概要
ゲラート・グリンデルバルドがファンタビ二作目の終盤にて演説をした後に放った闇の魔術。
術者の周りに黒い炎の円を作る、プロテゴ(盾の魔法)の派生。闇の魔術でありながら防御呪文という異色の呪文。
術者に忠実な者は炎に焼かれることはないが、それ以外の者は焼き尽くす。
発生させた後に術者と杖によって、炎を自在に操ることもできる。
呑まれれば人間は一瞬で焼き尽くされ、単独では杖と魔術で一部を弾くことがせいぜいの圧倒的な火力を持つ。
ディアボリカーー「悪魔」を思わせる名を持つ通り恐ろしい攻撃力を持つ一方で、術者の仲間は完全に護られるという二面性が際立つ魔法。
作中では術者であるグリンデルバルドが姿くらましした後も炎は増大を続け、遂には怪物の姿なって暴れ始めるなど、放置すればパリそのものが崩壊しかねない威力を発揮したが、ニコラス・フラメルたち多数の熟練した魔法使いによる「フィニート(魔法を消す魔法)」で食い止められた。
圧倒的な火力や怪物の姿になる点が、本編で登場した物質、呪いの火である悪霊の火と似通っているが、関係は不明。
脚本と異なり映像では明るい青の炎で表現される。おそらく映画の全体的な色調が暗いため、黒い炎では映えにくいとの判断だろう。