダンブルドアが存在するイギリス国内では一切事件を起こさなかったが、ヨーロッパを拠点に勢力を拡大。ビクトール・クラムの祖父を含む大勢の敵対者を虐殺し(これが原因でビクトール・クラムは闇の魔法使いを嫌っている)、またヌルメンガードと呼ばれる城に閉じ込めた。

この年代を舞台にした『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』ではオブスキュラス事件の黒幕として登場。

ダンブルドアの存在ゆえにイギリスでは一切事件を起こさなかったという設定が踏襲されており、イギリスを除くヨーロッパを活動拠点とし、本作ではアメリカでオブスキュラスを解き放つという大災厄を引き起こす。ニュート・スキャマンダーらの活躍で捕縛された。

続編、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』においては、脱獄しフランスに登場。腹心ヴィンダ・ロジエール信奉者を従え、再びニュートらと相見えている。ニワトコの杖を用いたり演説により仲間を集めるなど、前作よりも堂々と活動。

ラストではオブスキュラスであるクリーデンスを自らの配下にし、彼に自身の本当の名前を告げた。

失墜 ダンブルドアとの決闘

Grindeldore
1945, Dumbledore & Grindelwald



1940年代にその力は最高潮に達したが1945年にダンブルドアに敗れ失脚。

勢力が最大規模になった時、ついに無視する事ができなくなったダンブルドアに戦いを挑まれて敗北、結果ニワトコの杖はダンブルドアのものとなったのだった。
二人の戦いは歴史に残る伝説の決闘と語り継がれているが、中にはグリンデルバルドは最初から敗北を予期し白旗を上げていたと証言するものもおり、その実情は不明となっている。

敗北後、グリンデルバルド自身がヌルメンガードの最上階へと収監された。

最期 ヴォルデモートとの対話

数多の屍を築き



ハリポタ本編登場時点では既に改心しており、過去の自身の行いを恐ろしく思い、誤りだったと認めている。

ニワトコの杖を求めるヴォルデモートがヌルメンガードを訪れた際は堂々たる姿勢を貫き、「お前は勝てない」とヴォルデモートの敗北を予言すると同時に緑色の閃光に射貫かれてその生涯を終えた。

その最期の行動はダンブルドアからは「悔悟の念から」、ハリーからは「ダンブルドアの墓を守るため」だと推測されている。
ダンブルドアの耳に届いていた通り、彼が改心していた事は少なくない魔法使いの知るところではあったらしく、最期に闇の魔法使いとしてではなく闇の帝王に立ち向かった魔法使いの一人として逝去した事は後世に伝わっているという。

容姿

青年期『ハリー・ポッターと死の秘宝』

Gellert



中年期『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅

Grindelwald



闇祓い長官として

REAL‧GELLERT GRINDELWALD



脱獄時『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

GELLERT GRINDELWALD



青年期は他人の容姿に厳しい人によれば金髪(ブロンド)の巻き毛、陽気な雰囲気のハンサムな容姿をしていた。
中年期は両サイドを刈り上げ前髪を後ろへ撫でつけ、口髭を蓄えている。(アメリカ魔法省での収監〜脱獄時は髪が伸びている) また、左右の眼の色が異なる所謂オッドアイであり、右眼がかなり薄い青色、左眼が黒色(濃い青色?)である。アメリカでオブスキュラス事件を起こした際は闇祓いの長官パーシバル・グレイブスに変身していた。

能力

魔力

史上最強と言われる魔法使いの一人。
もしヴォルデモート卿という規格外が出現しなければ、史上最強の闇の魔法使いは彼だっただろうと言われている。
ファンタスティック・ビーストシリーズでは正面から闇払い十数人の一斉放火を受けながらも一方的に相手に無双するほどの実力を披露し、並の魔法使いをはるかに凌駕する力量を見せる。

ただし、闇の魔法使いとしての評価はヴォルデモートには及ばず、ダンブルドアもニワトコの杖を持ったグリンデルバルドに対し「おそらくわしの方が少し勝っていると思っていた」とハリーに語るなど、この2人ほど絶対的な存在ではなかった。
ファンタスティック・ビーストでも、隙を突いたニュート(主人公)にあっさり拘束されたり、闇払い数人が張った保護呪文を破る事ができなかったりする。
忠誠心の無いニワトコの杖でさえホグワーツの防御魔法(魔法使いが数百人束になっても壊せない)を一撃で打ち破って見せたヴォルデモートには彼本人の強さは及ぶべくもない。

人身掌握

その一方で、人心掌握術に長けていたとされており、グリンデルバルドはヴォルデモートとはまた違ったベクトルの力を持っていたという。
彼個人の強さはダンブルドアやヴォルデモートに及ばなかったが、相手に「自ら従いたいと思わせる」能力では彼らの上をいっていた。

ファンタビ二作目では巧みな演説により信奉者を増やす姿を見せている。

ちなみに正確なニュアンスで言えば彼が得意としているのは自身の力や容姿による「魅了」というよりは(ダンブルドアは魅了したが)、人々の願いを汲み取り自身の思想へと恭順させる「説得」という側面が強い。

その点で、絶対的な力による恐怖や過去には端正な容姿などあくまで自身への畏怖と崇拝で組織を束ねていたヴォルデモートとは同じカリスマでもその本質に大きな違いがある。

ファンタビの監督ディビット・イェーツは「ヴォルデモートがギャングならばグリンデルバルドは詐欺師」と的確に表現している。

未来視

彼はまた「予言者」(言語ではSeerなので直訳すると視る者、未来視を行う者)でもあった。
原作者はツイッターにてファンの質問に答え、「彼は予言者です、そして嘘吐きでした」と答え、グリンデルバルドが予言者(トレーローニー教授予言などで知られる能力を持つ者)の能力を有している可能性に言及している。

またこの能力で未来を垣間見たためか、ヴォルデモートに対して「お前は勝てない」と断言しており、現実のものとなる。

余談


「人間界の世界大戦」

1945年というアドルフ・ヒトラー死亡の年に彼は凋落している。またドイツ系(ダームストラングはドイツ・ロシア系)であり、演説に優れ自分たちの血統の優位性を説いた独裁者であるという点で2人は似ている。原作者は彼らの敗北が同年に起こっていることは偶然の一致ではないと言明している。

また、グリンデルバルドは第二次世界大戦そして原爆投下を予測しており、ファンタビ二作目の演説時にはその映像を聴衆へ見せている。

「2番目」

本編ではヴォルデモートがいなければ史上最悪の闇の魔法使いになっていたと報道されているグリンデルバルド。しかし、ヴォルデモートの前に史上最悪と言われていた魔法使いは別の人物である。

ファンから「2番目」と呼ばれるこの人物は、原語版3巻における原作者のヴォルデモート評「the most feared wizard in the past 100 years(100年ぶりに現れた、歴史上最も恐ろしい魔法使い)で存在が示唆されている。ヴォルデモートは100年前にいたその人物を凌駕することで、最も恐ろしい魔法使いと呼ばれるようになった。

グリンデルバルド没落からヴォルデモート台頭まではわずか25年であるため、その人物がグリンデルバルドではあり得ない。
なお、少なくとも1718年よりも以前にはアズカバンを築きディメンター誕生に関わったと推測されている人物、エクリジスが最悪の闇の魔法使いと言われていた。

映画版『死の秘宝』との相違点

映画『死の秘宝 PART1』にて10代の頃の写真及び晩年の獄中で登場しているが、グリンデルバルドとダンブルドアの過去は大分カットされている。
映画ではニワトコの杖の在り処を教えており、ヴォルデモートに殺された描写も無かった。

関連イラスト

FantasticBeasts
グリ様
黒の魔法使い
Grindelwald Portrait



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アルバス・ダンブルドア
ヴォルデモート
ニュート・スキャマンダー
パーシバル・グレイブス
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ヴィンダ・ロジエール
クイニー・ゴールドスタイン

純血(ウィザーディング・ワールド)
信奉者
プロテゴ・ディアボリカ
闇陣営
死の秘宝
ニワトコの杖

オッドアイ

中退

ナショナリズム
優生思想
第二次世界大戦
アドルフ・ヒトラー
ポピュリズム
ドナルド・トランプ

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